▲どうやら、総合スーパーというものの未来が不透明になったようだ。
思い返せば、1970年代のダイエーの華々しい拡大ぶりを知っている身として、ほぼ50年という歳月がもたらしたものの「大きさ」を感ずる。
この変化をもたらしたものは、どうやら、インターネットと人口の減少等のようだ。
ここ数年の筆者自身の行動を考えてみても、買い物をするときは、殆どがアマゾンでだ。<まぁ、近くのコンビニという場合もあるが-->
その方が、選択肢が多いいし、家まで届けてくれる。
このアマゾンの便利さ等に、総合スーパーという業態が勝てなくなってしまった—ということであろう。時代にそぐわなくなった—といってもいい。
イトーヨーカドーという総合スーパーが閉店しはじめた。
以下、新聞から抜粋。
セブン&アイ・ホールディングスが、イトーヨーカ堂が運営する総合スーパーについて、
2020年2月までに全店舗の約2割に当たる40店程度の閉鎖が18日、
明らかになった。
地域を問わずに不採算店を整理し、経営基盤を強化する。
セブン&アイのスーパー事業は、食品や衣料品など幅広く扱う総合スーパーが、
カジュアル衣料品店「ユニクロ」など専門店に顧客を奪われる傾向が続き、収益が悪化している。
優良店に絞って集中的に資金を投入し、店舗の改装や拡張などを進めることで、業績の立て直しを目指す。
ヨーカ堂は「イトーヨーカドー」などを181店展開。
▲補足、感想など
記事ではユニクロなどの専門店にお客を奪われる—となっているが、冒頭でふれたように、そこだけにあるのではあるまい。
核心部分は、冒頭でふれたように、インターネット・人口問題などであろう。
いや、まぁ、それはいい。
はっきり分かることは、「総合スーパーの淘汰」される時代がどうやらやって来た—ということだ。
どういう規模、どういう業態であれば生き残れるのか---分からない。
アマゾンなどのネットスーパーに対抗できるものかどうかさえ---。
筆者だけの知識では向こう側が見えない。
掲示板から書き込みを拾ってみよう。
--ここから--
2015/09/18(金)
国内の消費は少子高齢化と人口減少でジリ貧だよなぁ・・・
:2015/09/18(金)
総合スーパーたって今やコンビニみたいな売り方してるもの。
挙句にPBに手をだして消費者から敬遠される始末。そりゃ様々な商品を豊富に選べるネットショップに負ける。
◇人口減ってるのに、事業規模を縮小しない企業って馬鹿だろ
2015/09/18(金)
そもそも、人口が増えてるような元気のある国に行くと活気があるんだよな
スーパーとかでも平日にもかかわらず、レジに行列ができるわけ それも何十ものレジに
今の日本のスーパーなんて閑古鳥泣いてんじゃん
それじゃ無理
2015/09/18(金)
地元のヨーカドー
食品売り場だけは盛況なんだけど
その他の売り場はかなりやばそうな感じなんだよね
閉める店舗に入ってそう
2015/09/18(金)
イトーヨーカ堂って単にダイエーが自滅したので残ってるだけ、
商品とかサービスとかはイオンとかと変り映えしないが値段だけは少し高い。
おまけに店員は歴史の分だけ高齢化してるので、イオンよりも店員の比率が高い。
こんな小売業界は、年月の経過と共に主役交代していくのが宿命。
衰退はヨーカ堂が先。イオンはその後。
2015/09/18(金)
一年位前に西友もこんなこと言ってなかったっけ あれどうなったんだろ
2015/09/18(金)
町中のイオンやヨーカドー、昼間はどこもかしこも老人がウロウロ…
すれ違うと、中国韓国語で話している人間が異様に目に付くようなった。
10年後に日本はどうなっているのか。
少子化=消費者が急激に減少していく国に明るい未来はない。
移民は嫌でも経済を支えるために受け入れざるを得ないだろう。
2015/09/18(金)
ここは無駄に展開せずキッチリしてるイメージ。
月日が経てば人の流れが変わる場所もあるし、不採算なところをキッチリ潰すのは経営判断としては良いことだと思うよ。
逆にイオンは焦土作戦でとにかく赤字だろうが地域支配に走るイメージ。昔のダイエーに近い。
2015/09/18(金)
イオンもだめ、アピタもだめ、ヨーカもダメ、総合スーパーは完全にミスったな
インターネット時代に対応できずにアホな商売したのが悪いんだが
家電量販店と同じひたすら衰退の道を辿るだろう
2015/09/18(金)
そのうちアマゾンの生鮮食料品版みたいなやつができるかもね
そうすると閉鎖したイトーヨーカドーが物流の拠点になる
それをやるとヤマトか佐川がますます地獄に落ちそうだけどな
--ここまで--
やはり、人口の問題が主なのかもしれないなぁ。
まぁ、原因はどもかくとして、今の時点で「総合スーパー」というものが、行き詰まったという現象が見え始めたということは確かだ。