▲維新の松井さんのコメントが表題だ。
世界遺産がどうとからしいのだが--。
ただ、松井さんの言いは、やはり方向違いだろう。
天皇陵とは、お墓のことだ。
宮内庁が反対するのは当然としても、筆者の「日本人として感覚」が「おかしいな」と訴えかけてくる。
多くの人達の注目を浴びたいというか、目を引くためにはどうするか—という問題であろう。
それがイルミネーションか。
どうしても、お墓を踏みつけにすることもできないしなぁ。<宮内庁の言い方は、確か、静謐を乱す--だったかな>
やはり、お堀の部分をつかって、水遊びのできるような設備をつくるとか、天皇陵を「借景」として、映えるような遊歩道をつくる—といった方向が正しいのではあるまいか。
以下、新聞から抜粋。
○世界遺産へ「仁徳陵に電飾を」…維新・松井氏
大阪維新の会の松井幹事長(府知事)は、堺市長選を
前に同市で開いた集会で、世界文化遺産登録へのアピール策として、
百舌鳥・古市古墳群の仁徳天皇陵古墳にふれ、「宮内庁がどう
言うかはあるけどイルミネーションで飾ってみよう、中を見学できるように
しようと色んなアイデアを出して初めて指定される」と述べた。
宮内庁が陵墓に指定・管理する古墳は尊厳を保つ目的で、原則、立ち入りが
禁止されている。
集会は、橋下代表(大阪市長)や、堺市長選への立候補を表明している
西林克敏氏らが市民に大阪都構想などの政策を説明する「タウンミーティング」。
松井幹事長は、都構想に反対し、再選を目指す現職の竹山修身市長が、
府と大阪市で進めるイルミネーション事業に参加しないことを批判した上で、
仁徳天皇陵古墳を取り上げた。
▲補足、感想など
松井さんの発言は極論に近いのだろうな。
ともあれ、いろんなアイデアを出して、この仁徳天皇陵をアピールする方法はないか—と考えるという方向には賛成だ。
冒頭でふれたように、ここは、基本的にお墓なのだ。
これを多くの人達が「踏みつけ」にするというのは、いかにも不敬であろう。
やはり、天皇陵の周辺部分をどう人に来てもらえるような魅力ある地域とすることができるかどうか—だろうなぁ。