▲それぞれ、国を代表するという立場からは、「言わなければならないこと」「せねばならないこと」がある。
でも、個人という立場からは、「相性が合う」--。
そんな間柄ではないのかな。安倍さんとプーチンさんという人達は。
おそらく。
国を代表する者として、安倍さんはオバマさんよりも、プーチンさんと合うのだ。
まあ、韓国の朴大統領とか、中国の習近平国家主席とは、合わないというか、そもそも、関わりあいになりたくもないのだろうが。
首相も大統領も孤独であろう。
そう言えば、麻生さんが首相時代の小泉さんを評して「あの人には友達なんていやしない、どす黒いまでの孤独だ」と言っていた。
今の安倍さんも、おそらく、どす黒いまでの孤独にじっと耐えているのだ。
そして、プーチンさんも然りであろう。
そして、二人とも愛国者で、それぞれの「大地」と討ち死にを覚悟している—という点で、「共鳴」しあうものをどこかで感じているのだろうな。
以下、新聞から抜粋。
ロシアのプーチン大統領と日本の安倍首相は誕生日プレゼントを交換した。
在日本ロシア大使館が発表した。
「日本の首相はロシア大統領に釣り道具一式をプレゼントした。プーチンは日本の首相に
60歳の誕生日としてグジェリ焼きのティーセットをプレゼントした」。
安倍・プーチン両氏は互いの誕生日(9月21日・10月7日)に電話会談を行い、
祝辞を述べるとともに、二国間問題および国際問題を討議した。
▲補足、感想など
そっけない記事ではある。
冒頭でふれたように、プーチンという人はロシア・ロシア人を代表しているのだ。ウクライナにいるロシア系の人間を捨てるということはできまい。
世界から反発されても、ロシア人をなんとか守りたい—と考え行動する。
安倍さんは、日本・日本人を代表しているのだ。
世界から見て、非常識というか、反発されるようなことに与(くみ)することはできない。
これが、公(おおやけ)の立場だ。
しかし、私(わたくし)の立場は別だ。それが上掲の記事にあるようなことであろう。
数年経てば、アメリカの大統領も交替する。(おそらく、ヒラリー・クリントンさんが大統領になる---)
世界の情勢も変化してこよう。それまで待とう--と両者とも考えているのだ。
とにもかくにも、公(おおやけ)の立場としては、融和は難しくても、私(わたくし)の立場では、「縁」を維持し続けようと努力していることが上の記事から分かろう。
世界を動かすためには、こういうことをしなければならないのだ—ということが理解できる。