▲インドネシア大統領が、中国を当て馬に使って、日本から譲歩案を出させることを目的としたものらしい。
なんせ、距離が140キロだし、また、落札した企業は、用地買収までするようだ。
こんな話どこかで聞いたなぁ。
ブラジルが韓国を当て馬に使って、日本から譲歩を引き出そうとした話に酷似している。
あれも、用地買収こみであった。
で。
日本は、インドネシア政府に債務保証をするように要求して、インドネシア政府がこれを拒否した—というのが、表題の「日中両案を採用せず」の意味らしい。
以下、新聞から抜粋。
日本と中国が受注を争うインドネシアの高速鉄道計画で、同国政府は、日中いずれの提案も採用しない方針を固めた。
同計画は事実上、見直される。
担当閣僚の一人は計画されている区間が約140キロと短いことなどを挙げ、「大統領は高速鉄道を利用しないことを決定した」と語った。
ジョコ大統領は同日、日中どちらの提案を採用するかを評価した関係閣僚の勧告を受け取った。
大統領は来週中にも日中の代表者から改めて話を聞き、最終判断することを予定していた。
▲補足、感想など
インドネシアには、まだ高速鉄道は早いのだろうな。
たった、140キロではないか、必要あるまい。
インドネシアの経済がもっと発展して、そこで考えればいいこと。
日本にとっても、インドネシアという国がどのような国か理解できたであろうし、経済の発展段階でそれぞれ必要とされるものが違うのだ—ということがよく理解できた話でもある。