▲日本人の父親が子供のロシアのパスポートを申請した。
で。
子供が、日本の国籍を失った。
日本は二重国籍を基本的に認めていない。
また、一旦、国籍を失ったものを回復するということもない。
ロシアの国籍で充分ではないか—とは思う。
まぁ、日本の国籍は、世界最強の部類に入るであろうから、失ったということの「デメリット」も大きいかもしれない。
ハッキリ言って、この日本人の父親がアホなんだろうな。
非常識というか、日本で暮らしていく上で「普通に生きる知恵」のようなものに乏しいのだろう。
覆水盆にかえらず—ということか。
以下、新聞から抜粋。
日本人の父とロシア人の母の間に生まれ、ロシアのパスポートを取得した子どもは、
日本の国籍を失ったことになるのか―。
国籍法の規定に疑問を抱いた両親が
「子どもが知らないうちに不利益を被る恐れがある」として、日本国籍を持ち続けていることの確認を求める訴訟を25日、東京地裁に起こした。
法務省は取材に「こうしたケースでは日本国籍を失ったことになり、
実際に失った人も多い」と回答。
原告側の弁護士は
「同じような問題を抱えている家族は多数いるだろう」としている。
記者会見した父親は「生まれながらの二重国籍だと思い旅券を
取得したが、ロシア国籍取得を申請した覚えはない」と主張。
▲補足、感想など
ロシアのパスポートを申請したことが、国籍としてロシアを選択したことになり、同時に日本の国籍を失ったということだ。
別に、間違ったというか、おかしな話ではないではないか。
要するに、日本人の父親が、子供が成年に達するまでは、二重国籍のままだ—と単純に信じたということだろう。
冒頭でふれた。
この父親の「常識の無さ」が、自分の子供の日本国籍を失わしめた—ということだ。
自分のミスを簡単に「国の仕組みがどうこう」と責任転嫁するな。
日本は二重国籍を認めていない。
一旦失った子供の日本国籍が回復されることはあるまい。