▲花王が平成23年10月---12月の第3四半期の決算を発表した。
さすがに、小売店へ商品を押し込んだようで、売上高は増加しているのだが、在庫が増え、売掛金も増加しているようだ。
8月以降もう半年になる不買運動の影響は、隠しても隠し切れないところまで来ているようだ。
社長の尾崎さんはおそらくもう辞任を覚悟しているだろう。
まぁ、当然だろうなぁ。
以下、新聞から抜粋。
花王(東:4452)が30日に発表した2012年3月期第3四半期の連結決算は、営業利益が前年同期比6.1%減の940億6800万円だった。
コストダウン活動の推進や費用の節減に努めたものの、天然油脂や石化原料を中心とした原料価格高騰の影響を受けた。
事業別では、海外におけるビューティケア事業の新製品が好調に推移。
ヒューマンヘルスケア事業ならびにファブリック&ホームケア事業の売り上げも伸長した。
ケミカル事業では、原料価格の変動に対応した販売価格改定に取り組み、海外での売り上げが伸長した。
売上高は同2.2%増の9348億400万円、経常利益は同2.8%減の959億7600万円、純利益は同3.6%減の493億7600万円だった。
また、同社は通期連結業績予想を修正し、純利益を前回予想5億7000万円から前期比13%増の5億3000万円に引き下げた。
売上高、営業利益、経常利益については予想を据え置いた。
▲補足、感想など
まぁ、花王はどこまでもつっぱればいいさ。
不買運動がやむ気配さえない。
特に、花王の場合、商品の殆どに国産の代替品がある。
それ故、花王の製品を買わなければどうにもならない…ということはない。
従って、そもそも非常に弱い立場なのだ。
それを一兆円企業とかのプライドをぶらさげて、お客様をお客様とも思わぬ所業にでるから、不買運動が続くのだ。
まぁ、自業自得であろう。
半年でこれだ。これからす—と不買運動が継続して、会社が維持できるわけがない。
どこかで自壊せざるを得まい。
社長が「辞任」したとかで、運動の決着がつくようなことではなさそうだ。
もう、今年の3月末決算についての書き込みがあった。ご紹介したい。
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4Qの終わりは小売店の方からは見物でしょうね
ラウンダーの土下座が全国至る所で見られるでしょう
これを機に、有利な条件を飲ませるか?
いや、賢明な経営者なら、遠ざかっていくでしょうね。
売れないものを抱える程余裕無いですからね、現場は。
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