▲妙な表題となった。
いや、中国人の東洋医学特に「ツボ」についての知識の無さにびっくりしたからだ。
同時に、アニメの「北斗の拳」の核心部分も東洋医学の「祖」とでもいうべき民族が理解していなかったことに驚いた。
つまり。
ケンシロウのいう「お前はもう死んでいる」という意味をわからずに、中国人はアニメを見ているのか。
これは---。
ツボというか「秘孔<ひこう>通常人のしらないツボという意味だろうな。だから一子相伝なのだろう」を突いて、自己爆発(崩壊)させるという意味なのだ。
ケンシロウは、単純に「殴っている」のではない。(ツボ=秘孔を巧みに突いているのだ)
その部分を理解せずに、アニメの真の面白さも理解できていまい。
以下、中国の新聞から抜粋。
2018-10-3
漢方薬の発祥の国である中国では東洋医学の考え方が国民の隅々にまで浸透している。
それゆえ、人々は体を冷やす食物や飲み物を避けて生活し、街の至る所にも漢方薬を扱う薬局があったりするのだが、近年はより即効性のある西洋薬の方が人気となっている。
中国メディアの今日頭条は26日、「日本人もこんなに東洋医学を信奉しているのか」と驚きを示す記事を掲載し、日本人の生活に東洋医学の考え方がどれほど入り込んでいるかについて紹介している。
記事はまず、東洋医学の考え方は中国人の「真髄」となっていて、中国の誇れる分野であると紹介し、日本でも東洋医学の考え方はすっかり浸透していることを紹介。
確かに、日本では街を歩けば鍼灸院を目にすることがあるが、これは中国生まれの医療技術であり、ツボという別名で知られる「経穴」を針や灸で刺激し、健康増進につなげるものだ。
ツボという言葉そのものが東洋医学に由来するものであるほか、薬局でも様々な種類の漢方薬が売られていて、日本人の生活に東洋医学は確かに浸透していると言えるだろう。
中国では東洋医学の医者は「中医」と呼ばれていて、信用して良いのか迷う中医もいる一方で、腕の良い中医は患者と交わす会話や患者の脈を診るだけで、体のどこに不調があるのかを見極めることができると言われる。
だが、最近の中国では東洋医学よりも西洋医学の方が重視される傾向となっており、伝統を軽んじる傾向にあることを嘆く声も多い。
▲補足、感想など
要するに。
中国人は、自分のもっている「財産」の大きさというものを理解していない—ということなのだな。
猫に小判ということわざがあるが、中国人なんて、その最たるものであろう。
1960年代の文化大革命で過去の文化財・文化人を徹底的に粉砕・破壊し、漢字の程度を越した簡略化によって、過去の文献も読めなくなったということが大きいのかもしれないな。
中国のアニメが一向に面白くないのは、こういう歴史の積み重ね、文化の積み重ねということを軽視するからであろう。
「ツボを押して、相手を自己爆発させる」なんて、突拍子もない発想は、中国でこそ、最初に誕生すべきものであろう。
ところが、それができない。
そのできない理由はなにか?
そこにこそ、中国人のノーベル賞に程遠い理由もありそうだな。