2023年12月2日土曜日

日本の刀の人気が西洋の刀を凌ぐほどになった

 

※海外「日本の作戦勝ちなんだよ」 日本のソフトパワーの勢いに西洋の歴史愛好家が危機感ヨーロッパ各地で発展を遂げ、多様な種類が存在する西洋の刀剣。古代ローマ時代はグラディウス、中世にはロングソード、ルネサンス期にはファルシオン、近世ではレイピアなど、その時代時代に代表的な刀剣が存在しており、それら以外にも、クレイモアやダガーなど、日本人にもよく知られた刀剣が数多くあります。しかし、特に近年はアニメや漫画、ゲームなど、侍などが登場するポップカルチャーの影響で、欧米においても日本の刀の人気が西洋の刀を凌ぐほどに。今回の翻訳元では、その事実を認める人々と、潮流に抗う西洋の歴史ファンの人々との間で議論が起きています。様々な意見が寄せられていましたので、その一部をご紹介。

翻訳元■

■ どうやら日本のソフトパワーにやられてしまったようだ。カタナは西洋の両手剣よりずっとスタイリッシュだ。 +22 

■ たしかにカタナの方がスタイリッシュだよね。我が家も日本のカタナを保有してるよ!

■ 日本のカタナがスタイリッシュなのは事実だけど、西洋の刀より上かはモノによるとしか…

■ 西洋の両手剣はカタナを打ち砕くけどね。 +2 

■ そう、カタナは日本国内では最強だろうけど、両手を使うヨーロッパでは通用しないだろうな。 +1 

■ ヨーロッパには、斬る事よりも突きに特化して、スピードとデュエルに最適化した、レイピアがあることを忘れてはいけない。 +5 

■ 「ジョジョの奇妙な冒険」に登場する、ポルナレフのスタンドもレイピアを使ってるし、日本でも認知度は高い。

■ 西洋の刀を「両手剣」って表現する場合が多いけど、日本のカタナだって両手で持つことも出来るよ。 

■ でも現実的にはカタナの方がスタイリッシュでしょ。 +1 

■ 長剣万歳、ツヴァイハンダー万歳、レイピア万歳!ヨーロッパには最高の刀剣がある! +1 

■ 畳を切るだけのカタナと、西洋のクレイモア(両刃の大刀)が勝負になるとでも?

■ 伝統的なカタナの加工技術はやっぱり興味深いよね。 

□ 加工が必要なのは日本の鋼が安物だからだ。本物の刀剣はもっとスタイリッシュだから。

■ 西洋の刀は重すぎる。自分は腕力がないから特にそう感じる。 

■ 自分は友人の誕生日にカタナを贈る予定。本音を言うと自分用にしたいところだけど…。

□ 俺のこれまでの反カタナ運動は無駄だったのか……。 +64 

■ 日本は大衆文化(マンガ、映画)を通じて、不動の地位を確立したのは事実だろう。それでも西洋の剣はその形が何であれ、本物の「刀剣」であり、主君の真の武器だ。カスタマイズが可能であることに加えて、日本のカタナよりはるかにエレガントだ。 

■ 認めるよ、確かに日本のカタナはスタイリッシュだ。だけどその強度はポリスチレン*並みだ。 *納豆の容器や、肉や魚のトレーなどに使われる)

■ 俺は今の潮流に抗うよ。日本のマンガに負けてられるか。 

■ 俺も刀剣の中でも特に日本のカタナに弱いんだ!お金が貯まったらすぐにでも買いたい…。

■ 刀剣と言えば西洋の刀であって、日本のカタナではない。

■ 重要なのは戦いやすさ。スタイルの格好良さで選ぶのはトーシロよ。

■ カタナは簡単に壊れちゃうし、繊細だから板を切るくらいしか出来ない。

■ そもそもサムライたちは盾を使わないわけで、そんな心許ない状況を想像してみてほしい。 +1 

■ 俺が本当にカッコいいと思うカタナはノダチだけ。そしてフランベルジュやモンタンテの方が、そのノダチよりスタイリッシュだと思ってる。 +1 

■ 最終的には最強の刀剣はクレイモアってことでよくないか? +1 

■ 実際にカタナのイメージはマンガによって大きくアップしてる。これはもうソフトパワーを国家戦略にしてる日本の作戦勝ちなんだよ。

■ ヨーロッパの剣はカタナよりも耐性があることは、鍛冶屋がこれまでに何度も証明してきたよ。 +1  

■ ここいいるみんなには申し訳ないが、日本のカタナは西洋の刀より審美的に優れてるのは事実。 +4 

■ 西洋の刀も日本のカタナも両方クールって事ではダメなの? +25 

■ ここでも言われてるように、日本のソフトパワーがイメージアップに寄与したけど、その上で、実際に日本のカタナの方がエレガントだと思う。 +27 

■ 正直11世紀以降の西洋の騎士であれば、汗をかくことなく日本のサムライを圧倒出来るだろう。 

■ 日本の鍛冶職人によって1000回以上も鍛錬されたカタナを前に、ヨーロッパの鎧は全く意味をなさないと思う。 +2 

■ 全ての文化の刀剣を愛する俺のような人間もいるわけだが。 +6 

■ 結局刀剣ってさ、お国柄が現れる究極の「スタイル」なんだよね。だからどれが一番かって話題でこうして盛り上がる。それはもう仕方がないことなんだよ。 +26

***日本刀派はその美しさを、西洋刀派はその頑丈さを推していました。人気に関してはポップカルチャーの影響はかなり大きいでしょうね。いずれにせよ、双方にその歴史にふさわしいロマンがあると思います。


20230108日【豪州】刀剣は行方不明の旧国宝・伝則重か? 「刀剣乱舞」俳優も驚き 戦後、連合国軍総司令部(GHQ)により接収され所在不明だった旧国宝の日本刀「無銘(伝則重(のりしげ))」と刀身や装具の特徴が一致する刀剣が、オーストラリアで確認された。かつて鹿児島神宮(鹿児島県霧島市)が保有していた実物の可能性が高いとみられる。ネットオークションで落札した愛刀家の男性が、史料を分析するなどしてその来歴に迫った。記事後段では鹿児島県出身で、ミュージカル「刀剣乱舞」の小狐丸役の北園涼さんが驚きと喜びを語っています。ある刀剣との出合い 「これまで見た刀剣の中では最も質が良い」。メルボルン在住の弁護士、イアン・ブルックスさん(66)は、10代からの日本刀ファンだ。日課であるオークションサイトのチェックをしていた201810月、一振りの刀剣に目を奪われた。刀剣は、米ニューヨークの個人が出品していた脇差しだという。刀装具である鐔(つば)は柳の木の下を走る馬の群れの細工があり、「桂永寿」の銘があった。ブルックスさんは迷わず落札し、コレクションに加えた。翌191月、何気なく愛好家団体の会報を眺めていると「行方不明の重要な日本刀一覧」の記事があった。記載されたリストを見て、落札した刀剣を急いで取り出した。

<以下、日本人からの反応>

5:不正な手段で手に入れたもんじゃないしマニアなら絶対手放したくないよなでも戻ってきたら美談だ最上級の国賓待遇で接待してやってほしい

2:これまだ返還されてないのか落札した外人がゴネてるのか

11>>2なんで無料で返還しなきゃならんのだ?購入にも来日しての調査にも費用掛かってる。そもそも落札者が調査するまではただの無銘の刀と思われてたわけだし善意の第三者に該当するだろ。仮にオークション出した場合の予想価格を考慮した適切価格での買い取りくらいの申し出して当たり前だしそれだって相手が拒否したらそれまでだろ。

32>>2ゴネてないよ弁護士やってるみたいだけど生きてる間は持ってたいけど自分が亡くなったら返すって言ってる発見時の記事でちゃんと遺言状に遺してあるって書いてある。この人のおかげで発見されたんだからんなこというな。

40>>32いい人だなあ。

65>>32コレクターの鏡だな。まあそういう責任を取るコレクターの人は多いらしいけど。

92>>2盗んだくせに返してくれないどっかの国とは違って、オークションでちゃんと落札して所有してたものを、わざわざ来日して持ってきてくれて、関連省庁に調査までさせてくれて、自分が〇んだら返すって言ってる超絶まともな人。日本はただ受け取らず、綺麗に保管してくれていた感謝の気持ちも乗せて価値以上の対価を払うべき。

3:シナチ〇ンに落札されてたら絶対戻ってこなかっただろうな。

6:>自身の〇後、鹿児島神宮に返還するよう遺言書に記したという。

39>>6尊敬できる本物のマニアだな願わくば遺産相続者が欲に駆られて売却しないことを祈る。

68>>6前田日明が言ってた刀剣愛好家の心得 そのままの人だな。

71>>68あの人格闘技以外の事はほんと詳しいよな。インテリっぽい専門用語も正しく使うし。

9>>6マジかよ、素晴らしい人じゃねえか。

12>>9でも本人そのつもりでも相続とか絡むとややこしくなりそう出来るのなら口約束だけでなく、存命のうちに色々話まとめといた方が良さそうね。

47>>12遺言書にあれば最大に配慮されるこの刀は彼の名前と共に記録されるだろうな。てか拵え変えてなくてよかったよな。刃紋記録と照合しないと日本の古美術商以外は価値わからん。

88>>47戦後の混乱の中似た境遇を経て紛失したものも多いだろうしな現物だけでなくその文化や背景にリスペクトのある方の手に渡ったのは良縁だったと思う。

1. むしろ、この人の手に渡って幸運だったな。これがもし隣国に渡っていたら…。

2. 個人的には顛末の最初、連合軍が接収したというのが一番気になる。近代兵器でもない刀剣を接収して何になる?空襲を生き延びてもこうやって散逸した品物はたくさんあるんだろうな。

3. >>2勝敗に関わらず戦争と略奪はワンセットだよ

12.>>2日本刀は一般に価値の高い美術品として認知されているし、普通に収奪の対象になりうるものだよ。

18. >>2華族の屋敷を強制接収して幹部が住んだり略奪の嵐ですがな。

9. このコレクターには弔問勅使を出して勲章をやればいい盗んで返さず、保管も適当な何処ぞの野蛮人とは大違いだ。

15. 大昔、接収したGHQの担当者が小遣い欲しさに売り飛ばしてたってこと?

16. ギャラリーフェイクの第7話を思い出した“カエサルのものはカエサルのもとへ”


未だにどうやって刀があの形になったか日本人にもわかってないんだなー あのような精巧な作りは平安末期にはあったとされてるが それもよくわかってない。 戦国時代に魔改造されまくって今の形に収まったが。古代の日本にあった渡来の青銅の剣からはあまりにかけ離れてるので 宇宙人が伝来させたんじゃないかともうほとんどネタみたいになってる。 2013/09/12


2012/02/25 それは明らかな誤解。日本古来の日本刀なんかは確かによく切れるけど、満州みたいな寒暖の差が激しい厳しい環境に持って行くと膨張率の違いで芯鉄と皮鉄、歯鉄なんかが剥がれたり割れたりすることが多かった。また、インパール作戦などでは刀が湿気の多い環境でさびてしまったモノも多かったらしい。 実際の軍刀はそういった問題を解決して作られた当時の材料工学の技術をこらして作られた最新技術の日本刀だったんですよ。 実際の古来からの日本刀は極端な寒さに弱く、もの凄くさびやすいので湿度の高い熱帯地方でも扱いにくい武器でそれを一つ一つ解決していった軍刀も数多くあったんですよ。実際に粗悪な軍刀も作られていたのも事実だけど、工業製品として日本刀の弱点を改良して作られていた軍刀も数多くあったことは知っておいても損はないはず。


※2012/03/30(金)日本刀って実は歴史上あんまり活躍したことないんじゃないの?

1: 戦場じゃ槍、弓がメインだったんでしょ。 

2:介錯。

3:弓の強さは異常。 

4:戦の時は使わないけど 剣術士同士なら使ってた。 

5:江戸時代の武士の習い事くらい。 

6:戦争するだけが武器の使い道じゃない。 

7:戦ではほぼいらんだろうな 脇差くらいでいいんじゃね。 

9:サイドアームだよな。拳銃的な。 

10:つまり戦場以外での戦いに使ったんだろ。 

22:>>10 そう。だから真髄は幕末の混乱期 街中では弓槍は持てない(物理的にも見た目的にも) 相手は強力な鎧を纏っていない で大活躍。

11:妖刀村正大活躍。 

12::主に殺した後首を切るのに使われたとかなんとか。 

13:屋敷に討ち入られてから何十人と切り倒した将軍いたよな? 

14:使い方より使い様 。

15::俺の日本刀は夜の戦で大活躍だよ。 

18:>>15 鞘は何ホ使ってる? 

17::戦争のない江戸時代には相対的に大活躍だったんじゃね。知らんけど。

19:城攻めで攻め入った時には槍や弓は使えないんじゃね? 

21:槍は素人でも使いやすいってだけじゃないの。突くだけだし。 

23:大活躍だったんだぞ。特に脇差が。 

24:屋内で槍や弓は無理があるわな。 

25:あと二つ胴とか凄く嘘くさい。介錯の時はわざわざ骨の隙間狙って切ってるのに、背骨を一発で両断できるなんて信じられん。

30:考えてみたら宮本武蔵が刀<長い木の棒を証明しちゃってるな。 

34:>>30 決闘だから、殺さなかったら危ないわけでもない 戰だと、殺しとかないと、次進めないから殺傷力がいる。

31:刀ってのは時代や文化、思想なんかを具現化した物なのかもな。 

32:死者は数しれなかった。 ・このとき(李如松)提督が率いていたのは、みな北方の騎兵で、火器を持たず、 ただ切れ味の鈍い短剣を持っているだけであった。(一方)賊は、歩兵であって、 その刀剣は、みな三、四尺の、切れ味無比のものであったから、これと 衝突激闘しても、(長刀)を左右に振り回して切りつけられ、人も馬もみな倒れ、 敢えてその鋒先に立ち向かう者もいなかった。 

・倭兵は、城外にあって二重、三重にとり囲み、それぞれ要路を守り、長刀を奮って、 やたらと切りつけた。明国軍は、首を垂れて刃を受けるのみであった。たまたま月が 明るく、脱出できた者は何人もいなかった。 

46:でも目茶苦茶カッコイイじゃん あれ渡されたら喜んで突撃する気がする。 

48::ヴァリニャーノ『東インド巡察記』 

・若者であれ老人であれ、あるいはどのような地位の金持ちであれ貧乏人であれ、 一五歳をすぎると誰もが年がら年中、刀と脇差を帯にはさんで携行している。 

・日本人は、人を殺すことを、動物を殺すことよりも重大には考えていない。そのため取るに足りない理由からだけではなく、自分の刀の切れ味を試すためであれば、人を殺してしまうのである。 自分の屋敷でも人を殺すことがあり得るし、戦争が実に絶え間ないので、大部分の人々が刀で 命を奪われているものと思われる。 

49::戦場の戦いでは主役ではなかったが、船上の戦いでは実に有効だったそうな。 

50::程宗猷『単刀法選』・その日本の武器を我々は単刀と呼ぶ。両手で一振りの刀を用いる。 日本人独自の技だ。その技はよく鍛錬されており精密で堅固だ。 日本刀は扱いやすく、柄や鞘等の拵えにいたるまでそれぞれが理にかなっている。 その他の刀剣で日本刀に並ぶものはない。 さらによく研磨された日本刀は、日の光を反射して我々の目を射る。 我々はその光に心寒する。 日本の剣術は、左右への変化が奇抜で神秘的であり常人に予測できるものではない。 ゆえに槍などの長柄武器を用いても常に日本刀に敗れてしまう。 

51:切腹で大活躍でしょ。

52:やっぱ銃は偉大だよな。 

53:「一五五七年十月二十八日付、パードレ・ガスパル・ビレラが平戸よりインドおよび ヨーロッパの耶蘇会のパードレおよびイルマン等に贈りし書翰」 

・市民は叛逆者が自邸或は田野において攻撃を受くるを見物す。双方まづ矢を放ち、更に近づきて槍を用ひ、最後に剣を交ふ。 「一五六六年十月二十日付、イルマン・ルイス・ダルメイダが志岐島より耶蘇会のイルマン等に贈りし書翰」 

・二十五歳の青年のキリシタン諸人に先登し、謀反人の側より一人よく武装して出でたる者と戦ひ、 シストXisto(青年はかくのごとく称せり)一刀に彼を切殺し、敵の進み来たりし前その甲冑を奪ひ取りたり。 

56:フロイス『日本史』・土佐の鉄砲隊は味方から全面的に期待をかけられていながら 鉄砲を発射する時間も場所もないほどであった。というのは、 薩摩軍は太刀をふりかざし弓をもって、猛烈な勢いで来襲し、 鉄砲など目にもくれなかったからである。 

・彼我の戦備は極度にちぐはぐであった。すなわち隆信勢は 多数の鉄砲を有していたが弓の数は少なく、長槍と短い太刀を持っていたのに反し、 薩摩勢は鉄砲の数が少なかったが多くの弓を持ち、短い槍と非常に長い太刀を備えていた。そして戦闘が開始された。それは熾烈をきわめ、両軍とも槍を構える暇もなく、 手当たり次第に刀で相手の槍を切り払った。薩摩勢は、敵の槍など眼中にないかのように、 その中に身を投じ、鉄砲も弾を込める間がないので射つのをやめてしまった。 

57:『バタヴィア城日誌』 ここにおいて彼等(日本人)は咆哮するライオンのごとく、彼(長官)に跳び懸り、 頭を押え手足を縛し、長き布をもって頚を巻き、もし声を発すれば 直ちに首を斬るべしと脅したり。商務員ヤコブ・ホーマンは、事の 起こる前のその室を出で、長官に尋ぬべき事ありて立戻りしが、 この騒ぎを聞きて引き返し、兵士に対かい、長官殺されんとするがゆえに 武器を取るべしと叫びたり。これによりてはじめて大騒擾を起こし、 広間の外に在りし日本人数人もまたこの事を聞き、剣を抜きて 広間またはその付近を守りし兵士を襲いたり。彼等は不意を襲われ、 かつ銃器を有せざりしがゆえに、まず逃げたり。よってその辺には、 日本人に敵する者一人もなかりき。 

58:西洋や中国では弓とか弩といった飛び道具が戦闘の主役だったんだけどな。日本は武士という少数戦闘プロがいたから武器の合理性より精神論と個人の技術が重要視された。武士の流鏑馬や和弓も世界の中では奇形の部類。 

63:>>58 日本における銃の歴史も幕末になるまで火縄銃どまりだったのも武芸化しちゃったってもあるだろうな。 海外ではけっこう早めにフリントロック式の銃に移行したのに もちろん江戸に入って平和な時代が長かったってのといいフリントが手に入りづらかったってもの大きいけど。 

59:>嘉靖年間、倭寇の被害が激しさをきわめ、戚継光、兪大猷らの提唱推薦で、 日本式の長刀、腰刀が中国軍の主要装備の一つになった。 このような大量の使用に 日本からの輸入だけで足りるはずがなく、主体は中国自身の製造に頼らねばならない。 兵器史家の周緯は、中国兵器史上、明代の武器は日本刀の使用と模造で一大特色をなすと述べている(23)この論断は歴史的事実と確かに一致している。   

60:日本刀関係のスレってあんまり軍刀の話題あがらないよな。

64:>>60 軍刀って日本刀じゃなくね。 

68:>>64 軍刀っていっても色々あるんよ まず大きく分けて士官用と下士官用があって 士官は自分の装備(軍服も含む)は自分の金で買う私物であって士官用の軍刀にはめちゃくちゃ細かい種類がある 中には先祖伝来の刀身をしこんだり、士官用に作られた出来合いのものを買ったり、当時の最新の技術を使ってめちゃくちゃ斬れるもん作ったり 下士官用は官給品でいわば大量生産品なんだけど ある意味実用的で下手な日本刀よりも斬れたそうな でも戦争末期になると質が大きく下がってそりゃもうひどいもんだったらしいが 

73:倭寇さんが使用してた。

82:>>73 倭寇の日本刀で槍の柄を切られちゃうから ロウセンっていう、竹の枝を残して切れなくした槍を使ったとかなんとかいう話を聞いたが 刀で槍の柄ってそんなに切れるもんかね。 

75:というか日本刀に限らず剣自体が戦場のメインウェポンだったことなんて無いと言っても過言じゃない。中世だって騎馬隊のランスが最強だったし、アジア諸国の戦争だって弓と槍ばっかだよ 。

76:幕末から明治初期の動乱期には使ってたよ。

77:弓&槍>>>>盾>>>クロスボウ&鈍器>>>スリング>>>アトラトル>>>剣 。

78:永禄の変の時の足利義輝の戦いぶりとか本でも買って読んでみろ 凄まじいぞ。

79:槍もよくよく考えたら銃剣って形でも残ってるよな。銃剣自体も形骸化してるとはいえ残ってるし。 

85:乱戦混戦になれば槍なんざ振り回していられないんだろうな。千人万人がひしめき合っているんだし 他国の楽隊が演奏している戦場は知らん。

86:とはいえ最初ッから刀で突撃もないわけで。 

88:開幕は弓で始まり 衝突は槍で行い 乱戦は刀で行う、そんなもんだろ。 

89:幕末の京都では刀だろ。 

90:日本刀は西洋の剣に勝てない。 

103:>>90 アーノルダス・モンタヌス「日本誌」 戦いは日本人の頗る喜ぶ所なり。 彼等の武器は鉄砲弓矢の外に刀あり。刀は非常に能く鍛えられあればヨーロッパ流の刀身などは 容易にこれにて切断せらるべし。チェンバレン「日本事物誌」 日本刀は、その名も高いダマスコ剣やトレドで鍛えた剣をも凌駕する。刃を傷つけずに銅貨の山を一刀両断することは決して難しい 離れ業ではなかった。参考程度にどうぞ。 

91:戦場ではヨーロッパや中国みたいな叩き切る武器の方が効果あるよね。作るのも簡単だし。 

93:>>91 いちいち力を入れて振り回すのか? 体力いるな。

101:>>93 接近戦闘が主な時代の戦場なら相手もそれなりの鎧着てるだろうし、細く欠けやすい刀より鈍器としても扱える西洋剣の方がよくないか? 突くにしても体重乗せるのに変わりはないだろうし。 

112:>>101 刀も兜を打つような使い方があるけど。 近藤好和『弓矢と刀剣』 

・兜の鉢を打つ まず注目すべき太刀の使用法として、敵の兜の鉢を打つことがあげられよう。 太刀がまさに打撃用であることを示しているが 引用以外にも、 延慶本第六本壇浦合戦事。 飛騨景経と伊勢三郎の童との船上での打物戦。景経が童の兜の鉢をしたたかに打ち、 兜が脱げて二の太刀で首を打ち落とす。 

・日本刀というと、いかにも切れ味鋭いというイメージがある。刃を鋭くするためには研がなければならない。すなわち、焼き刃に研ぎ刃を加える のである。現在の研磨はあくまで鑑賞のための「化粧研ぎ」だが、その刃は 剃刀のごとくで、いかにも切れ味が鋭そうである。 しかし、太刀の「打つ」という機能表現からは、鋭いというイメージは 湧きにくい。中世の太刀の刃の鋭さ(すなわち研ぎ刃)の問題は、現在の 化粧研ぎの感覚では推し量れない。

100:>>91 向こうは甲冑が発達してたから叩き切るじゃなくて降り下ろしやすい鉄製の棍棒としてのものが主流だな。だから切れ味は二の次。 んで甲冑の隙間に至近距離から突き立てる細身の刀剣が誕生したり 甲冑の上から衝撃だけで相手をノックアウトする モーニングスターみたいなヤツが出てくるわけだな。 

109:>>100 おまえが想像してるようなプレートメイル着込んだ重装備の歩兵が主役になったことなんてないんだが 漫画の読みすぎじゃねえの。 

117:>>109 全身甲冑は一部の部隊だけだろうな 大半は安上がりの甲冑だったはず。

98:所詮人間相手なら切れ味鋭い刀なんか使わなくても固い棒で殴ったら致命傷与えられるのに 日本人って昔から凝り性だったんだね。 

102:今で言う拳銃だろ。警官が普段小銃持ち歩かんだろ。

104:戦の時は持つとこで殴ってたらしいしな。刃が必要なのは殿の首を取るときだとか。 

105:中世はとにかく銃の導入がものすごく早かったからな。ファンタジーのせいで中世といえば剣とか槍ってイメージだけど、その頃からもう銃メインだし、作られた順番でいえばあの有名なフランベルジュより銃のほうが先っていう。

110:>>105 中世といったって幅広すぎるだろ 。銃器メインになるのはせいぜい最後期の十五世紀後半くらいからじゃねーの。

114::>>110 少なくとも、コンスタンチノープルが異教徒にやられるまでは 火砲は信頼性に欠けるという扱いの筈。

111:>>105 石弓だろ、ルネサンス期でも。非人道武器として、法王から異教徒以外への使用禁止令が出されてる位だし。 

113:>>111 石弓ってバリスタのことじゃなかったっけ? 正確に言うならクロスボウが弩でいいんじゃかろうか。

115:>>105 むしろ西洋では火砲の時代になって騎兵の抜刀突撃が重視されるようになってきてるがね。 銃が刀剣を駆逐したというのは誤解だよ。 『グスタヴ・アドルフの騎兵』 ・グスタヴは、部隊後列は敵と接触するまではピストルを使わないよう指示し、 かわりに抜刀突撃を行うよう命令。 ピストルはあくまで混戦の際の武器であることを強調した。 

107:日本刀が西洋の剣に勝っててもどっちもどっちじゃん剣術が槍術に勝つには三段以上の実力差が必要とか言われてるし 俺が明日から何か武器もって戦えと言われたら槍が弩を選ぶ。訓練する期間があるなら弓。 

108:日本刀は上級者向けらしいからな。そりゃあ下手な奴でもそこそこ使える槍の方がはやるんじゃね。 

116:銃剣出来るまでは槍兵も現役だったし。 

123:>>116 日露でもバリバリ現役>騎兵 二次大戦でも突撃(そして勝利)やらかしてる。 鎧発達→斬る・突く武器の地位低下→打撃武器発達 →火砲発達→鎧が単なる的に→鎧外して機動力重視→斬る・突く武器が復権。

121:日本刀といっても長く反りのある太刀(戦国時代)と、短く反りの小さい打刀(江戸時代後期)とあって このうち太刀は騎馬武者のメインウェポンとして極悪なものだった。 もとより日本刀の原型になった蕨刀や毛抜形刀といった反りのある曲刀は騎馬民族から伝わった物。 

128:スウェーデン軍とか18世紀になって銃剣が一般化した時代でも槍兵がいたんだよな。やはり銃剣よりもリーチが長いのが有意義と捉えたんだろう 。ナポレオン戦争の時のフランス軍でも槍兵を復活させようかという話も出たらしいし 。

131:刀を使用するリーチでも必中のとき以外はできるだけ背を使って刃こぼれを減らしたって聞いたことがあるけど本当かね 

あんなクソ重たいもん手のひらでくるくる回せないとおもうんだけど。 

133:槍は重いし、弓は矢に限りがあるし、銃は当てるのが難しい 敵に近づけば、近づかれれば、刀しか役に立つ物はないんだよ 特に室内戦では役に立った。 

138:>>133 刀だって何人も斬れるわけじゃないぜ 特に日本刀はうまく使わないと脆い。 

134:CSIマイアミでバイクに乗った人が日本刀で走って逃げる人を一刀両断する話があった 胴をひとなぎして上と下切り離しちゃうなんて、さすがに無理だよな? 

136:>>134 胴まっぷたつはかなり難しいな 剣豪が太刀使って動かない人を斬ればできるかもしれない ちなみに試し斬りの世界では死体の胴体を輪切りにするってのがある 刀には鉄兜や車のドアを斬るくらいの威力ある。 

141:>>136 虎鉄の四つ胴とか大和守安定の五つ胴とかはさすがに嘘だろ。 

139:>>134 直刀とちがって反ってる分根本と剣先の位置がずれてるから、 押し当てていくだけで勝手にスライスされていくのが曲刀の真価だからね 切り手で握って手首が負けさえしなければありえる話。 

142:弓鉄砲 遠距離 槍 中距離 刀 近距離 現代戦でも拳銃とか携帯するだろ? 

143:銃ができてむしろ銃弾はじくために甲冑は分厚くなったってWikipediaには書いてあったな その代わり防御面積は狭くなって鉄兜と胸甲だけになったとか。



2011/10/19() 侍、日本刀、武士道、忍者、武道が、 欧米でどれだけ神聖視されているか知っておいたほうがいい。


2007/08/07() 当方居合をやってるんだが、スイスを旅行した際、向こうの名もない(失礼)剣術道場を見つけた。そこに日の丸が掛けてあり嬉しさと物珍しさで見学をさせていただいた。その時に道場にあった日本刀で居合を見せたら二日間帰してもらえなかった


2010/05/23() 『懲毖録』 ・このとき(李如松)提督が率いていたのは、みな北方の騎兵で、火器を持たず、ただ切れ味の鈍い短剣を持っているだけであった。(一方)賊(注:日本軍のこと)は、歩兵であって、 その刀剣は、みな三、四尺の、切れ味無比のものであったから、これと 衝突激闘しても、(長刀)を左右に振り回して切りつけられ、人も馬もみな倒れ、 敢えてその鋒先に立ち向かう者もいなかった。明軍の北方(蒙古や女真)騎兵と正面から激突したが日本刀で 一方的に打ち負かしたことがわかる。著者の柳成竜は朝鮮の宰相なので もちろん日本贔屓の評価など書くはずがない。


2009/03/11() 今宵の虎徹は血に飢えている、で有名な長曽禰虎徹は古い鉄材を使って刀を鍛えたことから、元々は古鉄と書いたらしいね。

132 : 刀 細かく言えば、玉鋼をたたらで熱して細かく割り それ(地鉄)を積み重ねてから熱してハンマーでたたく。この時に不純物を出す、てな感じ。 この後は、刀流派によって色んなやり方がありますが。

213 : 和包丁の伝統は能の小鍛冶に出てくれる三条小鍛冶宗近の伝統が 脈々と受け継がれてるからな。宗近はもともと日本刀の刀鍛冶。切れないわけがあるまい。奈良の若草山の麓に宗近直系の店がある。


「エヴァ」日本刀展、パリで開催…刀工や職人がアニメの武器製作:2014/04/30() 人気アニメに登場する武器をモデルにした独創的な日本刀と 日本古来の名刀を集め人気を呼んだ「ヱヴァンゲリヲンと日本刀展」が 30日、パリで開幕する。29日には会場のパリ日本文化会館で 内覧会が行われた。 同展は岡山県の備前長船刀剣博物館が「日本刀の魅力を若い人に 知ってもらいたい」と、アニメの版権管理会社に提案。同社が 「やるからには本気で作ったものを」と応じて実現した。


2014/04/11()日本刀ってヤバイよな普通、他の国の剣は鋳造して成型→鍛造で完成だけど、日本刀の手間のかかり方は尋常じゃない。まず地金。炭素量の少ない「柔らかい鋼」を背に「硬い鋼」を刃として組み合わせる。だから切れ味は鋭いのに、折れにくい。んで、鍛造。槌で打って鋼を圧着し、形を整え、鍛造効果で硬度は増す。でも背側の鋼は柔らかいから、砕けにくく、しなやか。しかも脱酸効果もあって鋼の純度は上がる。そして熱処理。水焼入れするんだけど、焼き入れ速度(鋼を冷ます速度)が速ければ速いほど、鋼は硬く・もろくなる。だから刀身に泥を塗り、刃だけを露出させて焼き入れ。(刀の刃紋はこれで出来る)当然刃先は硬くなるが、刀身は冷却速度が遅いのでしなやかさを保つ。工学とか知らない人にとっちゃワケワカメかも知れんが、この技術は成立年代的に考えてオーバーテクノロジーもいいとこ。こんな武器が戦でのサブウェポンだったんだから、日本恐ろしい・・・


2013/08/12() 大東亜戦で、先祖伝来の日本刀をサーベル拵えにして戦場へ携行し、 終戦で武装解除受けて、現地で没収されたやつがもったいない。昔、ビルマにおいて没収された日本刀が山積みになっている写真を見たことがある。あと、GHQによる刀狩りも残念。 新撰組の八木邸の槍は、今は柄しか飾っていないが、 刃の部分は刀狩りで提出してしまったそう。あの戦で日本の刀のほとんどはなくなったんだろうな。

2013/08/12日本から流出するのが問題向こうには研ぎ師が居ないからマニアと称する人に買われた日本刀も ほとんど放置されていたり、素人が砥石を当てて めちゃくちゃにされているのが実情なんだ 以前そこそこ有名なコレクターの家に行ったら 全部鎬を無視してサーベルみたいにペカペカに 研ぎ上げられた(日本刀)を見て泣きそうになったぞ。


2013/08/12() 青森県重宝(工芸品)の日本刀「銘陸奥大掾橘盛宗(めいむつだいじょうたちばなもりむね)」をめぐる重宝 指定の取り消し問題は、文化財の保護行政に課題を突き付けた。長年にわたって調査を怠り、海外に〝流出〟 する時点で所在が判明するというお粗末ぶり。指定文化財の調査は、県教委が委嘱する文化財保護指導員に任 せきりで、担当課のチェック機能もなく、形骸化を露呈した。文化財は所有者の意思で売却や譲渡が可能とは いえ、現行の制度では「地域の宝」が新たに散逸する可能性があり、体制の見直しが急務だ。◆青森県重宝の指定取り消し問題  県重宝の日本刀がドイツで売却されることが、今年5月に文化庁から県教委に届いた通知で判明した。 県教委の記録では八戸市内の個人の所有になっていたが、東京都内の古美術商の手に渡っていた。 業者が所有するに至った経緯は不明。県教委は7日、日本刀の県重宝指定の解除を決めた。


2008/11/02()ヨウツベで桜花の「ザ・コックピット」や「KAMIKAZE」関連にある外人のコメントとか 結構熱いのもあるよな。奴らの言葉の「crazy」には、「amazing」や「cool」も含まれてると思う。 あと、ジオグラやディスカバリーチャンネルの サムライとか日本刀特集でもわかるように外人の目から見ても、日本人の精神の不可侵性は絶対的な物だよ

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