▲なにか偉そうに—という表題ではある。
いや、上から目線と感じられる文章となってしまうかもしれないな。
なにかというと、すこし、塊として時間がとれるので、いくつかの「新しいもの」に取り組んでいるのだが、その効率的な習得方法というものを考えていた。
で。
思いついたのは、日本古来の「守破離しゅはり」だ。
まず、この守破離というものを説明しておきたい。
--ここから--
守・破・離
仏教では習。絶・真ともいい、あらゆる道の修行における順序段階を教えている。
・守―教えを守り私意をさしはさむことなく、ひたすら基本を身につける段階である。書道の楷書にあたるもので、一点一画をゆるがせにしない心配りが大切である。
・破(は)―守の殻を破り躍進する時代である。いままでの教えを基礎とし、中核として、自己の知能や個性を発揮して次第に自己の剣道を創造する時代で書道の行書にあたる領域である。
・離(り)―孔子の七十にして矩(のり)を超えずの境地であり、あらゆる修行の結果我が思いのままに行動して、いささかも規矩にはずれることなく、一つの形や流儀流派にとらわれることもなく、自由闊達に自己の剣風を発揮できる時代である。
2012/05/28(月)
日本にきて日の浅いお前に教えてやるよ
日本の思想は欧米のまねと言うが唯心論と唯物論をいったり来たりのあちらさんの思想と
禅に代表される心と体は相互に関係するのが日本及び東洋思想だよ
それから自然災害の多さは生への執着ではなく仏教の無常感、神道の一新するという考えに結びついた
それと技術の真似にしても、真似するには能力がいる
守破離は習い事の基本
黄色人種が真似しよとしても出来なかった国産飛行機を最初に作って欧米に対抗したのは日本だぜ
日本の価値基準は美しいかそうでないかだ、どんな汚い手を使っても生き残ってくお前らにはわかるまい
変な思想にかぶれて殺し合いの欧米思想より
美食と旅行と園芸で平和に暮らすってのが江戸時代からの日本人の知恵よ
ひまあれば西田幾太郎の善の研究でもよんでおけ
日本文化は許容でも迎合でもなく融合だろ
そしてそのカオスの中でも本質は変えず取り入れたものを極め、良いとこ取りして生まれ変わる
日本文化の真髄は「守破離」そのものなんだよね
2010年10月16日
--ここまで--
人それぞれに記憶力とか理解力、集中力の差というものがある。
そのために習得できる時間はそれぞれ異なってしまう。
ただ。
大事なことは、上で書いてあるごとく、守 → 破 → 離 という流れとなることを「意識」していることなのだ。
大きな流れさえ、ちゃんと知っていれば、「学ぶ」のに迷わないのだ。
あぁ、オレは今、「守」の真ん中にいるのだなとか、これでは、まだまだ「守」が足らないなとか、今、「破」に入ったかなとか、自分の到達した段階に予測がつく。
「迷わないこと」が、「時間の短縮」となる。
また、時間の配分などにもつながる。守:破:離 を5:3:2ぐらいでどうか--とか思いつくだろう。
で。
最短距離で、新しい技術を身につけることに、結果的になってしまう。
学生の頃に、この「守破離」を知っていればよかったな、とつくづく思ってしまう。
数学とか英語を勉強するとき、この守破離という「伝統的な思考」を知っていれば、もっと、効率的に勉強ができたなと思う。
残念で堪らない。