▲表題は、麻生さんがコメントした中国の上海株式市場への介入のことだ。
麻生さんらしい皮肉っぽい言い方ではあるが、要するに「アホだろう」--と言っているのだ。
株式市場に介入する---って、発想がなぁ。
中国はどれだけのお金を失ってしまったのだ?
日本の年間の国家予算の数倍にも相当するものだろうに---。
さっさと株式バブルを潰してしまい、その後処理にそのお金を使えば、それなりに中国に資産として残るものを---。
中国人のこの促成主義というか、地道に小さいところから練習して、段々大きくするという発想がないのだな。
もうかりそう—とか、これでうまくいきそう--となると、もう、歯止めがきかなくなるのだなぁ。
あの揚子江につくったなんとかダムと同じだな。
下手をすれば、上海という都市丸ごとを破壊してしまうような巨大ダムをさほど検討もせず、作ってしまう—あの感覚。
あぁ、効果もさほどない万里の長城を作ってしまう—感覚に通じているのだな。
どこに核心があるのかなぁ。
科挙制度の名残か。
科挙制度というものが悪いとは思わないが、試験の中身が「文系」に偏っているということだろう。
ないしは、科学性とか合理性というものを歴史的に軽視しているということなのだろうな。
そこにこそ、今回の中国の不動産バブル崩壊、株式バブル崩壊への中国人の対応の仕方の偏頗さに如実に表れているということだろう。
以下、新聞から抜粋。
麻生財務相は、20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議後の記者会見で、上海株式市場の乱高下をめぐる中国当局の対応を「普通の国ではないような市場介入だった」と批判。
G20共同声明に盛り込まれた金融政策の透明性向上や市場との対話を進めるよう求めた。
G20での中国側の経済問題に関する説明は「もっとはっきり言えば、という所もなくもない」と述べ、十分ではなかったとの認識を示した。
一方、会見に同席した日銀の黒田総裁は「各国が経済情勢に沿った対応をすることで、世界経済はバランスの取れた持続的な成長を遂げられる」と述べた。
▲補足、感想など
なにか言い方ばぼんやりしているが、両人とも「中国人ってアホだろう」--と言っているのだ。
資本主義というものを理解していない—というか、資本主義と社会主義をなんの合理性もなくつき混ぜた「ぬえ」のような自国のシステムにしたのは中国人だ--と言っているのだろうな。
ために、日本の数年分の国家予算相当額を溶かしていまい、中国人の年金すらもなくなってしまったのではないのか。
実は、中国のバブル崩壊及び後処理は、これからが本番なのだ。
これから、中国は10年以上も厳しい現実と向かい合わなくてはなるまい。