2014年10月18日土曜日

死刑執行をしない人は法相になるな—と鳩山さん。

これは、と思う。
 鳩山家の名誉を回復するような言葉だな。
 兄ったって、別に鳩山家の血筋でもない人間に、鳩山の名前を名乗られ、さんざん鳩山家の名誉を傷つけられっぱなしの状況にさぞ、腹が立っていることだろう。

 鳩山一郎さんも、戦争直後の自分の判断で、ここまで鳩山家の名前が地に落ちるとは思ってもいなかったろう。
 篋底のsさんと約束さえしなかったら—と後悔しきりだろうなぁ。

 いや、話がとんでもないところへ。

 法相の話だった。
 鳩山さんの言い方はちょいと生温いな。

 死刑執行を日本国・日本国民を代表して決断し、その責めというか責任を自分一人ですべて負う—という覚悟のないものは「法相」となってはならない--ということだ。

 谷垣さんという人は、自民党総裁としての「能力」は今ひとつだと思った。
 でも、法相としては惚れ惚れするほどの「覚悟」をもった人だった。

 犯罪者とはいえ、人一人の命を奪うのだ。
 日本国を代表して、日本国民を代表して、法を執行する機関を代表して、自ら決断し執行に押印するものであろう。
 上で言ったように、責めを自分の中ですべて負う—という覚悟なしにできるものではない。

 その覚悟のないものは、そもそも法務大臣になってはならない。引き受けてはならない。
 数年前、民主党政権時代に、江田なんとかという法相がいたが、上でいう日本国民を代表する—という意味がどうしても理解できない人であった。

 「代表する」という意味が理解できないなら、そもそも国会議員などになるなよ。
 国民も「自分達を代表する覚悟」のない人間を議員として選出してはなるまい。

 以下、新聞から抜粋。

 鳩山邦夫元法相は、死刑制度に関し、「いろんな 倫理や宗教観などで死刑執行しない人は絶対に法務大臣になるべきでない」と。
 鳩山氏は約11カ月の在任期間中、死刑囚13人の死刑を執行 している。

 鳩山氏は「三審制で死刑判決が出るような残虐なことをした人間は、更生は 全く関係ない。それだけの報いを与えなくてはならない」と語った。


▲補足、感想など

 谷垣前法相のコメントをご紹介したい。
 --ここから--
 執行は今年4度目。
 2~4か月に1回のペースで計8人の刑を 執行した谷垣法相は記者会見で、死刑に批判がある ことについて「死刑は国民が支持している。現状、死刑制度を 維持していくことに変わりはない」と述べ、今後も粛々と執行を 続ける姿勢を示した。

 「いずれも身勝手な理由で人命を奪っており、遺族にとっても 無念この上ない事件だ」。
 法務省で記者会見した谷垣法相は、 淡々とした表情で執行の理由を説明した。

 --ここまで--

 記事としては、そっけないものとなっている。
 それは、逆に谷垣さんの「覚悟」が本物である証拠だ。

 冒頭でもふれた。
 日本の国民を「代表」して、執行するのだ。そして、その「責め」を自分自身の中で「生涯、背負っていく」という「覚悟」のない人間は、法務大臣となってはならない。

 現在は、松島さんという女性か。
 上でつらつら述べたような「覚悟」を持っているのかな。
 その「覚悟」がないなら、法相を辞任せよ。そもそも、法相を引き受けてはならない。