2011年4月25日月曜日

船頭多くして、舟、山に登る。復興構想会議。

▲震災以後、どう復興するか…と復興構想会議が動き始めたのだが、なんせ、船頭が多いために、ぎくしゃくしているようだ。

こういう場合には、巧遅より拙速を重んじるという対応が正しかろう。

立ち入り禁止区域内の動物とか…とりあえず、毎日、餌を食べさせ、水を飲ませないと死んでしまう。

殺せばいいだろう…なんという言い方をしているようだが、これは動物・植物を育てた経験のない人間がいうことだろう。

そして、拙速であるためには、少人数で方向性を決めて、テキパキ行動する方が大切だろう。

多くの人数で、アレコレ議論したところで、そんなに選択肢は多くはない。

以下、新聞から抜粋。

東日本大震災復興構想会議は第2回会合で、会議の運営方法をめぐって、各委員から改善を求める声が相次いだ。

意見集約に向け委員の間に早くも危機感が漂っている。

a教授は終了後、記者団に「あまりに人が多すぎて議論ができない。本当はしゃべりたいことがいっぱいあるが、時間が足りなくて煮詰まらない」と。

「5月の連休明け以降は交通整理していくと思うが……」と、第1次提言取りまとめにも不安を見せた。

会合では、検討部会が財源論などの議論を始めていることについて、h編集委員が「構想会議とかかわりなく、独立して議論が先行している印象を受ける」と指摘。

 五百旗頭真議長は「7合目、8合目まで議論してもらい、頂上に登り詰めるのは我々がやる」と釈明する。

この日は、会合のテーマを事前に決め、委員が事前にメモを提出し、議長が整理して論議することや、緊急課題について提言を行うよう求める意見も出た。

▲補足、感想など

復興構想なんて、菅さんの自分の常識についての自信の無さをあらわれだなぁ。

冒頭で触れたように選択肢が10もある訳ではない。

せいぜい、2ないし3であろう。

菅さんが、その2-3のうちで、ベストを思うものを選択すればいいではないか。

それがリーダーシップというものだ。

多くの人間の叡智を待っているような時間がない。

できるだけ小人数で、方向性を決定し、拙速を重んじよ。