▲安倍さんにとって、先の選挙は目論見が外れたものだったようだ。
でも。
これは、日本人なりゃこそ—の話だと思える。
日本人という民族は、エリートと非エリートの差が極めて小さい。
まぁ、それだけ頭が回ってしまうのだ。
選挙の票読みで、自民党が300議席を超えそう—とかニュースにでると、ウ~ん、ここで自民党を一人勝ちさせると、安倍さんはいいとしてもその周辺にいる有象無象が、威張りまくってなにするか分からんぞ—えい、外の政党に票を入れようか--とか考えるのだ。
ここらが、アメリカ人などと違うのだ。
新聞などを読んでいると。
安倍一強時代が続く—ということも分かっているし、戦後レジームというものがもう崩壊して、朝鮮系洗脳工作員達を嫌っていることも確かなのだ。
でも。
320議席を自民党へなんてとんでもない—というバランス感覚が働くのだ。日本人は。
つまり、一挙に左から →右へ方向転換するということを、民主党の政権をみている故に恐れるのだろう。
ここは、謙虚にともあれ、やりたいことはやれるのだ。
その実績の上に立って、国民を納得させるような政治をすればいいことだ。一気呵成なんて考えるな。
以下、新聞から抜粋。
12月14日に投開票が行われた選挙特番『ZERO×選挙』で、
村尾キャスターに切れたことが話題となっている安倍首相。
現役の総理が
生放送で怒りをあらわにするという事態に、自民党側によるテレビ放送用の
演出ではないか、ともささやかれていた。
だが、生放送への出演終了後、現場には安倍首相の怒号が響きわたっていたという。
「300に届かないじゃないか。話が違っているのは、どういうことだ!」
「沖縄は2つ取れるはずじゃなかったのか!」
「枝野は落ちないじゃないか! どうなっているんだ!」
その場にいたという自民党関係者が明かす。
「選挙を取り仕切っていた茂木選対委員長、党幹部に剣幕で怒鳴っていました」
舞台裏でのやりとりに、周囲の人間は凍りついたという。
その理由を、
関係者は解説する。
「解散前、茂木氏は300議席超えに自信をのぞかせていた。憲法改正が悲願である安倍首相は、
その言葉を信じ、自民党が300議席を超えれば、次世代の党、民主党の右派、無所属議員らで3分の2を超えると皮算用していたようです。
そうなれば、公明党の存在は軽くなり、彼らが自民党にすり寄ってくれば
“憲法改正の踏み絵”を踏ませられる。
それが、次世代の党は崩壊寸前となり、
公明党と共産党が議席を伸ばしただけ。
怒りがピークに達し、当たり散らしたのです」
とはいえ、沖縄に関していえば、米軍普天間飛行場の辺野古移設問題を抱える中、
先の県知事選・那覇市長選の両方を落とした最重点地区であるにもかかわらず、
安倍首相は一度も応援に入ることがなかった。
自民党沖縄県連関係者の中には「結局、怖くて沖縄入りできなかったんじゃないか」と、安倍首相に
厳しい視線を向ける者も少なくないという。
与党も到底、“一枚岩”とはいかないようだ。
▲補足、感想など
だから。
日本人てやつは、頭が回りすぎる民族なんだって。
一筋縄ではいかないのだ。
なにかが過ぎようとすれば、反対の行動をとって、バランスを考えるという人間が少なからずいるのだ。
これはもう致し方ない。
でも。
そういう人達は、べつに安倍一強時代を否定しているのではない、戦後レジームの崩壊を否定しているのでもないのだ。
ここは、謙虚に地道に憲法改正の気運を高めるしかない。