2015年9月25日金曜日

日本のgdp600兆円に—と安倍さん。

ここ数十年の首相で、こういう数値目標のようなもの掲げるという話を聞くのは始めてだ。
 これは---と思った。

 ポスト「欧米列強に肩を並べる」ではないのかな—と。
 明治維新以来、日本は、100年先行組である産業革命組の諸国の「背中」を追い続けてきた。
 明治維新から約150年という歳月を要して、ようやく「欧米列強」と肩を並べ、もう、日本の目の前には、欧米諸国という先達の背中さえ見えない状況だ。

 逆に言えば、安倍さん以前の首相達から、こういう「目標」となる数値などがでてこなかったのは、まだまだ「欧米列強」の「背中を追い続けていた最中」であったからであろう。

 つまり。
 「肩を並べた」からこそ、次なる「gdp600兆円」という数値目標を掲げることができたということだ。
 やっと、日本も明治維新の元勲である伊藤・大久保達が願った「坂の上」に到達したのだな。

 以下、新聞から抜粋。

 安倍首相は、自民党の両院議員総会後に記者会見を開き、名目国内総生産(GDP)を600兆円にする目標を打ち出す。
 総裁再選が正式に決まるのを機に、経済優先の姿勢を強調し、「介護離職ゼロ」の実現など社会保障制度改革にも力を入れる姿を示す。

 安倍首相は会見で、成長戦略のさらなる推進で強い経済を作り出すことなどを柱とした、新たな「三本の矢」を表明する。
 雇用・所得の拡大を通じて経済の好循環を回し、引き続き地方創生や国土強靭化を進める方針だ。

 また、女性や高齢者の活躍推進などで労働力を確保するとともに、党総裁選でも公約にした介護離職ゼロの実現や幼児教育の無償化を進め、社会保障改革を加速させる。
 名目GDPは2014年度に約490兆円だったが、今後600兆円まで増やす目標を掲げる。

 内閣府が7月に公表した試算では、実質2%・名目3%以上の高い経済成長率が続く場合、20年度に594.7兆円まで増える見込みだが、総裁の任期である18年度時点では554.3兆円にとどまる。

補足、感想など

 津波対策、国土強靭化、オリンピックなどがこれから続く。
 土木・建築の仕事が継続してありそうだ。

 これらが、gdp の数値を拡大していく。 
 そのあたりを踏まえての発言であろう。

 冒頭でふれた。
 この安倍さんの「数値目標を掲げる」という行為の背景にあるものは、「明治維新から150年」「2014年の戦後レジームの完全崩壊」という現象であろう。

 もう、日本の国民達が、日本にいる朝鮮系洗脳工作員達の「世論誘導工作」にひっかかることはない—と。
 600兆円という数字を掲げても、変な方向へミスリードされることはあるまい。
 まぁ、平易に言えば、「もう背中から撃たれる」ことはあるまい---という読みのもとになされたのだろうな。

 「次なる150年」という新レジーム構築中、また、欧米諸国という先達の背中さえ見えない今、「gdp600兆円」は、日本国民にも分かりやすい「数値目標」であろうと思える。