▲市域を流れる河川の堤防が決壊したとき、最終的にポンプアップしなけば、水が引かない場所が存在するってどういうことなのだろう。
地域を流れる河川が天井川(てんじょうがわ)—ということなのか。
河川の通常時での水位より低い土地が常総市においては、結構大きな面積で存在しているということなのか。
これは、つまり、常総市という市が持つ「弱点」ということであろう。
すると、この常総市でものを考えるとき、この「弱点」に留意しなければならない—ということなのだな。
で。
表題の疑問を繰り返そう。
この常総市での「グランドデザイン」って、誰が考えたのだろう。
例えば、浄水場を設置する場合、上でふれた「弱点」が視野に入っていたのだろうか。
以下、新聞から抜粋。
2015/09/22(火)
◆茨城・常総
約7400世帯の水道が仮復旧
今回の豪雨の影響で、茨城県常総市では浄水場が稼働できなくなり、市内の7400世帯で水が出にくい状態となっていましたが、
県の災害対策本部は、21日までに応急的に修理した、
各世帯に水を送るポンプが、正常に稼働することが確認でき、水が供給できるようになったと発表しました。
しかし、県や常総市では、現時点ではあくまで「仮復旧」だとして、水質が安定していないため、飲み水としては使用しないよう呼びかけるとともに、水の量が不足しているため、節水への協力も求めています。
▲補足、感想など
冒頭で「天井川」という語句を出した。
通常のままでは、排水できない土地というものは、日本でもアチコチある。
だからこそ、天井川という言葉が存在しているのであろう。
歴史的なものであり、市民からすれば、誰でも知っている常識なのかもしれない。
それでも、今回の水害では、浄水場すらも水没するとはどういうことなのだろう。
<いや、なんらかの対策をとった上でも、なおかつ、想定外の降雨量で水没したということもありうるか?>
筆者は、そこに疑問をもつ。
技術者なら、かさ上げして、河川の水位よりは、高いものとするというのが、常識ではあるまいか。
普通、そう考えるであろう。
なにか、常総市って、こういう基本的なことを考える技術者をバカにしているのではあるまいか。
技術者なら、まぁ、普通、そう提言した筈だ。
それを、100年に一回起こるかどうか分からないような災害を想定したって無駄だ—とか、トップが予算の節減のために、かさ上げ無用とかを決めた--ということがありそうだな。
<いや、なに一つ確かな話ではない。飽くまで筆者のポンプアップしなければ、水の引かない土地という動画を見たことからの想像だ>
<いや、なに一つ確かな話ではない。飽くまで筆者のポンプアップしなければ、水の引かない土地という動画を見たことからの想像だ>
だから。
表題でふれた。
市での全体のグランドデザインって誰が考えているのだ?