▲この久美子社長の経営をみていると、アメリカのmba
とか称する人達との類似性を感じる。
単純にいえば、「頭でっかち」だということ。
そして。
根底にあるのは、「技術というものへの畏敬の念」が無いということだ。
単にこんな商品を作れば売れる筈てなことを考えるのだろう。
特に、「ニトリ」なんて見本があれば、あれを真似すればうまくいくはずとか考えるのだろうな。
ニトリだって、別に最初からうまくいっていた訳ではあるまい。失敗すれば、試行錯誤して、すこしづつ、「儲かる道筋」が見えてきたということであろう。
大塚家具の久美子社長には、ニトリの「失敗」「試行錯誤」という途中の過程がみえないのだ。
ニトリのうまくいったという「結果」だけをみて、あのマネをすれば儲かる筈と単純に考えてしまうのだ。ニトリの失敗、試行錯誤というものを無視して----。
そして、マネをすれば---という単純な思考の根底には、「技術」というものへの軽視が潜んでいる。
そこらが、アメリカのmba
というものと通底している。
かってgmの副社長の言いが記憶の残る。ちょいとみてみようか。
-ここから-
「リコール、半分は日本車。GMは3%未満」--米GMトップ、品質アピール
★:2012/06/13(水)
米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)のアカーソン最高経営責任者(CEO)は
12日開かれた株主総会で、「昨年の米国のリコール(回収・無償修理)台数のうち、
日系メーカー2社だけで半数近くを占める」と指摘した。
その上で、「GMは全体の
3%未満だった」と強調し、高品質をアピールした。
品質への取り組みについての
株主からの質問に答えた。
◎http://news.infoseek.co.jp/article/120613jijiX681
上の記事から感じることは、「技術への軽視」だ。こんな人間が、gmの副社長なのだぞ。
上の記事は、2012年だが、2020年になるとかってのビッグ3のシェアが20%とになったと記事になっていた。
上のgm副社長の発言のどこかおかしいか、日本人からの書き込みをみよう。
63
::2012/06/13(水)
リコールが3%未満なのに、リコールもかかってない部品がよく壊れるから。
仮に品質が良いとしてもリコール部品が来ないから、サービスは最悪でいいか?
アカーソン最高経営責任者(CEO)←この人、大丈夫な人か?
今時、エアコンが壊れるクルマないぞ?
C6 CORVETTEの話だけどよ。
124
::2012/06/13(水)
売った後も責任を持ってくれるのが日本車。
我が社の責任じゃありませんよ。とすっ呆けるのがあんた達。
いや三菱のリコール隠しがあったからまあでも逆に欠陥が見つかってリコールしない会社の方が普通なのかもね。
数年前○ンツでも数万キロ走ると終わるエンジンがあったからね
-ここまで-
技術への畏敬の念をもたないものは、「技術」から復讐されるのだ。
表題の記事をみよう。
2020/02/11(火)
ヤマダ電機の傘下で経営再建中の大塚家具は10日、2020年4月期(19年1月~20年4月の16カ月)の業績予想を公表し、売上高が368億円、純損益が66億円の赤字になる見通しだと明らかにした。今期から決算期を変更したため単純比較はできないが、前期(18年12月期)の業績より悪化し、赤字が継続する。
消費税増税の影響で年末商戦が振るわなかったほか、新型肺炎のあおりで中国での事業展開が遅れる見込みとなったことが響いた。ヤマダの子会社となったことに伴う会計基準の変更で在庫などの資産評価を見直した結果、約18億円の評価損が発生したことも下押し要因となった。
▲補足、感想など
上の記事には、日本人からの書き込みがあった。いくつかを拾ってみよう。
-ここから-
6
ヤマダからの増資分を使い切るかな。
20
本当に無能だったなw
48
ヤマダは、家具すら売れないのか?次はたこ焼きでも売るか?
72
現金たくさんあったのに・・・よくここまで壊したな
158
高級路線なんか貧民路線なんかハッキリせい
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2496148 ] 大塚家具は経営陣が悪ふざけしてるようにしか見えんレベルで酷い
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2496153 ]個人でなく法人にターゲットを絞ったら?タワマンの各戸の室内家具をマンション業者に売り込む。
[
2496158 ]どこを目指してるか分らん様になってもうたから御客さんも行かんわ。単純な話しです。
[
2496167 ] その金はどこでばらまいてんだ
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2496195 ]
久美子は無能結果論だけど会社を潰した久美子と、潰れる前にも抜け出せた長男どちらが優秀だったかと言えば長男ビジネスは結果が全て、結果出せない人間は経歴有ろうが無かろうが、無能
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2496216 ] ただでさえ赤字でこれから中国へ事業展開とか、すごい会社だな。
[
2496246 ]頭はいいんだろうが、頭が弱い
[
2496292 ] アメリカみたいに不動産家具セットにして外人向けに商いしたら。
-ここまで-
久美子社長の経営について、従前の批判をみようか。
-ここから-
2016/12/12
● 危機を招いた
久美子体制の 二つの過ち
大塚家具の業績はなぜこれほどまでに落ち込んだのか。大きな理由は二つある。
一つは中途半端な価格戦略だ。
家具業界は、低価格商品を強みとするニトリやスウェーデンのイケアの勃興によって、
高級品と普及品への二極化が進んだ。
勝久前会長は、そうした変化の中にあっても高級品路線を貫いてきた。
一方、久美子社長はニトリやイケアに対抗すべく、従来よりも低価格な商品を増やし、全方位戦略を敷いている。
そのため、「誰がターゲットなのか」がぼやけてしまった。
より大きな理由は二つ目にある。安売りセールによる「大塚家具ファン」の心離れだ。
大塚家具は創業以来、問屋を通さないという流通形態を取ることで百貨店などの競合と差別化し、高級品をできるだけ安く販売するモデルを築いてきた。
1993年以降は、商品は最初からできる限り低価格に抑え、どれだけ客に頼まれても「原則、値引きはしない」をおきてにした。
客が愛想を尽かして帰っても、百貨店などで同じ商品の価格を比較して、大塚家具に戻ってくるケースが多かったという。それ故、リピーターが多いのが特徴だった。
安易なセールは、このモデルでつかんだファンからの信頼を裏切ることになる。
しかし、15年4~5月に開催した「大感謝セール」以降、久美子社長体制ではこれまでに計4回のセールを実施した。
“禁断の果実”に手を出した結果、15年3月の株主総会以降、セール実施月を除くと、
店舗売上高が前年実績を超えた月はほとんどない。
結局、業績悪化に拍車が掛かるばかりとなった。
売却予定とみられる春日部の土地は、勝久前会長が購入を決めたものだ。
久美子社長は当時、土地の購入に断固反対していた。
皮肉にも、勝久前会長が購入を決めた土地が資産価値を上げ、その売却益によって、久美子社長体制は救われようとしている。
とはいえ、一時な止血であり、根本的な解決策ではない。
通期決算は来年2月中旬に発表され、
3月下旬には株主総会が控える。
再び大塚家具に注目が集まることになりそうだ
2017/03/22
経済ジャーナリストの松崎隆司氏は苦戦の原因をこう分析する。
「久美子社長体制になって変わったのは、会員制で販売員がつきっきりという接客スタイルを廃したことぐらいで、
品揃えは中価格帯が中心といっても相変わらず高級家具もありますし、中途半端な印象が拭えません。
それでいて、ニトリやイケアのように低価格路線とは違うと言い続けている。
どんなターゲットに向けてどんな家具を売っていこうというマーケティング戦略が曖昧で絞り込めていないため、
他店との差別化ができていないのです。家具のリユースにしても発想は良かったものの、中古家具を多く抱えて
通常の販売家具のアフターケアが疎かになっているという話も聞きます。
これまでの大塚家具ファンだけでなく、新たなお客さんも囲い込めていないというのが現状でしょう」
結局は、勝久氏が続けてきた高級路線の踏襲こそが大塚家具の“らしさ”であり、経営の安定にも繋がっていたのではないか、
という皮肉な見方も出始めている。当の勝久氏は昨年より別の高級家具店「匠大塚」を埼玉県・春日部と東京・日本橋に展開。着々と業容を拡大させている。
さて、久美子社長は今後どんな巻き返し策に打って出るのか。
3月10日には新たな「経営ビジョン」を発表。2019年末までに既存店の閉鎖や面積縮小でコストを削減する代わりに、
“ミニ大塚家具”ともいうべき小型専門店を30店舗増やす計画を示したが、「近年の業績不振で手元資金も枯渇しているため、
店舗の閉鎖や新設がどこまでスムーズに進むかは不透明」(前出・松崎氏)との指摘は多い。
そもそも、久美子社長がそこまで経営の陣頭指揮を執り続けられる保証もない。3月末に行われる大塚家具の株主総会に向け、
議決権行使助言会社のISSが久美子社長再任に反対しているとの情報もある。
2年前の父娘バトルでは久美子氏を支援した株主の中には、勝久氏の“復帰”を求める声さえ出ている。
「久美子社長とのコミュニケーション不足や不信感から、会社を逃げ出して匠大塚に移る幹部や社員が後を絶たないし、
3年間80円配当を続けるという“公約”も守られそうにない。このまま業績回復のメドが立たなければ、また勝久氏に経営を託したほうがいい」
勝久氏はすでに大塚家具の株を売却し、「本人に復帰の意思はまったくない」(匠大塚関係者)とはいえ、そこは自らが築いた看板。
娘との遺恨も晴らすべく、再び何らかの形で経営参画する可能性もないとはいえないだろう。
-ここまで-
頭デッカチの一言に尽きるような気がする。
ビジネスモデルがどうたらと息巻いている久美子社長の姿が想像できる。そこには、技術というものへの畏敬の念があるまい。