▲なにか卑しい人間というものは、他人の行動についても卑しく考えるものなのだな。
他人を評しているようで、実は自分の心の中にある「卑しさ」をあからさまに露呈している。
その自分のもつ卑しさを「新聞」という手段をつかって、さらに世間に向かって公表しているようなものだ。
以下、新聞から抜粋。
石原氏も既に79歳。
そろそろ政治家としてまとめの時期を迎えている。
これまで、保守結集の旗頭に、と「石原新党説」が浮かんでは消えていたが、今度はどうなのか。
「都知事の任期途中の辞職の可能性も公言しており、ラストチャンスとして国政進出・天下獲りを狙う可能性はある」。
都選出の複数の国会議員は見方を披歴する。
●「息子を首相に」が石原氏の本音か
仮に石原氏が国政に戻ったとしても、一気に宰相の座を手にするには次期総選挙で民主、自民両党が過半数を獲得できず、石原氏が参画する保守系新党と連立を組むケースに限られそうだ。
しかも、平沼氏らは、石原氏も含む新党の早期結成を目指す構えだが、自民党幹部は「今は自民党で選挙をしたほうが有利と判断する議員が多い。
民主党も選挙基盤が弱い比例選出組はともかく、離党する議員が大量に出るとも思えない。
大きなブームにはならないだろう」と読む。
それでは、石原氏と橋下氏が新党結成などに踏み切る展開はあるのだろうか。
石原氏は大阪市長選で応援。
橋下氏との会談では大阪都構想への支持や、教育基本条例案などの改革で足並みを揃える意向を伝える蜜月ぶりを演出。
表面上、歩調を合わす2人の裏事情に詳しい自民党議員が解説する。
「石原さんの本音は、自民党幹事長を務める息子の伸晃さんを首相にしたくてたまらないんだ。
橋下さんにはできるだけ恩を売って、伸晃さんを首相にかついでくれ、ということだろう」「伸晃さんが、盛んに総選挙後の再編に言及するのも、こうした文脈で考えれば分かりやすい。
でも、橋下さんは利口だから、石原さんの思惑通りには運ばないだろうね」
早いタイミングでの「橋下・石原新党」も、「慎太郎首相」も、実現には高い壁がある。
●最大のネックは資金
追い風に乗る橋下氏と維新の会だが、国政進出にあたっての最大のネックとなりそうなのが、資金面だ。
「実際に全国で200~300人も擁立しようとすれば、莫大な資金がいる。
自前で資金を手当てできるような候補者を揃えるのはかなり難しいはずだ。
現実的には、候補者擁立は、大阪では公明党の候補者が出馬する選挙区以外、そして、大阪以外の近畿圏、大都市に絞るのではないか」とみる。
そうなると、当選者は最大でも数10人程度と予想され、いきなり国政で第1党に躍り出るのは難しい。
みんなの党などとの連携で一定の影響力を行使しながら、橋下氏自らが国政に参戦する可能性がある次々回以降の総選挙までどう国民の期待を繋ぎ止めていくかがカギ。
▲補足、感想等
まぁ、記事の後半部<維新の会の部分>はそんなものだろう---と納得する。
しかし、記事の前半部の伸晃さんを首相に—などと石原さんが思っている訳がない。(はぁ、もしかしてこういう発言をして石原さんが<切れる>ことを狙っているのか)
まさに、「下衆の勘繰り」であろう。
また、石原新党なるものができるかどうか—も定かではない。
石原さんは決して夢想家ではない。むしろ石橋を叩いて渡る側の人だ。勝算のたたない行動には出まい。
だから—と筆者は思う。
石原さんは結局、表に立つ形にはならなくて、むしろ、後ろへ回って大阪の橋下さんあたりを応援するような役割に徹する--と。
※追記。
上のことだろうなぁ。石原さんが激怒したというニュースがあった。ご紹介したい。
--ここから--
2012/04/25(水)
尖閣諸島買い取りを表明した米ワシントンでの講演報道をめぐり、石原知事が激怒する一幕もあった。
ある全国紙記者に「ウソばかり書きやがって。オレは怒っているぞ。
イエローカードが続いたら、みんなの前で殴るぞ」とすごんだ。
どの記事を指したのか、詳しい内容については触れなかった。
--ここまで--
まぁ、いつかは切れると思っていたが、どうとう--という感じだなぁ。
ワシントンでの発言の実況をみていると、記憶も確かだし、当分、大丈夫だな。
息子がどうこう--という部分が気に入らないんのだろうが、まぁ、この親を乗り越えるのは無理だなぁ。