▲堺市長選が始まった。
両陣営から、激しい言葉が飛び交っているようだ。
でも。
核心はなんだろう。
結局、橋下さんの「都構想」の「真贋」を問われているのだろうな。
竹山側からは、都構想は机上の空論だ—と。
橋下さんからは、中世以来の古い政治をやろうとしている—と。
さて。
都構想とは、机上の空論なのだろうか?
以下、新聞から抜粋。
任期満了に伴う堺市長選(29日投開票)が15日に告示された。
無所属で再選を
目指す現職・竹山修身氏(63)=民主推薦、自民支持=と、橋下徹大阪市長(44)が
共同代表を務める日本維新の会傘下の政治団体「大阪維新の会」公認の元堺市議の
新人・西林克敏氏(43)の2人が届け出た。
大阪府、大阪、堺両市の再編を目指し維新が
掲げる「大阪都構想」の賛否を争点とする戦いは、互いに“悪口”が飛び交うスタートとなった。
竹山陣営は午前9時、堺市内の選挙事務所前で出発式を行った。
支援者が駆け付けるなか、あいさつした飯端壽昭後援会会長が「ヒトラーもどきの
やからとその一群が、堺を植民地化しようと企んでいる。
これを駆逐しないといけない」と
橋下氏を希代の独裁者になぞらえて挑発。
竹山氏も、都構想を「机上の空論、絵に描いた
餅だ」と批判。
現職陣営は橋下氏のお株を奪う“口撃”を仕掛けた。
西林氏に託す橋下氏にとって、舌戦は手慣れたもの。
「堺市民には会合衆のDNAが流れている」との竹山氏の主張を「竹山さんの
目指す政治は中世にさかのぼる。そんな古い政治には、堺から退場願いたい」と、落ち着き払って一刀両断した。
竹山氏サイドには自民、民主に共産まで加わり、維新側
には厳しい状態。
それでも橋下氏は、演説を中継していた「ニコニコ
動画」のカメラに向かって「僕は酢豚のパイナップルと共産党が大嫌いなんです」と、共産の“異物感”を批判して聴衆の笑いを誘う余裕も。
得意の口げんかでは一歩リードした様相だ。
▲補足、感想など
まぁ、核心は「大阪都構想」なるものが、本物か—というところだろうなぁ。
大阪都構想については、このブログでなんどかふれた。
要するに。
橋下さんの感覚では、日本で東京圏に対抗できる<いや、敵いはしないけれど、せめて気持ちだけでも>ところは、「大阪」しかないのだ—ということなのだ。
だからこそ、大阪府と大阪市・堺市を中核部分とし—効率を上げることで人、モノ、金の集積を拡大できないか--というのが構想の原点であろう。
さぁ、分からない。
都構想なるものが本物であるのかどうかさえ。
これはなぁ、と思う。
指導者の意気込みにかかっているのだ。
今の原発再開と同じだな。
原発の再開は、安倍さんの意気込みに掛かっているのだ。
「全責任を負って」国家の指導者たる安倍さんが決断する以外に、原発の再開などできない—ということによく似ている。
なぜって、なんとか委員会とかなんとか市長などは、後から責任を問われたくないからだ。
安倍さんは逃げようもないし、そもそも逃げる気もない。だって、日本のこの大地と討死する覚悟なのだから。
同じように。
この大阪都構想は、橋下さんの「意気込み」に掛かっている。
橋下さんが、この大阪都構想と「討死」を覚悟しているなら、大きな車輪が前に回り始めるかもしれない。
さぁ。
堺市民はよく考えて投票して頂きたい。