2013年6月22日土曜日

韓国は、延長の要請をしない様子。日韓通貨スワップ。

▲この7月3日で通貨スワップ30億ドルは失効するようだ。
 どうしても韓国側から「頭を下げて要請することはできない」ということらしい。
 韓国国内の世論が沸騰することを恐れているのだろう。

 いや、まぁ、韓国政府、韓銀の判断だから、日本人がどうこう言うことはない。
 単に、日韓通貨スワップが「失効する」というだけのことだ。
 これから、韓国は中国との通貨スワップに依存するしかないということ。

 以下、韓国の新聞から抜粋。

 日本が来月3日に満期を控えた30億ドル規模の韓日通貨スワップ協定について、韓国が必要ないとすれば中断することができると明らかにした。
 米国の量的緩和縮小に全世界でドルの流出の懸念が大きくなる中で、 韓国政府が要求しない限り、通貨スワップを延長しないという最後通牒を送ったわけだ。

 日本政府の菅義偉官房長官は、 ウォン円通貨スワップ延長するかどうかの質問を受けて "期限を迎えるまでに必要がある場合は延長するが、韓国側があまり必要でないとすれば、 日本なりに判断する"と答えた。  菅官房長官は、取材陣が "日本側は必ずしも必要としないのか"と質問すると、 "日本はそのように考えている"と述べた。

 ウォン円通貨スワップが韓国に有利なもので、日本には利益になることはないと。
 日本の産経新聞は "韓国の要請がない限り、延長しない"という日本政府の立場を報告している。
 産経新聞報道後、金総裁は "日本側から"韓国側から要請があれば "との日本側の立場に "適切な表現ではない"と不快感を露わにした。

 菅官房長官の発言以降、韓国銀行関係者は "2005年韓日通貨スワップの締結は、両国の中央銀行の金融協力の目的でなされたこと"としながら "現在の韓国の経済状況や30億ドル規模の円資金の通貨スワップ規模を考えると 韓国側から日本に要求する状況ではない "と。


▲補足、感想など

 ---産経新聞報道後、金総裁は "日本側から"韓国側から要請があれば "との日本側の立場に "適切な表現ではない"と不快感を露わにした。---か。

 韓国という国は、自らのプライドの高さで、自らを窮地に追い込む国なのだな。
 結局。
 --韓国側から日本に要求する状況ではない---か。

 で。
 韓国側から延長を要請しないということ。 → 通貨スワップは失効するということ。

 とうとう結論が出たようだ。
 日本は韓国経済の推移をじっとみていよう。