▲いや、刻々と—とは書いた。
でも、はて、何時のことだと言われても、分からない。
背中にバブル崩壊の炎が燃え上がっているタキギを背負い、先日、8兆円だかの融資を銀行にしたのだったかな。
バブル崩壊が、ソフトランディングということはない。
からなず、ハードランディングとなる。
8兆円という金額は、バブル崩壊をちょいと先延ばしにするだけで、崩壊時の損失額が膨れ上がるだけであろう。
まぁ、損失額500兆円とかの金額がささやかれているのだがら、8兆円などもう、なにほとの手当にもなるまい。
日本のバブル崩壊で失った金額が100兆円とか—だったかな。
日本の金額と比較しても、中国のバブル崩壊時に現出する損害額の大きさが分かろう。
まだまだ、隠されたものが大きかろうから、金額自体はもっと大きくなるものと思える。
まずは、理財商品のお金が返ってこない—という現象が発端となって、混乱・暴動が発生するということだろうな。
以下、新聞から抜粋。
中国の国家統計局が発表した8月の住宅価格調査によると、主要70
都市のうち68都市が前月より値下がりした。
下落した都市の数は3カ月連続
で統計開始以来の最大を更新した。
中国経済を支えてきた不動産市場
の変調は深刻さを増している。
8月は値上がりした都市が福建省アモイのみだった。
北京や上海など、「実
需要が強い」とされる大都市も軒並み、値下がりした。
1年前の8月の価格と
の比較でも、19都市で値下がりし、7月の3都市から急増した。
今春から始まった不動産市場の変調に対して、各地方政府はこぞって過去に
実施した購入制限策を解除している。
投資目的で住宅を購入する際の条件を緩
和し、市況の回復をねらったが、それでも下落に歯止めがかかっていない。
中国では8月、鉱工業生産や消費、海外からの投資といった指標が軒並み低
調だった。
不動産市況の下落と合わせ、政権に追加の景気対策や金融緩和を求
める圧力が一層、強まりそうだ。
▲補足、感想など
冒頭で書いた。
バブル崩壊は、ハードランディングしかない。
理財商品の償還ができない—という事件が頻発するようになれば、あっという間に、中国全土に混乱が広がろう。
まず、防ぐ手はない。
もう、いつ「弾けるか」というタイミングだけの問題だ。
その時、習近平国家主席はうまく舵取りができるかな。
その時こそ。
国家のリーダーとしての「本当の能力」が問われるのだ。