▲未病(みびょう)というか症状として病院にいっても捉(とら)えられないものがある。そんな未病状態でも、ツボ(圧痛点)には敏感に反映される。東洋医学という邪教扱いされている知識は普段通りに平穏に暮らしていく上での貴重な知識だ。ホンの些細な知識だが、決して馬鹿にしてはなるまい。
ほぼ1月半前ぐらいだったか、突然、胸に違和感を感じた。狭心症かな?と疑った時、自分で押してみて痛みを感ずる手と足のツボをこのブログで紹介した。ほぼ一月半を経過して、今、胸部の違和感、ツボの痛みなどどうなったか。状況を記しておきたい。
まず、胸部にあった「違和感」は完全になくなった。手首にある「神門」のツボは、左右とも痛みを感じなくなった。また、肘にある「少海」のツボも、左右とも痛みを感じなくなった。胸の両乳首を結んだ線の真ん中にある膻中(だんちゅう)というツボは押さえると軽い痛みを感ずる。
右足及び左足裏のツボに関しては、両手の親指でギュと押してみると、その5の時期より、全体に痛みは弱まった。特に右足の一部でやや強い痛みを感ずる。場所は足裏を青線で示した範囲の中。
右足の裏側部分がこの狭心症かな?と疑った時に対処する「本命」のようだ。もう、ほぼ一月半を経過しているが、圧してみるとまだ弱い痛みを感ずる。上記の現象を眺めてみて、心臓の血管がどうたらという話に、効果のあるツボが足の裏側にあるというこの人間のもつ仕組みに驚かされないか。上で紹介した神門とか少海、膻中(だんちゅう)とかのツボについては、確かに「狭心症」の兆候を示すという意味がある。しかし、揉むとか押すとかして、狭心症の兆候自体を消滅させる効果のある場所は、結果として足裏だけなのだ。
これは—と思う。「歩く」とか「走る」とかの意味・効果なのだろうな。まさしく「神様の仕組み」としか思えない。また、疲れ目などの効果のあるツボ(光明こうめい)も、外くるぶしから指5本上の位置にある。これなんかも「歩く」ということに関連しているのかもしれない。このあたりが、「あしもみ健康法」とかにつながっていそうだ。
なお、その5と同じだが、右足及び左足裏のツボ画像を以下に示す。青線で囲んだ部分。