2013年9月12日木曜日

マオリ族の温泉入浴を拒否。

これは、「拒否」する方が正しい。
 刺青をしたものは、入浴させない---と。

 部屋には内風呂があるだろうし、そこに入ればいいことではないか。
 例外を認めると際限がない。

 これは、結婚の際に記念に—とか、これはトルコに行ったときに記念に入れたもので--とかなんとでも言える。

 だから。
 「刺青」をしたものは一切入浴を拒否なんだ。

 以下、新聞から抜粋。

 先住民族マオリ女性の入浴拒否 北海道・石狩管内の温泉、顔の入れ墨理由に

 ニュージーランドの先住民族マオリの言語指導者で、日高管内平取町で6日まで開かれた アイヌ語復興を目指す講習会の講師を務めた女性が、石狩管内の民間の温泉施設で 顔の入れ墨を理由に入館を断られていた。
 講習会関係者は「入れ墨はマオリの尊厳の象徴であり、大変残念」としている。
 女性はエラナ・ブレワートンさん(60)。

 講習会関係者ら約10人で8日、札幌市内でのアイヌ民族の行事を見学後、入浴と食事のため温泉施設に行った。
 その際、ブレワートンさんの唇とあごの入れ墨を見た温泉側が「入れ墨入館禁止」を理由に入館を断った。  関係者らが温泉側に「多様な文化を受け入れることが必要では」と再考を求めたが聞き入れられなかった。

 同温泉は、入り口に「入れ墨入館禁止」の看板を設置。
 入れ墨がある人の入浴はすべて断っているという。
 ブレワートンさんは「深い悲しみを感じた」と落胆。

 温泉の支配人は「入れ墨にもいろいろな背景があることは理解するが、一般客はなかなか分からない。
 例外を認めると、これまでの信頼を裏切ることになる」と説明している。


▲補足、感想など

 だから。
 この温泉の支配人が賢い。

 その通りだ。
 どんな背景があるのか、一般客には分からない。信頼を裏切ることになる。
 もう、正論としかいいようがない。

 冒頭でふれたように、部屋には内風呂があるだろう。
 そこに一人で入ればいいこと。

 いかにも、このマオリ族の女性が温泉に入れなかったような記事の書き方だが、そんなことではあるまい。
 記事にミスリードされまい。だまされまい。