▲なんたら美味しい話にうかうか乗れるか—と思ったということか。
いや、小泉厚生相のテレビでの発言をみて感じたことだ。
もっと言えば、これは松井大阪市長の「売名行為」だと感じたということか。
ふ~ん。
つまり、自分が厚生相をやっている間は、なんたらかんたら言いながら、「このままの状態」を維持すれば、成功もないが、ミスもないだろう---という政治的ミスは絶対にしないという判断だということだろう。
厚生相たって、数年のことだ。
ここで派手な「つまづき」を経験したくはない---という判断なのだろう。
なるほど---。
そう出たか。
あぁ、上の記事の概略の文章だけを転記しておこう。
日本大震災の被災地の福島県を訪れた小泉環境大臣。午前に会った大阪市の松井市長の発言に対してコメントしました。原発事故で今も福島第一原発の処理水は増えています。
松井市長は処理された水が環境や人体に影響がないと科学的に根拠が示された場合と前置きしたうえで、大阪湾での海洋放出に言及していました。この発言に対して小泉環境大臣は・・・。
小泉進次郎環境大臣:「(所管外の者が発言すると)結果として一番、大切にしなければいけない地元の福島県の方、そして漁業関係者の皆さん。その皆さんのことを傷付けることがあってはならない。
▲補足、感想など
どこらに核心があるのだろうな。
松井大阪市長の売名行為(小泉厚生相はこう受け止めた) → オレは、将来の総理候補。こんないかがわしい美味しい話にうかうか乗ると、とんでもない政治的な「つまづき」をするかもしれない。
そんな危ないことができるかい。このまま、放置しておけば、数年後には厚生相からはずれる。「放置」こそが、最大の自分の安全策だと考えた---てな顛末ではあるまいか。
いや、まぁ、いいさ。
ちょいと吉村大阪知事の発言もみておこう。
--ここから--
17日に東吉村氏もツイッターに「誰かがやらないとこの問題は解決しない。国の小泉氏が腹をくくれば、腹をくくる地方の政治家もでてくるだろう」と記し、国と地方が連携し、被災地の負担を軽減していく必要性を訴えた。
--ここまで--
だから。
小泉厚生相は、松井大阪市長の売名行為に乗っかって「腹をくくる」ってたまるか—と決断したということだろう。
危ないことはしないさ。オレはなんたって、総理候補の第一人者。こんなところで「躓いて」たまるか---と思っているということだ。
小泉厚生相の原発排水への唯一の対策は、「オレが厚生相をしている間は放置する」ことだと決心したということだろうな。