▲どこにおかしさを感ずるのかなぁ。
まず、河川って、国土を管理する上で、一番大切な部分なのだ。
だから、河川部分は、ほぼ国有地だ。
表題の「設置工事」が私企業でなされたものであれば、そこは国有地ではない。
個人ないし私企業の所有の土地であり、つまり、河川ではないのだ。
表題で、堤防の決壊と書いたが、こんなこと今の日本では簡単に起こることではない。
河川の断面積をみれば、河川で流せる量が分かる。
過去100年位の降雨量などのデータが日本では蓄積されているだろうから、降雨量✕面積 で流れてくる水量は予測できる。
ましてや、その数字に安全率を乗ずるというか余裕をもたせている筈であるから、少なくとも従来の降雨量では、堤防は決壊などしない。
じゃ、なぜ堤防が決壊したか—ということだが。
過去100年では経験したことのない降雨量だったから—という理由となる。
話はそれるが。
空気中に炭酸ガスの割合が増えると、気象が「過激に振れる」のだ—ということは、随分昔から言われていたことだ。
別の言葉で言えば、「温暖化」すると、気象が過激に振れる—ということだ。つまり、雨も風も大きくなるということ。
発電を火力から原子力に切り替えよう—とした背景には、空気中の炭酸ガスをこれ以上増やすまい--という理由があったはず。
なぜ、炭酸ガスが増えたのだ? となると。
まぁ、地球規模のことであるから、簡単には言えないとしても。
まぁ、地球規模のことであるから、簡単には言えないとしても。
一つは、中国の石炭等を燃やした排出ガスが理由であろうし、また、原子力発電がストップしていることもあるのかもしれない。
ながながと書いたが、こうして「堤防は決壊」したのだ。
だから。
表題の河川でもない場所で設置工事をしたから云々は、ちょいと的が逸れていないかな—と感じた。
以下、新聞から抜粋。
「家が流されている」。
決壊場所の近くに住む農家、oさんは、自宅2階で滝のように川から水があふれ出すのに気づいた。
目の前の道路を壊れた住宅や大木が流れていく。
「これはまずい」と思ったが、すでに自宅の階段の途中まで浸水していた。
周囲には、電柱に登って助けを求める人や軽自動車の天井に乗って流されていく人が見えた。
自分も屋根に。自衛隊のヘリコプターに手を振り、救助された。
「2階にいたら助かると思っていたが考えが甘かった。鬼怒川がこんなことになるのは見たことがない」と。
同市の農業、oさんは、決壊の瞬間を目撃。
水門の様子を見に行くと、対岸の土手が崩れて土が露出し、波しぶきが上がっていた。
えぐられた堤防はみるみる壊れ、民家が徐々に傾いて波にのまれた。
集まっていた近所の人らが「あー」とおびえた声を上げる。普段は穏やかな川面が何メートルも盛り上がり、流れに耐えた住宅も、
かろうじて屋根が見えるだけだった。
現場周辺では、取り残された家屋からヘリコプターやボートで救助される光景が至る所で見られた。
1時間以上にわたって電柱にしがみつき、手を振り続けた男性もいた。
市内のスーパー「アピタ石下店」では来店客と従業員計約100人が取り残された。
運営するユニーによると、午前10時15分ごろから浸水が始まり、15分ほどで腰の高さにまで水位があがった。
客らは2階に避難し、従業員が社員食堂などを開放して救助を待った。
鬼怒川から約1.5キロメートル川から200メートルほど離れた若宮戸地区に住む男性は「2方向から水がどんどん押し寄せてきた」と振り返った。
男性によると、近所の土手を水が越えてきた。
土手は2~3階建ての住宅ほどの高さがあったが、昨年ソーラーパネルの設置工事で削られ低くなった。「大雨が来たらどうなるんだと地元で話題になっていた」と。