▲ホンの数人とは、会長・社長、最高技術責任者 であろう。
要するに、自分のことではないか。
犯人は、社長であり会長なのだ。
それが、なにか下っ端の下っ端がミスをした—てな言い方をして、卑怯な経営者だな。
こりゃ、VWという会社は、そう簡単には立ち直れないぞ。
以下、新聞から抜粋。
ドイツのフォルクスワーゲンが、アメリカで販売したディーゼル車50万台に、排ガス規制を逃れるため不正なソフトウエアを搭載していた問題で、フォルクスワーゲンは調査の結果、世界で1100万台に不正なソフトが搭載され、排ガスのデータに影響があると発表。
この問題は、アメリカ環境保護局が、フォルクスワーゲンが2008年からことしにかけてアメリカで販売したディーゼル車およそ50万台に、排ガス規制を逃れるため不正なソフトウエアを搭載していたと発表し明らかに。
フォルクスワーゲンは不正があったことを認め謝罪、内部調査を行っていましたが、不正なソフトウエアが搭載されたディーゼル車は多いことが分かったと発表。
その中でフォルクスワーゲンは、大多数のディーゼル車についてはこのソフトによる影響はないものの、一部については、排ガスのデータが、検査を受けたときと道路を走行したときとでは食い違いが生じ、その数は世界で1100万台に上ると。
アメリカ環境保護局によりますと、このソフトウエアは車が試験場などで検査されるときは有害物質の量を減らすよう設定、車が道路を走行したときは有害物質はほとんど減らず、最大で基準の40倍に上る窒素酸化物などを排出していた。
フォルクスワーゲンは、車両の改修などの費用としておよそ65億ユーロ(8700億円)を計上するとしていますが、ドイツの運輸当局が再検査に乗り出す方針を示し、アメリカの司法省も刑事事件として捜査を始めた。
フォルクスワーゲン会長「数人の過ち」
フォルクスワーゲンのウィンターコルン会長は、デオ声明を発表し、「今回の不正を巡り、顧客の皆様や関係当局、そして世間の人々に心からおわびします」と述べ、陳謝。
また、「この問題の全容を明らかにするために、われわれは妥協しない」と述べ、事実関係の解明に姿勢を示しました。
そのうえで、ウィンターコルン会長は「ほんの数人の過ちによって、60万人の全従業員の懸命かつ誠実な仕事ぶりが疑われるようなことはあってはならない」と述べ、組織ぐるみの不正ではなく、一部の従業員によるものだと強調。
▲補足、感想など
だから。
不正ソフトの責任を負うべき人間は、会長、社長、最高技術責任者 であろう。
また、ロビー活動も社長によってなされものだろう。
その記事他をご紹介したい。
---ここから--
2015/09/27(日)
ドイツの自動車大手・フォルクスワーゲンが排ガス規制を不正にかいくぐっていた問題で、イギリスのメディアは、使用されたソフトについてEUが2年前に把握していたと。
イギリスの新聞「フィナンシャル・タイムズ」によりますと、EUの研究機関は、検査を感知して排ガス量を操作する違法ソフトの存在を2013年の時点で把握し、「試験場ではなく、実際に路上を走る形でのテストをするべきだ」と指摘していた。
「フィナンシャル・タイムズ」はEUがこの問題を追及できなかった背景として、
自動車業界のロビー活動が持つ影響力の大きさを挙げています。
一方、AP通信によりますと、スイスの連邦交通局は、、不正が指摘されたフォルクスワーゲングループの車について、国内での新規販売を停止すると発表。
最大18万台が販売停止となる可能性がある。
また。
ディーゼル車の排ガス不正問題の責任をとってドイツ自動車大手フォルクスワーゲン(VW)の最高経営責任者(CEO)を辞任したマルティン・ウィンターコルン氏は、年金を含めて最大約6000万ユーロ(約80億円)の退職金を受け取る可能性がある。
--ここまで--
これから、どれだけの負担を背負うか分からない状況で、直接の責任者が80億円の退職金をもらってやめるねぇ。
ドイツの自動車メーカーって、恐らく、もうダメだな。
これからは、衰退への一直線であろう。