▲アメリカの歌手であるホイットニー・ヒューストンが破産寸前らしい。
コカイン中毒かなにかで、全財産を使い切ったもののようだ。総額で1億ドルとか。(きっかけは、亭主のdvらしいが)
アメリカ人のこういうアルコールとかコカインとかへの逃避する(精神科の医者が多い理由といってもいいか)性質の根底にあるものはなんだろうか。
なにが彼女をそうさせたのだろうか。
以下、新聞から抜粋。
ホイットニー・ヒューストンが全財産を浪費し、次のアルバムのギャラを前払いしてもらって生活をしていると報じられている。
コカイン中毒を乗り越えたホイットニーは、 契約しているレーベル会社アリスタの好意で支えてもらっていると、ある関係者はレーダー・オンラインにコメント。
「ホイットニーの財産はもうありません。音楽業界の大御所と彼女のレーベルが 次のアルバムのギャラを前払いしてサポートしています。
でも、そのアルバムがいつ出るのかは未定。周囲の助けがなければ ホームレスですよ」と言っている。
金銭的にはかなり厳しいらしく、わずかなお金さえも友達から借りている状態らしい。
「誰かに電話をして100ドル(約7,600円)を借りたと聞いています。哀れです。マライア・キャリーなみの金を持っていてもおかしくないのに、完全に破産状態です」とのこと。
ホイットニーは2001年8月に、6枚のアルバムで1億ドル(約76億円)という 音楽史上最高額の契約をアリスタと結んだことで有名だが、この金もすべて 使ってしまったようだ。
▲補足、感想など
アメリカ人の推理小説等を読んでいると気が付くことがある。
それはアメリカ人にとって価値があると考えているものの範囲が非常に狭いことだ。
第一がお金で、第2がセックスで、第3が見栄え---そのくらいか。
極端にいうと、これ以外のものは「価値なし」なのだ。
そう考えると、アメリカ人経営者の法外な報酬の意味が分かろう。
こういう考え方の核心は、おそらく民族としての歴史が浅く、文化が薄っぺらいせいだ。
まぁ、嘘っぱちの五千年の歴史を誇る中国人も同じような考え方だが。
価値があるものと思えるものが少ないことは分かった。
じゃ、その数が少ない価値あるものを失うとか失いかけた時、その「失う恐怖」というものが尋常ではないのだろう。
それこそが精神を病む理由ではあるまいか。そしてアルコールに、コカインへ逃避してしまう。
ここで「精神科医」がでてきて法外な報酬を稼ぐという仕組みになっているわけか。
対して、日本人が精神を病む人が少なく平穏に生きていけるのは、自分なり(他人がどう思おうと)に「価値がある」と思っているものが多いためだろう。
江戸時代から多くの道楽というか趣味というか…そんなものを創造してきたからだ。
菊作りを趣味としている人など、アメリカ人からどう見えるのだろう。無価値なわびしいことをしているなぁ、と考える訳か。
しかし。
アメリカ人の書いたこの日本人の「道楽」についての文章等、一度も読んだこともない。
人間には。お金とセックス以外にも多くの価値あるものがある。
つまり、アメリカ人と日本人との間には、これほどの距離・差があるということなのだな。
そんな当たり前のことにアメリカ人が気がつくまで、もう半世紀以上かかりそうだ。
冒頭でふれたホイットニー・ヒューストンと同じようにコカインとかアルコールで財産も名誉も失ってしまうアメリカ人がこれからも続いてでてくるということか。