2024年6月24日月曜日

老老介護の実態…介護中の妻を殺害した男に執行猶予付き判決

 

20240623日「限界です!!」老老介護の実態…介護中の妻を殺害した男に執行猶予付き判決 裁判長涙ながらの判決「悩み抜いた結論」 東京地裁  「本人は一生懸命生きようと思っていた。それを奪ってしまって申し訳ない」 80歳の男は声を震わせながら法廷でこう語った。長年にわたり介護していた85歳の妻を夫が殺害した事件。“介護疲れ”による殺人だったのか、それとも“衝動的な”殺人だったのか。裁判員らが悩み抜いて出した結論は執行猶予付きの判決だった。吉田友貞被告(80)は2023930日から102日までの間に、東京・世田谷区の自宅で妻・節子さん(当時85歳)の首を両手で絞めつけた後、電源コードを首に巻きつけて殺害した罪に問われている。保釈中の吉田被告は12日の初公判に、青いネクタイを締めグレーのジャケットに黒のスラックス姿で法廷に現れた。声が聞き取りづらいのか、右手を耳に当てながら裁判長らの話を聞く場面もあったが、はっきりとした口調で「間違いありません」と起訴内容を認めた。

■“老老介護”の実態 食事にはこだわりも 吉田被告は50歳の時に、仕事関係で知り合った節子さんと結婚した。仲の良い夫婦だったが、2016年頃から節子さんの視力が悪化し、生活状況が変化していくことになる。ヘルパーの支援を受けることになったものの、支援は外出する時だけ。自宅での介護は、節子さんの希望もあり吉田被告が1人で担っていた。その後、節子さんはほとんど目が見えない状態となり、20231月には要介護の認定を受けることになった。その後、節子さんは、吉田被告の浮気を疑う発言、「死にたい」との発言、勝手に外に出て行って徘徊、近隣住宅のインターホンを鳴らすといった言動が増えていった。7月には神経症・うつ状態と診断されることになる。精神科医が訪問診療することになったが、節子さんが受診を嫌がったため、2回目以降は全てキャンセルすることになった。以下略。

<以下、日本人からの反応>

2 安楽死を大至急導入せよ。

4 老老じゃなくても地獄だもんな。

9 認知症ではないんだ。

19 泣いたらあかん泣いたら。

22 大変やろ。

34 感情で裁判やってるの。この国は。

40 子供世代は何やってんの、氷河期世代さあ。

45とりあえず75歳以上には死ぬ権利を与えるべきやわな。綺麗事ばっか言って臭いものには蓋ばっかりしてんと。

57 こんなもん無罪だろうが。

60 5歳も上の連れ合いとか半世紀前は楽しかったたのかな。。

61 特養なり老健なりに放り込めば良かったのに。

71 ジジババは処理か安楽死を進めないからこんな悲劇が。

72 年寄りの1人介護は無理だろうからヘルパーなり施設なりにお願いするしかないだろうけど全盲はなかなか取ってくれないだろうなぁ。

74 これって安楽死じゃ解決しないよね。

76 中度異常の認知症は脳死と同じ。

79 スイスみたいな安楽死を導入せんと。

81 国は子育て支援より老人介護の支援しろよ。

83 裁判官の目にも涙。

100 欧米みたいに尊厳死制動欲しいわ。俺も認知症になって、排泄垂れ流しで生きたくない。せめて認知症がなければ良いけど・・・

103 まさかとは思うが不摂生な食生活で持病放置して病院にも行かなかったとかじゃないよね?

107 日本は安楽死導入したらバタバタ逝くから奴隷居なくなって困るのは富裕層や政府。まずあり得ないっす。

118 江戸時代とかどうしてたんだろう。

119 安楽死さっさと合法化してくれ。

1. 限界だったらやってもいいとお上が判断したって事ね。

2. 節子は子供でも老人でも悲惨な死に方だな。



介護施設が導入したロボットが凄まじい効果を発揮、職員・利用者双方の負担を軽減することに成功 2022/08/18  慢性的な担い手不足が続く介護現場で、国はロボット技術の活用を進めようとしている。ただ、8割の事業所は導入していないとの調査結果もある。介護の現場は今、どこまで機械に頼ることができるのだろうか。ロボットと聞くと、自立して歩いたり、顔があって会話できたりする人型のロボットをイメージしがちだが、介護現場で広がりつつあるのはそれではない。「情報を察知し、判断して動く」という一連の機能を備えた介護向けの機械システム全般を指す。堺市の特別養護老人ホームは2019年、介護の見守りシステムを導入した。入居者の動きを見守るセンサーがあり、人の動きから転倒や転落の予兆を検知。職員が持つ端末に必要なサポートをするよう通知する。プライバシーを守るため、職員から見える画像はシルエットだ。導入後、職員が事故予防のために居室を夜間に巡回する頻度が減った。さらにシステムは、入居者ごとに危険な動作の特徴を見分けて通知することができる。職員には「夜勤の動きもスムーズになった」と好評だった。利用者側も、夜間に職員が居室に立ち入る機会が減り、「夜によく眠れるようになった」との声もあった。効果を踏まえ、当初より機器の台数を増やして入居者の状態に合わせた見守りに役立てている。施設長は「ベッドから起き上がっただけで居室に駆けつける必要がある人もいれば、そうでない人もいる。どう使えば個別の状況に対応できるかと、システムを活用するのに施設側の工夫が必要だ」と指摘する。

<以下、日本人からの反応>

4:下の世話だけでも自動化出来ないの?

9>>4動かないほど重い人ならすでにある動く人は無理と思われる

19>>4寝たきりならキュラコがある

17:今日ばーみやでランチ食ったら猫のロボットが料理を運んできて腰抜かしたしかも喋る

18:介護なんて複雑かつ繊細なことができるなら他に人件費がもっと高い産業で使うだろな

20:とっさの動きに対応できる人間の判断力がないと無理。

23:今リアル介護中だ姉が近くにいて助かってるけど下の世話も車椅子とベッドの移動も慣れたけど毎日一定の時間取られるのと、時が経過しても特によくなるわけでもないのがキツい

26自動化、機械化ホント頼む社会の効率化にめちゃくちゃ寄与すると思う

32>>1介護業界に人が集まらないのは24時間対応できつい仕事の割にはあまりにも低すぎる給料だからだろ

27:きついよな介護は子供が居ればなんとかなると思っている親いるんだろうけど払う場合は月40万ぐらい払うんだぞ?払えると思うか?おそらくナスありなら4桁行ってもよい額面分だからなこの技術はほんと進んでほしいわ

1 老人Z

2 ガストにもおったぞ。猫の配膳ロボット。ただ小さい店舗のガストだったんで、むちゃくちゃ通路の邪魔になってたが…。

3 これは……「介護者の仕事が減る」という事にはならない。相変わらず「人手」は必要なのだよ。ただ、さほど介護の経験の無い人間でも対処しやすくなる……そういう事だろうか。

4 身内の介護も最初は良くても、来る日も来る日も、と思うと心が萎えるので、せめて重労働の部分はロボットが担うのは良いことかと。

6 ちょいちょいニュースで話題に出る、パワーアクセラレータこと外骨格補助スーツの奴は早く実装してほしいと思う。老人とは言え、大人しくしない人間を毎回上げ下げしたり無理な体制で対処した結果、身体痛める現役世代とか地獄だから。医療介護育児の場面では必須だ。今のままじゃ就労者集まらんもん。



超高齢化を宝にする法2018/04/02介護・医療たこつぼ壊せ  超高齢化社会は、社会保障費の増大など負の面がよく語られる。だが日本が世界最速で進むこの分野で、イノベーションを創り出せれば話は変わってくる。夢のロボット実現はまだ難しいが、革新の芽は出始めている。労働集約型の介護の世界でデジタル技術が浸透し始めている。センサーとスマートフォン(スマホ)で効率化・高度化し、AI人工知能)も導入して労働力を3割減らす試みである。新設の高齢者施設などに相次ぎ導入されている。手掛けるのはコニカミノルタ。市村雄二常務執行役は事業開発本部長だったとき、高齢化にどう取り組むか悩んだ。まずいろんな施設に開発担当の社員を駐在させ、課題を徹底的に掘り下げた。結論は介護する人の負担を減らし、多くの高齢者に施設に入居してもらうこと。基盤は長年培ってきた光学技術や画像技術である。入居者の起床や離床は部屋のセンサーから介護士のスマホに自動で通知される。呼吸の異常やベッドからの転落があれば緊急通報がある。転倒などは、3秒前からの録画で何か起きたか確認もできる。入居者の健康状態や日常生活を示すデータを家族に定期的に提供することも可能だ。プロジェクトの人員はスタート時の5倍ほどに膨らんだ。20人弱が介護資格を取得した。「訪問介護への応用や海外展開も視野に入っている」(市村氏)。6090床の中規模施設なら初期の導入費用は2千万~3千万円。2年はどで回収できる金額という。医師や看護師、介護士、理学療法士らの打ち合わせについては、音声から発言者を特定し、文章を自動作成するAIの機能を開発中だ。メモを書き起こす手間が減る。自らも施設を経営する、全国老人保健施設協会の東憲太郎会長は「引き継ぎの日報作りが自動化されれば、入居者に接する時間を増やせる。入居者と介護従事者の双方の満足度が上がる」という。では介護ロボットそのものはどうか産業用ロボットの安川電機は「高齢化社会はやがて自動車産業のような新市場を生み出すかもしれない」小笠原浩社長)と、まず海外で事業開発に取り組む。同社は中国需要などに支えられ、時価総額が1兆円を超えた。産業用のパートナーでもある中国の家電大手「美的集団」と合弁で、介護やリハビリ用ロボットの開発・販売に取り組んでいる。日本では市場が細分化され採算を合わせるのは容易でない。だが中国では美的の10万人超の社員が通う病院でロボツトの開発を進められるし、自治体の協力も得ている。何よりもスピードが速い。それでも難しさはある。産業用ロボットは基本、人がいない空間で作動するから、安全性基準が異なるのだ。イノベーションの推進力は新興企業に分がありそうだ。14年に上場したサイバーダインは、身体機能を改善する治療や運動機能のサポートをする装着型ロボット「HAL」で知られる。医療用タイプは、ドイツの労災保険適用に続き、米国でも治療効果がある医療機器として承認を得た。今年3月には米国最大級のリハビリ病院グループと提携した。国内でも8つの疾病の治療の公的保険が認められた。いまは、患者数が桁違いに多い脳卒中でも保険が適用されるように治験を急いでいる。HALは介護従事者の腰痛防止にも使われている。現場で求められるのは軽量化や使い勝手の良さ。事業者が負担する利用料は月6万~10万円台でコストダウンが課題だ。建設現場や空港で重い荷物を運ぶのを補助する製品や、自動掃除ロボット、搬送ロボットの利用も広がっている。筑波大の教授でもある山海嘉之社長は「約300の介護施設に納入し、創意工夫を発表してもらうなどして職場のやる気を引き出す工夫もしている。『介護』が憧れの仕事になれば」と話している。「日本独自のリアル・ハプティクス(触覚)技術で世の中に貢献したい」。こう語るのは31歳の慶応大理工学部の野崎貴裕専任講師だ。ハプティクスは02年に同大の大西公平教授が実現した技術で、触った感触を得つつ、離れたところにあるロボットを操作できる。力加減がわかるのだ。「これまでのAIやロボットには視覚や聴覚はあるが、人間の手に相当する触覚がなかった」 (野崎氏)。選果場で腐ったミカンを取り除いたり、柔らかい豆腐を取り上げたりといった操作ができる。介護者の支援などのほか遠隔診療への応用など、医療・介護分野に注目している。モーターを動かす2センチ角のチップを製造し30社以上に提供する会社も設立した。様々な分野の同世代を集めた研究開発チームも作った。産業技術総合研究所の比留川博久ロボットイノベーション研究センター長は「高齢者をベッドから車いすに移し替えるのを助けたり歩行しやすくしたりするロボットは、コストをもう少し減らせば普及期に入る」という見立てだ。課題はある。今後はビッグデータ分析などが重要になるが、業界ごとに介護記録などの形式が異なり、事業の「規模の利益」を阻んでいる。介護がどの程度必要かといった判断など、基準をそろえることは政府の役割だろう。要介護者は40年代まで急速に増え、ピーク時は700万~800万人に達する見込み。業界や省庁の縱割りのたこつぼを壊して力を結集し、巨大市場を切り開かない手はないだろう。



【介護】海外で介護を受ける時代がやってくる?--介護企業の海外展開★:2011/08/27()海外に進出する介護企業がターゲットとしているのは、何も現地の人だけではない。 日本国内の高齢者をターゲットに、海外での介護拠点整備に着手する企業も現れ始めた。埼玉県を中心に認知症高齢者グループホームや介護付有料老人ホームを展開するウイズネット (さいたま市)の高橋行憲社長は、中国で「日式介護」の普及を目指す理由についてこう語る。「将来的には、日本の高齢者が中国で暮らしながら十分な介護を受けてもらう、というスタイルも ありだなと考えている。  日本人が現地にわずか数百人程度では寂しいだろうが、例えば30万人程度いれば、日本人にとって寂しさを感じることのない環境を創出することもできると思う」 同社が目指しているのは、日本人が希望すれば、日本国内だけでなく中国でも十分な介護を受け られること。このため、「親日的」ともいわれる中国東北部の大連市内で日本式の介護サービスの 普及を目指し、介護人材の養成や介護基盤の整備などを手掛けている。 ■日本人向けビジネス、中止も  将来の日本人向けビジネスの足場固めをする企業がある一方で、過去に海外での日本人の高齢者向け ビジネスをやめた企業もある。全国で通所介護事業所や介護付有料老人ホームを運営するリエイ(千葉県浦安市)2003年、タイのバンコク市内で日本人向けサービスアパートメントの運営事業を始めた。現地企業と合弁で法人を立ち上げ、看護業務を担う「ナースエイド」の養成課程に介護の独自カリ キュラムを組み込み、日本人向けの介護を担えるスタッフ60人を養成した。養成したスタッフが、 ロングステイする現地の日本人に介護サービスなどを提供する―。これが、当初同社が描いたビジネス モデルだった。さらに日本とタイの間でEPA(経済連携協定)が早期に結ばれれば、養成した人材を 日本の介護現場に送り込めるとの思惑もあった。しかし、この事業は利用者の伸び悩みで収益化に至らなかった上、介護人材の日本への受け入れも実現しなかったため、4年で休止することになった。 ところが同社は、今年8月から同市内で再び介護人材の養成を始めた。年内には第1期生の養成を終え、 本格的にビジネスとしてスタートさせることを目指す。病院によるナースエイドの養成課程に介護の カリキュラムを組み込むという、かつてと同じ手法。だが、介護人材を養成する前提がこれまでと異なる。 以前はタイでロングステイする日本人向けの人材養成だったが、今回は経済成長を続けるタイの富裕層を 対象に訪問介護を担ったり、施設に派遣したりする職員の養成に切り替えた。 「これまでのようなロングステイする日本人向けのビジネスにはあまり期待していない。それより、 日本ほどではなくても、タイにも一定数の富裕層はいる。それと同時に、家事を手伝う『お手伝いさん』 の文化もある。『介護もできる一段レベルの高いお手伝いさん』を求めるタイの高齢者の需要は高いと 判断した」(経営企画部の田中克幸部長)    ■海外進出に向け「企業と業界は理念の確立を」 福祉サービスの第三者評価機関「ケアシステムズ」(東京都千代田区)の和田俊一代表は、日本人高齢者を 対象に介護サービスを提供するビジネススタイルについて、「将来的には一定のニーズが見込める」と 指摘する。 「海外で勤務し、海外旅行を楽しむことが現実のものとなった団塊世代には、海外で生活することに あまり抵抗感を持たない人もいる。その上、物価も安いとなれば、余生を海外で過ごそうという人も 出てくるはずです」 その一方で和田代表は、物価の安い海外の介護拠点が、所得の低い日本の高齢者の受け皿に位置付け られてしまいかねない点を懸念する。本人の意思とは関係なく、低所得の高齢者が“送り込まれてしまう ”危険性をはらんでいるという。 「いずれにせよ、海外における介護拠点の創出は、人の人生にかかわる大事な問題だ。企業や業界全体が どんな理念を持ってやるのか、また、国はどう考えるのかなど、大きな視点で検討を進めることも必要になってくるだろう



【文芸】脳梗塞で倒れた夫で作家の野坂昭如さんのリハビリや食事に心を配る妻でシャンソン歌手・野坂暘子さんが語る介護生活 2010/08/07()  ■リハビリに食事にと心を配り 労力を惜しまず支えていく  夫である作家・野坂昭如(のさか・あきゆき)さん(79)が、 脳梗塞で倒れた7年前から野坂暘子さんの介護生活が始まった。気付くと立ちっぱなしという多忙な中、リハビリに食事にと心を配る。「支えるのは私」と、日々、夫と向き合っている。夫が脳梗塞。「青天の霹靂」とはこのことかと思いました。浴びるほどお酒を飲んでいたから、そんな事態も想定しておくべきだったのに。 発症は平成15年5月。朝、新聞を取りに行った後、夫の様子がおかしい。 右に左に、よろけて歩き、意識も不安定。夫に何が起こったのか。しどろもどろで夫の主治医に連絡し、 朝の渋滞にいらだちながら大学病院へ。主治医の前で、夫は意識を失いました。 糸の切れた凧のように毎夜飲み歩いていたのに、 自宅で発症したのは不幸中の幸い。手術もせず、翌日には意識が戻った。診断は「心原性脳梗塞」。右半身が麻痺し、言語の訓練も要る。 私61歳。夫は72歳。介護の日々が始まりました。



【在宅介護】「限界」7割 家族の負担浮き彫り:2016/04/04()<在宅介護>「限界」7割 家族の負担浮き彫り 毎日新聞  自宅で家族を介護している人の約7割が精神的・肉体的に限界を感じていたことが 毎日新聞の調査で分かった。約2割は介護疲れなどから殺人・心中を考えたことが あるとし、被介護者に暴力をふるった経験を持つ人も2割を超えた。負担や孤立に 悩みながら、愛する家族を支える介護者の姿が浮かび上がった。 毎日新聞は1~2月、介護者支援に取り組む全国の8団体を通じ、在宅介護者に アンケートを実施し、245人(男性62人、女性181人、性別不明2人)から回答を得た。 介護によって精神的・肉体的に限界を感じたことが「ある」とした人は73%(179人)に 上った。全体の22%(54人)は介護中に被介護者に暴力をふるった経験があると 回答した。 さらに、介護している家族を殺してしまいたいと思ったり、一緒に死のうと考えたりした ことがあると答えた人も約2割(48人)いた。どんな時に殺人・心中を考えたかを尋ねる と(複数回答)、77%は「介護に疲れ果てた時」と答えた。 介護による不眠状態が「続いている」(42人)と「時々ある」(104人)を合わせると、 全体の約6割に上った。この146人に、一晩に起きる平均回数を尋ねたところ、 1~3回が約7割(104人)を占め、4~9回も14%(20人)いた。不眠状態が続いて いる人の38%(16人)、時々ある人の22%(23人)が殺人・心中を考えた経験が あると答えていた。 認知症などの症状のために夜間の介助が必要な人は多く、介護者も不規則 な生活を強いられる。在宅介護の現場では、介護者の不眠状態が深刻な問題の 一つであることを裏付けた。 回答者の年代は60代以上が69%を占め、50代は22%だった。介護年数は 「5年以上10年未満」の24%が最多で、「3年以上5年未満」(22%)が続いた。「10年以上」も19%いた。



【社会】パンを食べて80歳男性意識不明…「パンちぎって提供すべき」 介護老人施設に約4000万円賠償判決 2017/03/28()  鹿児島県姶良市の介護老人施設で、パンを食べて意識不明となった80歳の男性とその家族が、 パンを小さくちぎって提供しなかった施設側に責任があるなどとして、 損害賠償を求めていた裁判で、鹿児島地裁は28日、施設側に4000万円あまりの賠償を命じる判決を言い渡しました。 訴えを起こしていたのは、姶良市の介護老人施設・青雲荘を利用していた80歳の男性とその家族です。 男性は2014年1月に施設で出されたロールパンを食べた後、心肺停止状態となり、現在も意識不明となっています。 男性と家族側は「飲み込む力が弱っているので、パンを小さくちぎるよう検討すべきだった」などとして、施設側にあわせて4800万円あまりの、損害賠償を求めていました。鹿児島地裁の鎌野真敬裁判長は28日の裁判で、「パンをそのまま提供したことが窒息の原因。 施設は小さくちぎって提供する義務があった」などとして、施設側にあわせて4000万円あまりの賠償を命じる判決を言い渡しました。 判決を受け施設を経営する青雲会は「コメントできない」としています。

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