2020年8月22日土曜日

岩手県知事の「失敗と言っていい」というコメントはいかがなものか

 

核心はなにか。

 コロナウイルスからの感染予防と経済をギリギリ回していくことの微妙なバランスをどうとるか—ということに明確な解答はない--ということだ。

 国とか県とか、背中に背負う単位によって、その単位の代表者の曰くは異なる。

 背負っているものが違うのだから、当然であろう。

 だから。

 微妙なバランスをどう取るかは、「個人の裁量」にまかされているのだ。

 国のいっていることも、県のいっていることも究極、同じだ。

 「個人で情報を集めて、賢く行動してほしい」と言っているだけだ。

 経済を回すというのは、そういうことであろう。

 今、もつ智慧を存分に使って、どんな局面でも経済を動かせる・回せる手法・手段がある筈---といっているのさ。

 以下、新聞から抜粋。

 2020/08/21()

 岩手県の達増拓也知事は21日の定例記者会見で、22日で開始から1カ月となる政府の観光支援事業「Go To トラベル」を「失敗と言っていい」と批判した。

 達増氏は「新型コロナウイルス感染症が収束しないと、期待された効果は出てこない」とした上で「7月中に始めたのは早過ぎた」と述べた

補足、感想など

 上でもふれた。

 ウイルス感染予防と経済をギリギリ回していくことの「微妙なバランス」をどう取るかということは、「個人の裁量」に任されているのだ。

 そもそも、岩手県の県民が、知事のいうことに唯々諾々としたがっている訳ではあるまい。

 知事のいうことが合理性が高く説得力があるなら従うだろうし、合理性が低ければ、そんなもの自分で判断するわ—てな反応が返ってくるだけだろう。

 このブログでなんどもふれた。

 今の日本のその他おおぜいの知的水準は、世界のそれから、頭一つ抜け出している。

 日本人のもつ「叡智」を信じよ。

 日本人のその他おおぜいの叡智にもとづく「個人として裁量」を信じよ。

 このコロナウイルス騒動を最短・最低・最小の被害で抜け出すのは、当然、日本人だ。