こういう場合には、巧遅より拙速を重んじるという対応が正しかろう。
立ち入り禁止区域内の動物とか…とりあえず、毎日、餌を食べさせ、水を飲ませないと死んでしまう。
殺せばいいだろう…なんという言い方をしているようだが、これは動物・植物を育てた経験のない人間がいうことだろう。
そして、拙速であるためには、少人数で方向性を決めて、テキパキ行動する方が大切だろう。
多くの人数で、アレコレ議論したところで、そんなに選択肢は多くはない。
以下、新聞から抜粋。
東日本大震災復興構想会議は第2回会合で、会議の運営方法をめぐって、各委員から改善を求める声が相次いだ。
意見集約に向け委員の間に早くも危機感が漂っている。
a教授は終了後、記者団に「あまりに人が多すぎて議論ができない。本当はしゃべりたいことがいっぱいあるが、時間が足りなくて煮詰まらない」と。
「5月の連休明け以降は交通整理していくと思うが……」と、第1次提言取りまとめにも不安を見せた。
会合では、検討部会が財源論などの議論を始めていることについて、h編集委員が「構想会議とかかわりなく、独立して議論が先行している印象を受ける」と指摘。
五百旗頭真議長は「7合目、8合目まで議論してもらい、頂上に登り詰めるのは我々がやる」と釈明する。
この日は、会合のテーマを事前に決め、委員が事前にメモを提出し、議長が整理して論議することや、緊急課題について提言を行うよう求める意見も出た。
▲補足、感想など
復興構想なんて、菅さんの自分の常識についての自信の無さをあらわれだなぁ。
冒頭で触れたように選択肢が10もある訳ではない。
せいぜい、2ないし3であろう。
菅さんが、その2-3のうちで、ベストを思うものを選択すればいいではないか。
それがリーダーシップというものだ。
多くの人間の叡智を待っているような時間がない。
できるだけ小人数で、方向性を決定し、拙速を重んじよ。