2021年6月21日月曜日

水素の価格が3分の1になる

 

エネルギー源をなににするか—ということは、国家の命運を左右するほどのことだ。また、自動車を含めて駆動部分を、モーターにするかエンジンにするか—ということとも関連する。まず、表題の水素の価格が下がりそうだという記事をみよう。

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ENEOSと千代田化工建設は製造過程で二酸化炭素(CO2)を出さない「グリーン水素」の製造プラントを共同開発する。電気分解に関する独自技術を使って設備投資を抑え、水素価格を1キログラム当たり330円と、現在の3分の1程度にするのを目指す。実現すれば社会全体の脱炭素を大きく後押しする。水素は化石燃料の代わりに発電所や自動車の燃料などに使うことができ、燃やしてもCO2が出ない。脱炭素実現の鍵になると期待されている。

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自動車の駆動部を、電池で蓄積した電気でモーターを駆動させるか、水素エンジンを使うか---という「技術的な競争」が始まっている---と考えればいいのかな。上の記事には、日本人からのl書き込みがあった。モーターか水素エンジンかどちらが主力となるか---という問いにヒントを与えるようなことだ。

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126: >>1電気分解で水素を作るのに、発電所で使うとか馬鹿記事じゃね?

2: 旧型ミライは水素1kg100km走ります

36: >>2つーことはリッター15km/hだと仮定して計算すると水素1キロは6.6リットルくらいか

4: 新型ミライは水素1kg135km走ります

38: >>4100円で40kmも走れるのか。ガソリン並みの税金かけられても戦えるな。

50:>>38でも330円は原価なんじゃね?

77: >>50値段が倍になっても20㎞。ガソリンの値動リスク考えたらいいんじゃない?

87: >>4結局は税金何重にも掛けるからガソリンと変わらなくなるだろ。

154: >>4これ計算したら液体水素1kgって約14リットルだから燃費で言うとリッター10kmないのなこれだと結構な大型タンクが必要になるな

5: で?

7: >>5安い

55: >>7まずは事業用や営業車で使ってもらうと良いかもねキーエンスあたりに使ってもらえば良いデータが取れるかも

123: >>55浅利納入業者だと公道最高速チャレンジもしてくれる

65: >>7もしもし。税金の事を忘れてませんか?ガソリンだって税金除いたら爆安ですよww

6: 液体水素積んで走りたくないけど

9: >>6リチウムよりマシだろ

138: >>9ちなみにMIRAIはハイブリッドやで二代目はリチウムイオン電池搭載や

12: >>6ガソリンやリチウムも相当な危険物だろ

25: >>12コレw日常に溢れているから、危険性に気が付かないw

11: あとは水素タンクの保守点検期間が法定15年しかないってとこだな

14: >>11バッテリーよりは持つじゃねえか

24: 水素スタンドをボコボコ建てれるほどもう日本は豊かじゃないんやで

30: >>24豊かじゃないから公共事業としてボコボコ建てるんでしょ

26: 日本政府「水素にガソリン並みの税金乗せるわ」

143: >>26そんな事言い出す政党があったら全力で潰すわ

28:欧米のでっち上げクリーンの電気からガチクリーンの水素へ傾けばトヨタが勝ち確になるんだがね…

31:現在の水素価格は、政策としてガソリンと同等になるように補助金が出てる。補助金が出て330円では意味がないけど、記事には書いてないね。この記事を書いた記者は意図的になぜ補助金に触れないのか?

111: >>31原価だよ最後まで読めよバカ

37: バッテリーの需要が増えてレアメタルが値上がりしたら水素の方が安くつきそう

40: >>37質の悪いいわゆる褐炭って奴から水素取れるらしい丁度、チャイナとオージー揉めてるので褐炭を安く手に入れるチャンスではある

47: >>40褐炭で水素取れるなら石炭でも取れるはず日本は炭鉱潰しちゃったけど残しておけば良かったのにね

58: >>47あれはCO2排出を外国に押し付けるための政策だから日本政府のやることは姑息で問題の先送りしかしない

89: >>47坑道に水詰めてるだけだからいつでも復活させられるぞでも日本の人件費で採算合う訳なかろう

43: それなら水素から電気つくって結局は電気自動車だろ

95: >>43e-power方式が最適解になるのか

48: 水素ってブルーだと勝手に思ってたわけどよく考えたら青いのは酸素の色だよな

51: 水素は燃料電池だけでなく水素エンジン(内燃機関)でもいける同時進行によるインフラの相乗効果逆に燃料電池は水素だけでなくカーボンオフであれば燃料油などの選択肢もあつまり何が言いたいかというとEVは袋小路せいぜい街乗りのミニカーでしか生き残れない

52: 実質ガソリンと同じくらいにしたってだけだろ。こないだトヨタの社長が出てたレースで他の車の3倍くらい給ガスが必要だったみたいだからな。

53: ガソリンはよう走るけど値段変動が激しいし、EVは走らんし自然災害に弱いし、水素は車が安くなれば、選択肢の一つになり得るかもな。

56: てか水素エネルギー開発を進めてるのって別に日本だけじゃないのに、何故か水素を日本だけのガラパゴスだと思い込んでる人いてホント謎

68: >>57石油依存からの脱却は近代国家の課題だぞ。車の製造にも石油製品があるから全て解決ではないけど、それでも大きな前進ではあるだろう

141: >>57普及し始めはやらない。むしろ減税。脱炭素にブレーキかかってしまうからな。十分に浸透してガソリンから完全脱却して後戻り出来なくなってからジワジワと少しづつ増税していく。それが政府のやり方。

60: バッテリーの技術革新の速度より水素の低価格化の方が早そうだな再エネを推進するせいで電気料金がどんどん上がって行ってるし、コスパという点でEVは厳しくなる一方じゃね?

76: >>6010年前から1/3になると言い続けてるwその結果はkg1000円が1100円に悪化しただけ

101: >>76福島原発事故も10年だが、原発再稼働が困難なまま再エネも本命は不在なまま電気料金だけはずっと値上がりし続けてる。バッテリーに技術革新があったとしてもEVは肝心の電気が安くならないからコスパの良くなる要素がないけどね

113:>>104水素はアンモニアで運搬や保管するというニュースも過去にあったよねお前の言う3倍が何処から何処までのコストを言ってるのかさっぱり分からん

62: 「みなす」ってなんだかな~?Jパワーはオーストラリアのビクトリア州にある褐炭を燃焼してガス化させ、水蒸気を加えて水素を製造する装置を稼働させた将来的には、褐炭の燃焼で発生する二酸化炭素(CO2)を地中に埋めるCCSCO2の回収・貯留)を実施し、CO2を排出しないと見なす「ブルー水素」を製造することも視野に入れる。

75: グリーン水素とか言うからまた水素水みたいな胡散臭いものかと思った

81: この間の北陸と新潟豪雪見たらEVは無理だし肝心の電力も逼迫してるからさらに無理

86: だって水を電気分解するだけやろ?そら母なる地球が何億年と蓄えてきた化石燃料より安いの当たり前やろ

108:>>86重さも考えろよ単細胞

90: とりあえずブルー水素で100/kg目指そうぜ一回の給水素1000円で800km走れるように

91: でもプリウスみたいなやつはやめてくれまたプリウスミサイルならぬミライミサイルとかバカにされる

98: 珍しいな。水素関連のニュースになると反射的に、ヒンデンブルク!ヒンデンブルク!って叫ぶ人達が常にいるのに今日はいないな。

99: >>98そんな奴いたか?w両津かよw

109: >>99居るよただヒンデンブルグ号の事故は外郭に使われたアルミニウムの延焼説が濃厚水素の場合はあんな大炎上じゃなくて福島原発みたいに一瞬でポン!と爆発して終わりだからな

116: 1kgでガソリン何リットル相当なの?

127: >>116水素の低位発熱量が119,620kj/kgでガソリンが44,000kj/kgざっくり2.5エンジンの効率わからんから単純比較できないけどね

139: >>122発想の逆転が必要だなタンクを小さくして細かな補給を必要を受け入れるとか車の屋根の上に別付けでタンクつけてぶつかっても潰れない位置に配置とか事故った時に大爆発するから超安全な車間距離取るとか車とは別の乗り物という意識が必要

128: もうコストじゃなくて排出権を買い取ってでもCO2を減らせっていう流れだからな

130: どこかのスレで実は水素は結構安いみたいなこと言ってる奴いたけどマジだったか

133: 電気自動車と水素自動車の両方があると、スタンドも2種類必要だから効率が悪いね国がどっちかに決めて、一本化した方がいいような気がする

136:>>133電気、充電に30分以上水素、充填に45どっちにしようか

137: >>133今でも軽油、レギュラー、ハイオクの3種類取り揃えてて効率悪いんだけどな

142: 水分解の方は太陽光だの余った自然発電の電力を使える利点があるよな。発電したぶんキッチリ使い切るのがほぼ不可能だったところにコレはデカいと思うよ

149: 爆発したら体ちぎれるくらいの爆風やろヤバすぎるわヘリウムを燃料にできんのか

152: 問題は税金だろね適当な名目で三倍にはなるでしょガソリンみたいにさ…

1. スタンドの問題があるから自動車は時間がかかると思うが太陽光で水素を作って貯めておいて発電に使えたら素晴らしいですね

2. 普及したらしたで、国が新たなシノギにしそうだな…消費税と一本化されないガソリン税の現状を見ると、そういう未来しか見えない

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 かなり、核心に近づいた書き込みもあるようだ。次にトヨタの進める水素エンジンをみてみよう。

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2021/06/10()

トヨタ自動車が水素エンジンの開発に本腰を入れた。日本の強みを生かし雇用も守る脱炭素技術として期待をかけるが、世界で普及するには様々な課題をクリアしなければならない。(中略)

■エンジン産業の希望になるか:パワートレインがFCVより安価になる可能性があり、使用する水素もFCVほどの純度が求められない水素エンジンは、音や振動などの趣味性も含めて楽しみな技術ではある。ただし、量産化に向けては越えるべき壁も多い。エンジンが高温になるため、出力や熱の制御が課題になる。安全面の検証も必要だ。生産時にCO2を排出しない再生可能エネルギー由来の「グリーン水素」が一般に流通する見通しがまだ立たず、コストも下げる必要がある。07年に水素エンジンを生産した独BMWは、技術とコストの壁に阻まれ軸足をFCV開発へと移した

ただ近年、欧州が水素戦略を本格化させるとともに関心が高まっている。脱炭素に向けて「全方位の開発」を旨とするトヨタは水素利用の選択肢として、エンジンの可能性を捨てなかった。背景には内燃機関の技術と雇用を守りたい苦しい事情が透ける。電動化の波でエンジンの立場は弱いが、日本の鋳物の精度や噴射技術は世界トップレベルで、日本車の国際競争力を支えてきた。

乗用車を構成する3万点の部品のうち1万点は、内燃機関に関連するとされ、エンジンが廃れれば、技術に加えてその雇用も失われる。トヨタが水素エンジンの開発を公式に表明した422日、豊田氏は日本自動車工業会会長としてオンライン会見に臨み、「脱炭素イコールEV(電気自動車)化ではない」と、内燃機関の産業維持を訴えた。日本の強みを守りながら脱炭素時代を生き抜く道。その一つが水素エンジンというわけだ。ただ、世界に売れる商品にするには、もう一つ課題がある。ハイブリッド車(HV)のようなガラパゴス化の懸念を回避することだ。欧州は、HVでトヨタに勝てないと悟るとEV化に大きくかじを切り、手厚い政策支援で市場をつくった。HVの技術がこれ以上普及しなければ、規模拡大による部品のコスト低減なども見込みづらい。トヨタは19年にHVで培った約23740件の特許技術の無償開放を決定した。脱炭素市場は伸びしろが大きいだけに、各国で官が民をバックアップし、国内・域内の産業に有利な環境をつくる政策面の競争を繰り広げている。水素エンジンの普及には、水素供給インフラや関連制度の整備も不可欠。「技術」で先んじて「商い」で後れを取る日本企業の負けパターンに陥らない巧みさが求められる。

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 最新のトヨタの動きのようなものをみよう。

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 トヨタ自動車の株価が1万円の大台を初めて上回った「環境対策を評価した機関投資家の買いが入った」と伝えられる。堅調な株価が示唆するものは、気候変動のテーマに着目して世界を駆け巡る「脱炭素マネ上の存在感だ。 脱炭素社会を象徴する電気自動車(EV)関連企業の物色は米国のテスラから始まった。欧州の独フォルクスワーゲン (VW)に広がり、ここにきて日本のトヨタに波及している。年初来のテスラ株が下落基調であるのに対してトヨタが上場来高値を更新するなど、循環の様相は強い。 EV関連の本命のテスラはPER(株価収益率)が予想ベースでも100倍を超え、経営トップの言動は危なっかしい。PERが常識的な水準に収まり、経営に安定感がある独日の企業への投資は、分散の観点からもおおいに意味あることだ。EVのように米国外に受け皿となる企業があれば、投資がうまく循環し、物色も長続きする可能性が高い。しかし、脱炭素のテーマであっても代替エネルギー・技術、素材関連への投資は米国に偏る傾向が強い。たとえば、三井住友DSアセットマネジメントの「イノベーティブ・カーボンニュートラル戦略ファンド」の5月の運用報告を見ると、組み入れの75%は米国が占める。組み入れ上位はEVに不可欠な銅の採掘大手フリーポート・マクモランなど、10社中9社が米国企業だ。脱炭素やESG(環境・社会・企業統治)は欧州主導のように思われるが、投資対象の企業は米国勢も多い。対象をいかに米国外に広げるかは、脱炭素に重点を置く運用の課題の一つ。地域分散の効果が出るし、収益機会も広がるからだ。

 米国に集中しがちな脱炭素マネーを米国外に誘導する、市場インフラは何か。答えの一つは、情報やデータだ。 米国の投資家になじみのある方式で脱炭素やESG情報を開示する企業が増えれば、マネーは米国の外に流れやすくなる。この点て注目したいのは、米国のサステナビリティ会計基準審議会 (SASB)が英国の国際統合報告評議会(IIRC)と合併し、価値報告財団(VRF)に生まれ変わったことだ。 IIRCの提唱してきた統合報告書は環境などに関する非財務情報をステークホルダー(利害関係者)向けに開示するツ-ルとして、日本や欧州で普及する。ここに株主を意識したSASBの数値基準が加わり、投資家にとっての統合報告書の有用性が増すと考えられている。 VRF最高責任者に就いたジャニーン・ギリアト氏に抱負を聞くと「SASB基準を国際的に広めたい」と語っていた。この発言は米ブラックロックのような有力資産運用会社が全世界の投資先企業に、SASBを使うよう求めている動きと軌を一にする。機関投資家の資産配分に大きな影響力を持つ、米指数会社MSCIのヘンリー・フェルナンデス最高経営責任者と話す機会があった。今後のビジネスの重点領域は「環境」と断言。世界50力国・地域、約9000社のなかから温暖化ガスの排出抑制や、ネット・ゼロの取り組みが進む企業を特定する。これにより「グローバル投資家がより良いポートフォリオを構築するのを支援する」。運用者にとっては米国内外の情報格差が縮小し、お金が国境を越えやすくなる。 企業の立場からは、脱炭素の取り組みだけでなく、市場への効果的な訴えかけら重要になる。

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欧米の機関投資家達も、このまま、電気自動車オンリーの時代が来るとは考えていないということだ。多分、トヨタの進める水素エンジンとモーターが両方、(得手な領域を使い分けて)使われる時代が来る--と考えているということだ。