2020年6月4日木曜日

東京アラートの意味。感染者をゼロにすることはできない。医療崩壊を起こさない程度に徐々に感染してほしいということ


ウイズコロナとは、この新コロナウイルスと「共生する」という意味だろう。
 核心は、「医療崩壊を起こさない程度」に「徐々に感染して」欲しいということだ。

 まず、新聞から。

 2020/06/02()
初の「東京アラート発動」でお台場は大混雑 野次馬殺到による逆効果も
東京アラート発動で「色が赤く変わる」と言われているレインボーブリッジを取材したら、お台場にはカップルたちが殺到中。

■お台場には多数の野次馬
東京アラートでは都民に警戒を呼びかけるため、都庁舎とレインボーブリッジを赤くライトアップする予定だ。しらべぇ取材班が222時にお台場を取材した際には、外出自粛が解けたことあってか、遅い時間にもかかわらずデート風のカップルや若者たちの姿が数多く見られた。
密着して横一列に並ぶカップルの姿も多く見られ、若い世代にはむしろロマンチックな一大イベントのように受け取られているようにも見える。また、取材班はライトアップが変わる瞬間の動画撮影のため撮影できなかったが、23時前後には野次馬はさらに増加していた。

■見に来た人に聞いてみると…
取材班がレインボーブリッジのライトアップを見に来た人に話を聞いてみると、「人が来すぎて逆効果になってる。東京アラートは大阪と違って発令の基準が複雑なので、やることを期待して見に来てる人が多そう」と語る。
また、取締中の警察官に取材したところ、「お台場周辺は路駐も増えて困っている。もともと緊急事態宣言解除された後から増えつつあったのが今日はとくに多い」とのことだった。

ステイホームが続き、デートができなかったカップルたちもたしかに多いのだろうが、「東京アラート」と一見おしゃれな名前がついているだけで、実質的には「警報」。
再び感染者が激増して自粛生活に逆戻りすることがないよう、一人ひとりが意識すべきではないだろうか。

補足、感想など

 東京アラートとは、医療崩壊を起こさない程度に少しづつ感染してね---と言う意味。
 感染者をゼロにすることはできない。

 ワクチンができるとしても、来年だ。
 また、感染したからといって、症状がでる人ばかりではない。
 当然、無症状の人もたくさんいる。

 電車で乗り合わせた隣の人が、無症状の感染者だという可能性が高いのだ。
 十分に用心しなければ、一時的に大量に感染する。

 だから。
 用心して、用心て、「医療崩壊」を起こさない程度に少しづつすこしづつ感染して欲しいというのが、国・都の方針だということだ。

 経済をギリギリ回すためにも、もう、緊急事態宣言を繰り返すことはできない。
 ワクチンができるのは、来年。
 すると、半年かそこら、十分に用心しつつ、徐々に感染してほしいということが今時点での核心なのだろう。