2013年11月25日月曜日

日中が開戦したとき、中国を支持してくれる国はどこか。

表題のどこに「面白さ」を感ずるのかな。
 中国という国の「情勢の分析力の甘さ」を感ずるのだろうなぁ。

 核心は、結局、中国人の「知的正直」への軽視というものが、どこどこまでもついて回る—ということなのだな。
 つまり、ご都合主義でものを考え、ご都合主義で行動した結果、にっちもさっちもいかなくなった。
 で。
 更に「瀬戸際外交」<北朝鮮とそのやりかたがそっくりだと思わないか>に「ご都合主義」で、踏み込んだものの、さっぱり、ことがいい方向へ展開していかない—ということだろう。
 更に、更に、悪い方向へ悪い方向へ、ものごとが展開していく。

 中国は、日本とことを起こす—というのは余程、覚悟しなければなるまい。
 これは、習近平さんの「クビ」がかかっている—そんな感じだな。

 ともあれ、まず、中国の新聞から抜粋。

★日中が開戦した場合、わが国を援護してくれる国は2カ国のみ=中国
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 尖閣諸島をめぐり、日中関係の悪化が続いている。
 中国は、尖閣諸島を 含む東シナ海に「防空識別圏」を設定したと発表したが、これによって日中の東シナ海をめぐる 対立に新たな火種が持ち込まれた。
 中国メディアの米爾網は、「尖閣諸島をめぐって日中が開戦した場合、中国を援護してくれる 国はパキスタンと北朝鮮の2カ国しかない」と報じた。

 対インドという点で利害が一致している中国とパキスタンは20054月に軍事や安全保障、経済、 政治などの分野において「善隣友好協力条約」を締結している。
 中国の李克強首相が135月にパキスタンを訪問した際、パキスタン側は中国が抱えるすべての 問題において中国と同じ立場を取るとし、「中国に対する主権侵犯はパキスタンへの主権侵犯と 同様である」と主張した。

 また、中国のもう1つの盟友は北朝鮮だ。
 中国と北朝鮮は1961年に「中朝友好協力相互援助条約」 を締結しており、一方が武力攻撃を受けた際にはもう一方が即時かつ全力の軍事援助を提供する ことが定められている。

 近年、中朝関係は悪化の一途をたどっているが、それでも北朝鮮は中国にとっての「盟友」と 言っても差し支えないだろう。


▲補足、感想など

 盟友か。
 盟友だから、日本とことを構える—と思っているのか。

 記事のパキスタンが日本にケンカを売るというバカなことをする訳があるまい。
 パキスタンにとって、なんのメリットがある?

 記事にある-- 中国に対する主権侵犯はパキスタンへの主権侵犯と 同様である—という文言を信じているということか。
 バカな。この呆れた「中国の分析力」をみよ。

 また、北朝鮮が盟友って。
 世界の最貧国だぞ。戦闘がどうたらって。お金のかかることなのだ。
 砲弾だって、燃料だって、お金がなければ買えないし、作れない。

 まぁ、ロシアが盟友だとか思っていないところが、トコトン、お馬鹿ではない証拠ではあるなぁ。
 だって。
 ロシアのプーチン大統領は、中国の習近平国家主席のことが嫌いだし、バカにしている。

 プーチン大統領は、愛国者だし、ロシアの大地と「討死」を覚悟している人だ。
 そんな人が、中国の習近平国家主席のように「危なくなれば、国外へ逃げ出す準備をしている」国家指導者というものを認めるわけがない。
 こんなヤツとは一緒に仕事はできない—と心底、思っているのだ。

 いや、話がどこかへいった。

 話を戻せば、仮に日中が開戦しても、中国は単独で戦うしかないし、争いの中心は、 中国 vs 日本+アメリカ という形となる。

 いや、ロシアとインドも北から、南から中国を牽制してくるだろうな。
 だって、「負け組」に与(くみ)するわけがあるまい。

 この情勢の分析力の甘さは、中国の指導者のもつ資質であろうし、その背後にある中国民族のもつ「知的正直への軽視」と言う「宿痾」が原因だろう。