▲もう、日本車に競争相手などいないな。
ドイツのVWの経営者、フランス、ルノーの元経営者などの態度をみていて、つくづくそう思う。
世界中を日本車が走り回る時代が目の前だろう。
当然、米国もドイツの自国のメーカーを潰すわけにはいかないから、それなりの保護をするたろうが、それでも品質の差はいかんともしがたい。
どこに核心があるのだろう。
結局、 エリート主義 < その他おおぜい主義 ということだろうな。
日本という国は、エリート以外の「その他おおぜい」の知的レベルが世界の中では際立って高いのだ。
これこそが、日本という国の特徴というか、「秘密兵器」なのだ。
そして、このことが、ドイツのVW、フランスのルノーが、日本車に太刀打ちできない理由なのだ。
VW、ルノーの経営者には「自社の製品は、日本車に太刀打ちできない」ということがよく分かっているのだ。
しかし、イエローを相手に、「太刀打ちできない」と公言することができない。100年先行組のプライドに掛けて。
で。
正面からは太刀打ちできないが、裏側でなんとかできないか—という模索が、不正ソフトの導入ということに繋がったのだ。
ところが、経営者は「そんなことは、知らない」という。
そもそも、会社の命運を賭けるような「謀(はかりごと)」に、経営者が関与していない訳がない。
ここに、経営者としての資質の劣化をみる。
この程度の人間が、VWの経営者なのか。
こんなことを言っていれば、必ず、技術者から反撃をくらう。
俺たちを犠牲にして、自分の身の安泰を図るのか? と。
VWの没落は、確実だな。
以下、新聞から抜粋。
ドイツの自動車メーカー、フォルクスワーゲン(VW)の米国部門責任者は公聴会で、排ガス不正は社として決定したことではなく、ドイツ国内の数人のエンジニアが行ったものだと。
同責任者は、43万台のディーゼル車の改修には数年を要する可能性があると。
フォルクスワーゲン・オブ・アメリカのマイケル・ホーン社長兼最高経営責任者(CEO)は下院の調査小委員会公聴会で不正問題について謝罪。
徹底的な調査を実施すると約束。
ホーンCEOは「これは会社の決定ではなかった」と発言。
ドイツ国内の数人のソフトウエアエンジニアが不正を行ったと説明。
ジョー・バートン議員が経営陣は不正を把握していたのかどうか問いただすと、知らなかったとは「信じ難いという意見に私も同意する」と語った。
▲補足、感想など
VWの経営者ってつまらんな。
冒頭でふれた。
どうしても、日本に・日本車に太刀打ちできないのだ—という事実を受け入れることのできない「弱さ」が、この記事の「自分は知らなかった」という言葉に繋がっている。
経営者として、技術者として「劣化」を指し示したものだろう。
で。
冒頭でふれた。
世界中を日本車が「席巻」してしまう—そんな将来が目に見えるようだ。