▲昨年の8月始めに、花王が初期の対応を誤り、不買運動の激化から、どうやら第3四半期決算では粉飾くさいことまでしているようだ。
韓国系・朝鮮系の資本家達からすると、「花王」一社のみだから、こうなった---と考えたらしい。
そこでもう一社ターゲットを作れば、多少は目標がぼけるのではないか—と考え、スケープゴートのような会社を探した。
(ついでのことながら、この一連の流れをみていると、1980年代始め頃の、グリコ・森永事件を思い出す。さんざん大騒動があって、最後に得<トク>をしたのが韓国系・北朝鮮系の企業だということだ。雪印事件などもそうだ。最後に美味しい思いをしたのは「ロッテ」だった。
そもそも韓国系の企業と目された会社は、キムテヒさんのような韓国の俳優を使わない。韓国系とは関係がないと考えられている企業が、敢えて、キムテヒさんを起用して、案の定、大騒動となる。このあたり、日本人はよほど気を付けなければなるまい)
それが、ロートという会社だ。
今度、ロートが出す「雪ごこち」という化粧水のcmに韓国のキムテヒという女優を使うことになった。
これに日本人が反発・反応しているのだ。
なぜ、キムテヒという日本での評判の悪い女優を使うのか---その理由は分からない。
電通あたりに、ロートのなにか弱み(もしかして経営陣あたりの)を握られて脅されているのかもしれない。
しかしながら、脅されてどうこう---ということと、初期対応ができるかどうか—ということとは別のことであろう。
花王は文字通り、初期対応を誤り、完全に無視するという反応をした。
不買運動が始まった初期に、自社のhpに「今後は電話の対応を改善します」という一行の文章でも載せれば、最新の四半期決算で粉飾まがいのことまでするには至らなかったろう。
このあたりだなぁ。
危機—というものは、降って湧いたように発生する。
昨年の大震災のようなものだ。
この降って湧いたような「危機」にロートという会社がどう対応するか---ということは、ロートの現経営者の危機対応能力にそのすべてがかかっている。
花王の尾崎社長は、「無視する」という判断をして、一兆円企業を文字通り、灰燼と化そうとしている。
さぁ、これからどうすればいいのかなぁ。
ロートも同じく「無視する」という判断も可能だろう。とりあえず、様子をみる---ということもできる。
様子をみていれば、そのうち、不買運動も沈静化するかもしれないし---。
そういう先の見えない・不確定な条件の中で、ロートという会社の経営者はどういう方向を選択するのがベストなのか。
こういう時は経営者としての「志<こころざし>」が問われているのだろうなぁ。
迷った時、その判断の基本にあるものは、
「日本人として、日本の企業として、世間に向かって大手を振って歩ける企業でありたい」--ということではないのか。
ロートの社員達が、コソコソと下を向いて歩くような企業にするなよ。
(因みに、今、花王の社員達は名刺もカンタンには出せまい。花王の名称のついている名刺を出せば、「在日の人?」とか聞かれるに決まっているものなぁ。酒場の片隅で、社員同士で小さな声でボソボソ不平を言っているだけだろう)