2013年9月12日木曜日

カバン屋さんって、どこにあるのさ。

▲妙な表題となった。
 いや、いつも使っているカバンの金具が壊れてしまった。

 で。
 カバンを買おうと思うと、まず、身近にカバン屋ってもうないのだなぁ。
 以前はあったのだが、店舗としてなりたたないようだ。

 それは、デパートの紳士用品にはある。
 これはまぁ、ブランド品でバカ高くで--

 それかというと、ベルトなどと一緒に扱っている店舗では、安物すぎて--
 つまり、帯に短しタスキに長し--だ。

 結局、アマソンか楽天かで選択するしかないか—となった。

 う~んと思う。
 それにしても。
 なぜ、巷から「カバン屋」さんってなくなったんだ?

 おそらく。
 価格-機能比ならぬ「価格-空間比」というものが小さすぎるのだな。
 つまり、価格に対して「空間」を食い過ぎる・取り過ぎるのだ。
 だから。
 単位空間当たりの価格が小さすぎる。

 これなんか、「薬屋」さんと比較すれば分かる。
 薬は、単位空間当たりの価格が大きいのだ。
 だから、繁華街の中でも営業できるのだ。

 逆に、デパートなどで、カバンの価格がバカ高いのはこれが理由なのだな。
 あの価格でなければ、ペイしないのだ。

 ※ついでに、技術者として、少しつっこんでみるか。
 いま、1立方メートルを、1単位空間とする。
 1単位空間での、それぞれの価格を比較してみるとどうなるだろう。

 あ、カバン  → 05m✕ 0.4m ✕ 0.2m =0.04立方メートル
   価格として20000円/個 とすると、 1 ÷ 0.04 =25個
   25個 ✕ 20000円 =50万円/1立方メートル   となる。

 い、帽子   → 0.5m ✕ 0.5m ✕ 0.3m =0.075立方メートル
   価格として5000円/個 とすると   1 ÷ 0.075 =13個
   13個 ✕ 5000円  =6万5千円/1立方メートル

 う、薬(風邪薬) → 0.1m ✕ 0.05m ✕ 0.03m =0.0002立方メートル
   価格として4000円/個 とすると  1 ÷ 0.0002 =5000個
   5000個 ✕ 4000円/個 =2千万円/1立方メートル

   →なるほど、なんとか薬局が繁華街のど真ん中に店舗が構えられる理由が分かる。

 上でふれたアマゾン、楽天などのインターネット上で展開する「店舗」が普及したとき、カバン等というものが一番影響を受けやすい商品だということか。

 でも。
 そんな商品って一杯ありそうだなぁ。
 帽子屋さん、味噌なんかを扱う店舗、裏地屋さん—とか。
 上でふれた、単価が安い割に、空間を食う商品から、店舗を構えての商売ができなくなる—ということなのだな。

 上の試算では、単位空間で100万円/1立方メートルを越さないと無理かな--という感じだなぁ。

 いや、話がとんでもないところにいった。
 結局、筆者はアマゾンでアレコレ考えて、購入した。

 で。
 2日後に、商品は届いた。