▲コメディアンであった。
しかし、そんなことより、冒険小説を中心とした圧倒的な読書量を誇る「本読み」として有名だった。
もう、何年前になるのかなぁ。30年くらい前?「読まずに死ねるか」などという本も書いた。
彼の書斎?らしいものが、時々、写真で紹介されるが、本が天井まで積み上げられた危うい状態が印象的だ。
以下、新聞から抜粋。
コメディアン内藤陳さんが食道がんのため、死去していたことが30日、分かった。75歳。
著作「読まずに死ねるか!」などで知られ、「日本冒険小説協会」の会長を務めた。
▲補足、感想など
冒険小説…というのは、日本人にはあまり馴染みがないような気がする。
本場はイギリスかな。
精神的にも肉体的にもタフな男が、様々な困難に耐えて目的を遂げる姿を描写する…とでも言えば、「冒険小説」というイメージが分かってもらえるかなぁ。
内藤さんは、ジャックヒギンズという英国の作家を一押しにしていた。
内藤さんは、市井の大読書人である。大(だい)本読みである。本が好きで好きでたまらない人だった。
慎んでご冥福をお祈りしたい。