2015年11月12日木曜日

三井住友建設の社長ってアホだ。

いや、失礼な言い方だということは十分分かっている。
 でも。
 こう言わざるをえない。

 普通の人達には、建設業界の下請けも孫請けも分かりはしない。
 外から見た時は、三井住友建設という会社が施工しているのだ—としか受け取られない。

 下請けがどうたら、孫請けがどうたらなんぞ、「三井住友建設の内部のこと」ではないか。
  旭化成建材が契約したなんとかテクノロジーとかいう会社は、どこと契約していたのだ?
 施工主が個々の会社とそれぞれ別に契約していたのか?そうではあるまい。
 もし、下請け・孫請けの会社がミスをしたのなら、元請けの会社の選定ミスということではないのか。
 まぁ、三井住友建設の会社の「会議室」でなら、下請けがどうたら、孫受けがどうたら、罵倒し、喚き散らせばいいさ。

 他者から見た時、そんなこと知ったことではない。

 だから。
 この場合、元請けの会社としては、施工管理に不備があり申し訳ありません。今後はこのようなことが起こらないよう、管理をきっちりします—という「言い方」しかないのだ。

 また、旭化成も前に出過ぎだ。飽くまで三井住友建設の孫請けではないか。
 表にそれだけ出る必要があったのか。
 元請けである三井住友建設との間で協議させて頂きます---という表現に終始すべきなのだ。

 以下、新聞より抜粋。

 横浜市内の傾いているマンションの元請けだった三井住友建設が、初めて記者会見を開き、杭打ち工事のデータ改ざんについて「裏切られた」と孫請けだった旭化成建材の責任を強調。

 「杭工事の不具合、データの流用など見抜けなかったのは、元請け会社である当社にとって、 誠にざんきの至り」(三井住友建設 永本芳生副社長)

 横浜市内のマンションのデータ改ざんが発覚してからおよそ1か月経って、「三井住友建設」は記者会見を開き、「深くおわび申し上げる」と陳謝。

 マンションの建設で元請けの立場だった三井住友建設は、杭の不具合やデータの改ざんを見抜けなかったことについて「管理責任があった」と認めた一方で、「管理を日々行う過程で落ち度は必ずしもあったわけではない」と弁明した。

 さらには「裏切られた」、杭打ち工事の段階で固い地盤に届いていないことを「報告してもらわないといけない」と、孫請けだった旭化成建材側の責任を強調。
 三井住友建設の管理体制について国土交通省関係者は、「落ち度がなかった、などとなぜ言えるのか。それを今まさに調べている最中だ」と指摘。


補足、感想など
 冒頭でふれた。
 元請けがすべての責任を負う---というのが正しい判断だし、正しい対応だ。

 だから。
 この三井住友建設の社長、副社長は、いずれ辞任に追い込まれよう。
 冒頭でふれた。
 「すべての責任は、三井住友建設にある」---という言い方しか三井住友建設の社長・副社長としての言い方の選択肢はなかったはずだ。

 実際にどれだけの負担を負うかは、それは三井住友建設と下請け、孫請けの間で、協議して決めればいいこと。
 それは、表面に出るような話ではあるまい。

 旭化成の社長は、表面に出すぎた---という言い方もできよう。
 慣れていない—ということもあろうが、ちょいと焦りすぎ--だと感じる。
 社長の回りにたいしたブレインが居なかっただろうな。
 でも、少なくとも三井住友建設の社長・副社長より好感がもてる。

 逆に、三井住友建設の社長・副社長の「出来の悪さ」が目立つ。
 いずれは、辞めざるをえまい。