▲昨年春のダイプリ騒動は、日本の厚生省を中心としたグループは、よく対応した。たしかアメリカのcdcからも感謝の謝辞があったと記憶する。
そのダイプリ騒動を振り返って、日本の医者がナンダカンダと日本・厚生省の対応を攻撃しているようだ。<自己顕示欲のためだろう>
ちょいと、韓国の新聞から転記抜粋してみよう。
2020年2月3日午前、横浜港へ向かっていた12万トン級豪華クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」号に船内放送が流れた。
「この船は予定より早い3日午後8時半に横浜沖に到着し、検疫を実施します」この時間、クルーズ船には8日前の1月25日に香港で下船した男性乗客が新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)に感染したことが秘密裏に伝えられていた。
3日夜、検疫官を載せた小さなボートがクルーズ船へ向かった。4日夜に発熱症状を示した乗客31人のうち10人が新型コロナ陽性判定を受けたが、船内では何の措置も取られなかった。乗客2000人余りは食堂や演奏会場、プールなどでクルーズ旅行最後の日の夜を楽しんだ。
船内の雰囲気が急変したのは翌日の5日朝だった。「日本検疫当局から各客室に留まってほしいという指示があった」「下船は早くとも14日後になる」という便りが次々と伝えられた。前代未聞の14日間にわたる船体隔離、「悪夢のクルーズ」の始まりだった。
昨年2月に発生したダイヤモンド・プリンセス号の新型コロナ集団感染事件は世界を衝撃に陥れた。世界が新型コロナパンデミックを経験する直前で、当時日本全体の累積感染者数は24人(2月4日現在)だった。
日本政府の公式統計によると、クルーズ船の乗客と乗務員合計3713人のうち712人が新型コロナに感染し、14人が死亡した。だが、実際に感染していた人はこれよりもはるかに多かったものと推算される。外国人乗客の相当数は検査を待っている間に自国に戻り、オーストラリアや米国からの乗客のうち23人は自国に到着した後、検査を通じて陽性が確認された。
神戸大学病院の岩田健太郎教授(感染症内科)は中央日報の取材に対して「712人という数字は日本政府が数えたものだけがそうだったということで、実際の感染者は1000人程度になる」と推算した。実際、3713人全員が検査を受けたわけではない。
5日からすべての乗客を部屋から出さないようにする「隔離」が始まったが、感染者数は減らなかった。隔離13日目の17日には一日に99人という多数の感染者が出た。船内で調査作業にあたっていた検疫官や厚生省職員ら外部要員9人も次々と感染が確認された。
18日、厚生労働省の要請で船内に入った岩田氏は今でも船内の状況を鮮明に記憶している。岩田氏は「隔離の基本であるゾーニング(zoning:ウイルスから安全なところをグリーンゾーン、汚染されたところをレッドゾーンで区分する作業)が行われていなかった」としながら「船内にいた厚労省の役人もウイルスから自身を守る措置を全く取れずにいたのでウイルスが伝播するのはあまりにも当然だった」と指摘した。
現場で問題点を指摘すると、逆に船から追い出された岩田氏は、その後YouTubeを通じて船内の状況を世界に知らせた。岩田氏は「20年以上にわたって感染症を扱ってきたが、防疫状態が非常に粗末で恐怖を感じた」と暴露した。
当初、3700人余りに対して検査をしようという考えも、彼ら全員を受け入れる病床を準備しようという考えも毛頭なかった日本防疫当局は、乗客全員を船から下ろさせないという格別の措置を取った。だが、結果的にはこの措置が感染を広めた原因として指摘されている。特に、乗客に食事などを配った乗務員は防疫措置もろくに講じてもらえないまま、船のいたるところにウイルスを運ぶ役割をした。
NPO法人「医療ガバナンス研究所」の上昌広理事長は、中央日報のインタビューに対して「当時、日本政府の最優先順位は乗客の健康ではなかった。東京オリンピック(五輪)と、感染者が陸地に足を入れてはいけないという考えだけだった」と話した。特に、持病がある高齢者と20代の乗務員を同じように扱ったことは敗着だったと指摘する。
乗客の下船過程にも問題点はあった。19日から3日間にわたって合計1011人の乗客が下船したが、下船時には追加PCR検査を受けなかった。彼らは高速バスや新幹線など公共交通を使って全国各地に散った。乗客のうち249人が自宅に戻った後、異常症状を示し、このうち7人に陽性が確認された。無症状感染者を勘案すると、表に出てこなかった感染者はもっといる可能性がある。彼らが地域社会に感染を広めたかどうかに対する追跡調査は公開されたものがない。
クルーズ船の対応過程で明らかになったPCR検査不足、病床確保の困難などの問題は、過去1年間、日本の新型コロナ対応過程でも続いた。PCR検査をする民間企業が現れ、軽症患者や無症状者は病院ではなく指定ホテルで療養ができるようになったが、「非専門家が防疫行政を指揮しているという本質は変わらなかった」というのが専門家の指摘だ。岩田氏は「防疫に対する最終的な目標もなく患者が増えたら隔離をして、病棟が足りなくなったら病棟を増やすというような『場当たり処方』が続いた」と突いた。
日本政府はしかし「隔離は適切な措置だった」(菅義偉当時官房長官・2020年2月18日)という立場を変えたことがない。菅義偉首相は今月5日の国会で「新たな感染症への備えにも直結するので、しっかり検証していく」と明らかにした。日本政府はこの事件を機に、予算3000万円を投じてクルーズ船で感染症が発生した時の責任の所在を分担するための国際マニュアル作業を始めている。当時クルーズ船は英国国籍で、運営会社は米国、船長はイタリア国籍だった。
ダイヤモンド・プリンセス号は新型コロナの呪いから脱することができなかった。昨年11月、日刊新聞に全面広告を出して営業再開を知らせたが、その日はよりにもよって新型コロナ新規感染者数が歴代最大を記録した日だった。航海を再開するのは早くても今年7月以降になる見込みだ。
▲補足、感想など
なんだこの記事は。
不合理な異星人語をしゃべる韓国人達が悪意をもって、日本にいるevenki族工作員達とタッグを組んで、昨年春のダイプリ騒動を貶めようとしている。
昨年2月に筆者が書いたブログからこの部分を抜書きしよう。
-ここから-
このクルーズ船、どこの国からも「棄民」されていたのだ。
米国からも「棄民」されていたのだ。
それを、日本が、いわば致し方なく、善意で面倒をみる状況に陥っただけだ。
上でもふれた通り、船籍は英国、クルーズの企画会社は、米国だ。
こういう船の場合、船内についての責任は、船長が担当するのだ。
日本の厚生省の立場は、防疫というか、「ウイルスの病気持ちが日本に上陸し、国内を通過しない」ようにするという「立場(守備範囲)」だ。
記事では、船内の感染防止がどうたらと書いてあるが、それは、この船の船長のテリトリーだ。
もっといえば、英国がなすべき仕事だ。
例えば、感染者をどこかの部屋に閉じ込める必要があるというなら、それは船長が命令してすべきことではないか。
クルーズ船であるから、船長は強制的な「隔離」ができなかったのだろう。
それ故に、感染者が増加したものだろう。
それについては、日本の・日本の厚生省の責任ではない。
上でふれたように、日本の厚生省の「しなければならない(できる範囲の、可能な範囲の)仕事」は、「病気持ちを日本に上陸させない、通過させないこと」なのだ。
そのギリギリの条件として、1.潜伏期間を経過していること 2.潜伏期間経過後に、検査をしてウイルス菌を保有していないことを確認 して、下船・国内通過を認めるとしたものだ。
また、クルーズ船を隔離病棟化したのは、3千人という人数を隔離し、衣食住を賄える地上での施設がないためだ。
クルーズ船は、その意味で絶好の「隔離病棟」なのだ。
振り返ってみれば。
3千人という人数をとにもかくにも、隔離して、2週間という潜伏期間を経過させ、保菌者か否かのチェックをすませて、順次、下船させているのだ。
厚生省職員の労苦を讃えたい。
-ここまで-
上の記事にある日本の医師達には、「守備範囲」ということがわかっていない。いや、わかっていても、意図的に無視しているのだ。
2月以降、段々、この未知の病気の正体が分かってきて、対応も段々的を得たものになってきたのだ。
以下、米国cdcからの謝辞をみてみよう。
-ここから-
2020-02-24
CDCがダイヤモンドプリンセス号での日本政府の並外れた努力を称賛するという声明を出したそうです。アメリカのマスゴミはちゃんと取材して記事書けよ。テキトーな批判ばっかりしやがって!! https://twitter.com/mph_for_doctors/status/1231824023975350274 …
2020-02-24
日本側の早期下船の提案に対しアメリカ政府はCDCと相談して、、、
「乗客を下船させ、横田基地などに移動させれば、感染リスクが高まることが予想される。船は衛生管理がきちんと行われており、船内にとどめてほしい」と要請していた
↓
https://twitter.com/smith796000/status/1231720710021644288 …
2020-02-24
【情報が更新されました】→(日本側の早期下船の提案に対し)アメリカ政府は(略)「乗客を下船させ、横田基地などに移動させれば、感染リスクが高まることが予想される。船は衛生管理がきちんと行われており、船内にとどめてほしい」と要請していたということです。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200223/k10012297661000.html …
2020-02-24
ちなみに、引用したNHKの記事は河野大臣のtweetからも裏が取れてます。CDCが日本を上から目線で批判する筋合いはないし、これを批判と取るのもおかしい。CDCも説明責任を果たしているだけ。
https://twitter.com/konotarogomame/status/1226044463677501440 …
河野太郎2020-02-08
「ダイヤモンド・プリンセス」に乗船中の米国人に関しては、米国政府から日本政府の対応ぶりに謝意が表明されるとともに、14日間の検疫期間を船上で過ごすことがウィルス感染の拡大を防ぐ最良の方法であるとの米衛生当局の判断に基づき、早期に下船・出国させる考えはないとの説明を受けています。
-ここまで-