▲馬鹿馬鹿しい話ではある。
中国の上海株式市場への介入を批判したことで、どうとか—とか。
あれ、本当のことを言ってはならないのか。
日本の国家予算の数倍にも当たるお金を溶かしてしまい、失ったことを指摘すると日本が孤立するのか。
ふん、と思う。本当のことではないか。
日本が孤立しようがどうだろうが、別にかまいはしない。
以下、新聞から抜粋。
麻生財務相は中国の金融市場の安定化策を批判し、20カ国・地域で日本が孤立した格好となった。
アンカラで開かれたG20財務相・中央銀行総裁会議で、大半の当局者は中国が経済の移行に伴う混乱を最小化する計画の説明を歓迎したが、麻生財務相は説明が十分ではないと語った。
出席した2人の当局者が語ったところによると、中国の計画に不満を表明したのは麻生財務相だけだった。
サウジアラビア通貨庁のファハド・ムバラク総裁は
アンカラでのインタビューで、中国の問題が誇張されていると指摘。
「われわれは中国が改革の道を歩んでいると確信している」と語った。
中国人民銀行の周小川総裁は会議で、中国当局が金融システムの安定化のために行動を取っていると述べるとともに、
長期的に人民元が一段と下落する理由はないと指摘した。
中国人民銀の朱氏はインタビューで、「会議の雰囲気は非常に良好だった」と指摘。
「参加者の大半が非常に率直で建設的な議論をわれわれと交わしたと思う」と。
▲補足、感想など
一体、なんだろうなぁ、この記事。
麻生さんが、中国のエセ資本主義ぶりを、率直に指摘しただけではないか。
G20の後の18の国の代表は、中国の顔色をうかがっていたということなのか。
ふ~ん、麻生さんのキャリアをしらないのか。
2008年の秋、アメリカが震源地のリーマンショックが発生して、世界的な金融不安が起こった時、世界でこの金融不安を解決する「方向」を示せたのは、世界の首脳のうち、麻生さんだけだった。
2009年の春にかけて、麻生さんが主導的に動いて、なんとかアメリカを中心とした安定策を示し、このリーマン・ショックを大きな破綻もなくクリアしたのだ。
そうか。
中国の不動産バブル崩壊、株式バブル崩壊—というタイミングで、なにかモノいえるとしたら、麻生さんしかいない訳か。
今は、2008年の秋と類似した状況であったということなのだな。
そして、キーマンである「麻生さん」が、言うべきことを言った—ということか。