2012年5月23日水曜日

台湾の馮寄台駐日代表が離日される。


▲駐日代表が3年半の任期を終えられるとのことだ。
台湾の人々には、昨年の大震災の折りに、大変お世話になった。
なんと台湾から180億円を越える義援金を頂いた。日本国民として、どうお礼をすればいいのかと思うほどの金額だ。
対して、日本政府は中国に遠慮して、台湾へ冷たい態度をとり続けた。
これを見た天皇陛下が、2012年の春、園遊会へお招きになり、直接、台湾の駐日代表へ感謝の言葉を伝えられた。
馮寄台駐日代表は、--30年以上の外交官生活で最も素晴らしい歳月だったとコメント。
以下、新聞から抜粋。

5月末に駐日代表を退任し、帰国する台北駐日経済文化代表処の馮寄台・代表が、代表官邸で日本駐在の台湾のメディア関係者と茶話会を行った。
席上、馮寄台・代表は3年間半の任期を振り返って、過去3年間半は30数年の外交官生活の中で、最もすばらしい歳月だとし、残念に思うことがほとんどないと話した。
馮寄台・代表は、4月19日の春の園遊会に招かれ、妻と共に日本の天皇陛下と皇后さまに会えたことは外交官生活における最高の栄誉だと述べた。
馮寄台・代表によると、中華民国台湾の駐日代表が天皇陛下の春の園遊会に招かれたのは過去40年来初めて。
昨年の東日本大震災への台湾各界の支援について天皇陛下から直接感謝の言葉が述べられたほか、皇后さまも優雅な英語を使って妻に直接謝意を表した。
日本を離れる前、天皇陛下と皇后さまに会え、直接話せたことは個人の外交官生活の中で最も栄えあることだという。
馮寄台・代表は、今年7月から日本政府は日本に居住している台湾住民の外国人登録証における国籍を、これまでの「中国」から「台湾」に変えることにも触れ、それは中国大陸との関係改善、及び政府の政策による成果だと述べ、それに立ち会えないことを残念に思うと話した。
馮寄台・代表は、日本の対台湾窓口機関、財団法人交流協会台北事務所の樽井澄夫・新任代表はかつて中国大陸駐在大使館の公使を歴任し、台湾には非常に友好的で、台湾と日本との関係、台湾と中国大陸との関係、両岸関係にも精通し、その代表就任は適材適所だと評価。

▲補足、感想など
天皇陛下・皇后陛下が、馮寄台駐日代表へ感謝の言葉を述べられた部分を転記したい。
- -ここから
明仁天皇は馮代表に「被災した日本に台湾の人々が支援をしてくれてありがとう」と感謝の言葉をかけただけでなく、美智子皇后も馮代表夫人に美しい英語で「日本への援助をありがとう」と話しかけた。
--ここまで
天皇皇后両陛下に感謝の言葉を直接のべて頂けたのは本当に良かったと思う。
筆者など、どうお礼をすればいいものか。
pcのモニターにasus製を選択するというぐらいしかできそうもないか。