▲中国国内で流通している人民元には偽札が20%?ちかくもまぎれこんでいて、堂々と通用しているという。
そういうアブナイ通貨を「基軸通貨?」とimfは認めた—ということであろうが、そこにimf
のどういう思惑が、また、不動産バブル・株バブルの崩壊に苦しんでいる中国にとってどういう思惑があるのだろうか。
このあたり、筆者の知識だけではこの現象の向こう側が見えない。
掲示板で、ふれていたのでそれをご紹介したい。
まず、記事から。
中国の人民元
円を第3の主要通貨に 12月1日
IMF=国際通貨基金は11月30日の理事会で、中国の通貨・人民元を世界の主要な通貨に位置づけ、加盟国との間の資金のやり取りなどに活用していくことを決めた。
人民元はドル、ユーロに次ぐ、第3の通貨に位置づけられ、第4の通貨となった日本の円を抜き、国際的な通貨システムのなかでも中国の存在感が高まることになります。
IMFは、世界の加盟国が資金不足に陥る非常時などに備え、ドル、ユーロ、イギリスのポンド、日本の円の世界の4つの主要通貨を組み合わせた特殊な資産「SDR」を作り、加盟国の間の資金のやり取りなどに活用しています。
▲補足、感想など
ボンヤリ、記事を読んだだけでは、どうということもない。
でも、これは中国という野生というか野放図な「虎」(不動産バブル・株バブル崩壊で窮地に陥っている)を、お金という「鎖」でしばりつけて、躾をしようという企みのようだ。
掲示板の書き込みを転記してみよう。
--ここから--
◇中国経済がヤバイから、支えるためにこんな事をしてる…
SDR入りのニュースが流れてるのに、上海市場は下落を政府が買い支えてる状態
◇逆、逆!
IMFは欧州利権。欧州人が中国に甘くない。
人民元が世界通貨となるということは、欧州による「世界基準」を中国に押し付け、中国を世界に「再編成」させるということ。
今回のことをアメリカや日本が通したのは今、実質崩壊しつつある中国を解体し再編成するため。
◇これが罠だってことに気づいてる奴は少ない。
中国の人民元を変動相場制に移行させることに等しい。
次は、中国の過剰債務整理で国営企業を売却させる。着実に誘導して政府と経済を切り離していってる。
◇馬鹿だな。
まず中国が来年の10月に国際通貨になることになりましたとぶち上げる。
そしてこれから10カ月に渡って中国をいたぶるんだろうが。
「中国くん、国際通貨は変動為替にしなきゃいけないんだよ。」
「中国くん、国際通貨になるならGDPをきちんと計算しよっか?」
「中国くん、あのさ、国際通貨になるなら軍事的緊張はよくないんだよ。」
「中国くん、それでね・・・・」
「中国くん、それからね・・・・・」
「中国くん・・・・・」「中国くん・・・・」
中国「うわああああああああああああああああああ
残念ながら中国の元のSDR採用は延期となりましたってシナリオと見た。
◇その通り。
国際通貨になるということは、国家の透明性を求められるということ。要は中国共産党の透明性ということになる。
現状ではほぼ無理。
(ドル建ての債務を人民元で返済、これが一番の目的と思われるが…)
◇なんか、中国共産党の連中は、これでドル債務を人民元で支払うことができるって、ホルホルしてるような気がする…
◇中国の思惑としては、元をドルやユーロの代わりとして使える通貨にすること。
つまり、中国の企業が抱えるドル債務を人民元で支払い可能にするってことなのか?
そんで、欧米の思惑としては、自分達が抱える人民元を無制限にドルやユーロに交換可能な通貨にしたいってことなのかぁ?
◇人民元がSDRになればドル債務を人民元で返済可能になるって
中国首脳部がイギリスあたりに信じ込まされてんじゃないの?
それで、人民元がドルと交換しやすくなったスキを突いて、欧州勢が貸し込んだ債権をドルに替えて回収しようとしてるとしか思えないんだけど…
◇これはその通りでしょ。
SDRに組み込まれたことで中国のドル債務の不履行はほぼ無くなった。
中国に投資していたアメリカ人にとってもこれは利がある話。
中国はリーマンショック以降ずっと新興国にもSDRの引出し権を与えて欲しいと訴えていたから、
その念願を最高の形で実現することになる。
引き換えに通貨安誘導が事実上不可能※になる。
※SDR通貨バスケットに組み込まれたことで元を安値に誘導したところで、
同じ通貨バスケットに属するUSD、ユーロ、ポンド、円も連動して下がってしまうから意味が無い。
◇人民元がSDRに成ったわけじゃなくて、来年の秋にSDRに成る予定で
SDRに成るにあたって色々なことがIMFから要求されるわけでしょう?
その中で、もっと容易にドルと交換できるようにすることも要求されるわけだし。
そうなったら、今のドルペック制だと金庫の中のドルが空っぽになるまで
ドル交換が続いて、人民元とドルの交換停止を宣言せざるを得ない状況に追い込まれる可能性がある。
かといって、共産党の管理から離れて市場の意思で値段が決まる変動相場制は、認めたくはないだろうし…(来年10月まで中国持つのかな?)
◇一番肝心な来年10月1日から認めるという文言が削除してあるからな。
これは来年の10月1日までに中国はデタラメ直せよという事。
◇元が国際通貨になっただけで喜んでるやつバカなの?
今までの中国の為替操作のようなデタラメなことができないということだ?
為替市場の審判受けて良いことも悪いことも中国経済にもろに影響するってことだぞ?w
◇IMF「来年の10月までに変動相場制にしてね~ あと経済指標の捏造は許しません、できないならこの話ナシで・・・」
中国オワタ・・・
変動相場制になれば通貨危機、主要通貨の話がおジャンになれば信用ガタ落ちで、同じく中国は沈む。
IMF・・・相変わらずエゲつないわー まさしくハゲタカじゃー
◇12月に米国利上げ、巨額のドル建て債の償還と株価維持のための米国債売り等、今後どうなるんでしょうねえ
来年の10月まで穏やかに過ごせるとは思えない
◇間に合うのかな...。AIIBにSDRとあの手この手で延命政策。ドルが凄い勢いで枯渇してるのだけは分かる。
◇これから1年来年の正式採用までに自由相場に移行出来るかどうかだ
それを拒めばSDRから出たルーブルみたいになる
やれば売り浴びせかデフレは確実
今日既に人民元にもコモデティにもチャート(特に金融商品の債権の紙切れ)の価格見とけよ
新興国道連れ必至だぞ~
◇金男ですら1兆円以上の資金を回収、
外貨準備額も減る一方 米国債も日本の方が多くなった
欧米金融機関も軒並み撤退回収
◇元安・ドル高・利上げで更にドル高・で、ドル建て債償還
さあ耐えられるかな?
(中国経済を成長させたこと自体が最初から策略だったというオチ)
◇今回の件はアメリカさんが「しめしめ」と仕掛けた罠だと思うけど。
日本のプラザ合意の時みたく外圧で市場開放出来なかったが、この中国政府のプライドをくすぐる方法なら中国政府は乗らざるを得ない訳で。
為替操作や介入出来なくなるし、中国政府は本当に大丈夫なのかね?
まぁ、人民元買わなきゃ大暴落の影響も受けないしね。
資産をリスクの高い人民元で保有するお人よしなんて日本人くらい
◇おまえら、アホ過ぎる。
中国の現状を分析すると
AIIB → バスは止まったまま半年放置状態
南シナの人工島 → 米軍が睨み効かせたらなんもできなくなった
中国経済 → インチキGDPで絶賛偽装中
中国金融 → シャドーバンキングの数百兆円の負債は手つかずのまま
中国製造業 → 外国企業が工場をタダ同然の捨て値で売却して撤退
で、SDRってのは元を決済に使えるようにするってこと。つまり中国資産をどんどんドルやユーロや円に変換できるようになるってこと。
SDRは中国の国力が素晴らしいと認めたのではなく、最後に搾り取るための搾乳機の役目だ。
◇見当違いも甚だしい。
欧州が肥え太った豚のような中国を解体するという話だ、これは。
中国を肥え太らせたのは外資。欧米日だ。
アメリカの金融兵器であるGSがBRICsを持ち上げ、どの豚が一番太るか競争したわけだ。
これは第二の阿片戦争。
欧州がなぜAIIBにいち早く参加表明したのか?
IMFがなぜ人民元をSDRに組み込むと言い出し、アメリカや日本がそれをスンナリ通したのか?中国のロビー活動とか報道されているが、欧州人は甘く無いぞ。
豚の解体で、「不要なもの」は取り除かれ、上等な肉が選ばれる。
そしてまた外資からの投資で「新生」中国はピカピカにされ新たな養豚場となっていく。
◇どいつもこいつもわかってないな
これは日本にとって最大のチャンス
--ここまで--
そういえば、麻生さんが、中国人民元のsdr入りを賛成していたな。
麻生さんは、上の書き込みのような「見通し」をもっていたのであろう。
この金融というツールを使った世界の「冷酷さ」「酷薄さ」を見よ。
そうか、欧州の金融機関はユダヤ人達の世界か。
シャイロックのようなユダヤ人の銀行員が、奥まった執務室から顔を覗かせていそうだな。
金がないのは、首がないのと一緒。
ユダヤ人からお金を借りて、返せないとなるとなにされるか分からない--その恐怖に中国人が震えているということだろうなぁ。
そうか、欧州の金融機関はユダヤ人達の世界か。
シャイロックのようなユダヤ人の銀行員が、奥まった執務室から顔を覗かせていそうだな。
金がないのは、首がないのと一緒。
ユダヤ人からお金を借りて、返せないとなるとなにされるか分からない--その恐怖に中国人が震えているということだろうなぁ。
※追記。
そう言えば、伊藤忠商事での中国語学習の件が記事に出ていたな。
これから1年近く、imf
は中国をイタブルのであろう。
混乱こそ、商売のタネだ。
例えば、中国でgdp の計算をキチンとやれ—とかimf
に言われれば、当然そういう技術の要員とか講習が必要だ。そこで伊藤忠商事がでてくる。
中国の報道官のヒステリックな言い方とか、王毅外相のような尊大な言い方で、他国の理解を得られるのか—とかimf
に言われれば、しゃべり方の講習も必要だろう。
中国側が反発すれば、「借金もチャンとまともに返せない国が大きな口を叩くな。文句があるなら、ミミを揃えて金返せ」--とか言われるのだろうな。
今年が500兆円、来年は600兆円だっけ、返さなければならない借金は。
この中国の混乱に乗じる気満々なのだな。伊藤忠は。<そうか、1990年代、日本のバブルの崩壊後、米国のハゲタカどもに、日本の不動産・金融などがどれだけ、買い叩かれむしり取られたか---今度は、伊藤忠が中国で米国のハゲタカと同様のことをやろうとしているということか>
その伊藤忠商事の記事をご紹介。
--ここから--
伊藤忠商事は2018年3月末までに全社員の4人に1人にあたる1000人で中国語を話せるようにする。年に数億円を投じて研修を義務付けるなどして育てる。
同社は中国最大の国有複合企業、中国中信集団(CITIC)と手を組むなど、中国を最重要地域に位置づけている。日本企業で最大級の中国語人材を抱えることで、中国事業の基盤を固める。
正社員約4200人のうち、総合職の3400人を対象とする。
--ここまで--