▲数年ぶりに「痛風」の徴候が出現した。ツボを押したら、1日~2日くらいで、徴候も痛みも消滅した。まず、徴候は、左足の親指部分が「赤く」なったということ。ツボの位置は、下の赤丸部分。左足だということに注意。
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2013/06/18(火) 風に吹かれただけで痛む」「まるで万力で締め付けられたよう」-。ある日突然、足の親指の付け根などが赤く腫れ、激烈な 痛みに襲われる痛風。背後には、主に食生活が原因で体内の「尿酸」が過剰になる高尿酸血症が潜んでいる。飽食の時代に、 国内の痛風患者は急増し、発症年齢のピークは30代へと若年化した。高尿酸血症は痛風だけでなく腎障害や糖尿病、動脈硬化 などとの関連も指摘されている。▽明け方の激痛 三年前の九月中旬、都内に住む男性会社員のAさん(37)は、右足親指の付け根に軽い痛みを感じた。そのうち治るだろうと 様子を見ていたが、二日後の明け方、激痛で目が覚めた。患部は真っ赤に腫れ上がっていた。 帝京大病院(東京)で検査を受けると、尿酸値は血液百ミリリットル当たり七・四ミリグラム。高尿酸血症の基準値七ミリグラム を超えていた。その日は痛み止めの投与だけで帰宅し、九月下旬にあらためて専門外来を受診した。 Aさんは、ビールを毎日二~三本飲み、コーラ飲料も好物。初めての痛風発作だったことから、当面は食生活に気を付けながら 経過を見ることになった。ところが十月末、今度は右膝に激痛が走った。発作を繰り返す可能性が高く、十一月末から薬の服用を 始めた。▽九十五万人超 「痛風患者は急増しています。そのベースにある高尿酸血症の頻度は、成人男性の22%とか26%と報告されており、 特に三十代では30%に達するとみられています」とAさんの主治医、藤森新・帝京大医学部教授(内科)は解説する。 厚生労働省の国民生活基礎調査によると、二〇一〇年に「痛風で通院中」と答えた人は全国で九十五万七千人。一九八六年 の二十五万四千人から四倍近くまで増加した。その大半は男性だ。若年化も進み、東京女子医大の報告では、六〇年代に 五十代、四十代、三十代の順に多かった発症者が、八〇年代には三十代で最も多くなった。 痛風には未解明の部分も多いが、発作の仕組みはこう考えられている。尿酸は体液に溶ける限界を超えて濃度が高くなると、 針状の結晶となって関節周辺にたまる。何らかの刺激が加わると結晶がはがれ落ち、これを異物と認識した白血球が攻撃して 激しい炎症、つまり痛風発作が起きる。 ▽プリン体 「発作はどの関節にも起こり得ますが、最初の発作の七割は足の親指です」と藤森教授。発症には遺伝的な体質と、食生活 などの環境要因が絡む。食事で注意すべきなのはプリン体の取り過ぎ。プリン体は体内で分解されると尿酸に変わる物質で、 動物の内臓や魚の干物、白子などに多く含まれる。ビールもプリン体を多く含む。さらに、アルコールは、体内で尿酸を大量に 作ったり、尿酸の排せつを妨げたりする。ビールに限らず、飲み過ぎは避けるべきだ。 治療では現在、三種類の尿酸排せつ促進薬と、二種類の尿酸生成抑制薬が使われている。さらに生成抑制薬一種類が近く 承認される見込みだ。患者の病型を見極めて使い分ける。Aさんには排せつ促進薬が用いられた。尿酸値は六ミリグラム前後 に落ち着き、その後、発作は起きていないという。 「高尿酸血症は、糖尿病や動脈硬化性疾患の危険性も高めます。尿酸値が高かったら、生活改善してほしい」と藤森教授は 話す。
※2016/06/11(土) 痛風、お酒に強い人ほどリスク上昇?アルコール分解にかかわる酵素をつくる遺伝子ALDH2が影響 防衛医大など 激しい関節痛を引き起こす痛風は、お酒に強い体質の人の方がリスクが高まるらしい。 防衛医大などの研究チームが、飲酒時のアルコール分解で働く遺伝子が痛風の発症にかかわっていると発表した。 この遺伝子の変異の有無が酒に強いか弱いかに関係し、発症リスクが異なってくるという。 痛風は、過度の飲酒などで血中の尿酸値が高い状態が続くと発症する。 中年以降の男性に多く、国内患者は約100万人、予備軍の「高尿酸血症」は約1千万人に上るとされる。 防衛医大の松尾洋孝講師と崎山真幸医官らは、東京と京都の医療機関に通う痛風患者の男性1048人と、痛風ではない男性1334人の遺伝子を解析。発症に関連する五つの遺伝子領域のうち未解明の一つを調べ、アルコール分解にかかわる酵素をつくる遺伝子ALDH2が影響していることを突き止めた。 この酵素はアルコールから分解されたアセトアルデヒドを酢酸に変える役割だが、ALDH2遺伝子に変異があるとうまく働かず、酒に弱くなる。変異がある人に比べ、変異がない人の痛風発症リスクは2・27倍になったという。松尾さんは「痛風は遺伝子の影響も強く、遺伝子の個人差に応じた予防や医療の重要なモデルの一つとなる可能性がある。 未成年の発症リスクも調べられる。今後もさらに研究を進めていきたい」と話している。
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上掲の「ツボ」を押さえれば、筆者の場合、症状が消えてしまう。理由は分からない。ツボの本をみても、筆者の提示した部分に別に当てはまる中国古典の「ツボ」は存在していないようだ。