2020年4月2日木曜日

国家としての判断が求められている—か。それより、日本人の叡智が求められているのではないか


安倍さんは、非常事態宣言を出したくない---のだと思う。
 それよりも、日本人の叡智によって、この未知の病気を克服したという実績・経験を積み上げたいのだ。

 こういう危機に陥ったとき、本当の切り札は、実は日本人・個人々の「頭の良さ」だ。
 理解力、実行力---という知的水準が、日本人のその他おおぜいは、世界の水準から頭一つ抜け出している。

 その頭一つ抜け出している---日本人のその頭の良さを見せてみよ---と安倍さんは、挑発しているのさ。
  
 その裏には、「経済というものをギリギリ回し続けていたい」という思いがあるのだ。
 そのことが、数月後にくる「コロナ騒動終息後の世界」において、日本が世界で最優位の立ち位置につくためには、必要だと判断しているのだ。

 以下、新聞から抜粋。

 緊急事態宣言「国家としての判断求められている」小池都知事

 新型コロナウイルスの感染が拡大している状況を受けて、小池知事は、31日安倍総理大臣と会談して対応について協議しました。会談のあと記者団に対し、新型コロナウイルス対策の特別措置法に基づく「緊急事態宣言」について「国家としての判断が今、求められているのではないか」と述べ、宣言すべき状態かどうかを国は判断すべきだという考えを示しました。
 東京都の小池知事は31日午後、総理大臣官邸で安倍総理大臣と会談し、感染が拡大している新型コロナウイルスへの対応について協議しました。

 会談のあと、小池知事は都庁で記者団に対し「東京の感染度合いや今後の予測、都としての準備などについて話した」と述べました。
 そのうえで新型コロナウイルス対策の特別措置法に基づく「緊急事態宣言」について、「国が決めることなので、その参考になればということで都内の感染状況を伝えた。状況はギリギリと申し上げており、国家としての判断が今、求められているのではないか」と述べ、宣言すべき状態かどうかを国は判断すべきだという考えを示しました。
 このほか、小池知事は臨時休校から春休みに入った学校の新学期の開始時期について、今後、国と都の考え方をすり合わせながら対応を検討していくことを明らかにしました。

補足、感想など

 どうやら、視野の広さの違いだろうな。
 安倍さんは、コロナ騒動終息後の世界を見ているし、小池さんは、コロナ騒動自体が、視野一杯に広がっているということだろう。

 冒頭でふれた。
 こういう危機に陥ったとき、最後の切り札は、「個人々の頭の良さ」だ。
 安倍さんは、日本人のその他おおぜいの「頭の良さ」に賭けようと思っているということだろうな。

 ★追記
 安倍さんが新人にコメントしている。上の流れを満たすものだろう。

 -ここから-

2020/04/02(木) 
 安倍晋三首相は1日、新入生や新社会人を応援する動画を自身のツイッターに投稿した。新型コロナウイルス感染拡大の影響に触れ「大変な困難の中で今日の日を迎えた方もいると思う。そうした経験もきっと、皆さんの人生の大きな財産になる」と訴えた。
 同時に「いつの日にか、あの時は大変だったけど、みんなで頑張って乗り越えたと語り合う日が来るよう私も全力を尽くす」と強調。密閉、密集、密接の「3密」を避けて自らを守り、人生の新たなスタートを切るよう期待すると述べた。

 -ここまで-