▲産経新聞がプーチンさんを悪しざまに言っているのだが、筆者は表題のように思う。
そりゃ、国家を代表しているのだから、個人な資質がどう—ということと国としてどうするか--ということとかダイレクトに結びつくわけではない。
しかしながら、結局、国の指導者同士の個人的な信頼関係が国としての関係がうまくいくかどうかの「決めて」なのだ。
プーチンさんは、ロシア人としてはギリギリ、信用できる人だ。
まぁ、比較するのもなんだけれど、韓国の朴大統領のようなある意味、「異常な人間」とは信頼関係など結べない。
要するに、韓国の朴大統領という人は、「反日の姿勢を強く出せば出すほど、日本から多くの譲歩が引き出せるはず」と、固く信じているということであろう。
頑なに反日の姿勢を貫けば、日本にいる朝鮮系の洗脳工作員達(朝日新聞が、あの毎日新聞が、その他地方新聞達が、テレビで…ラジオで…)が日本政府を・日本人を攻撃して、日本からお金をどっさり巻き上げることができるはず---だと。
いや、話がそれた。
安倍さんはプーチンさんと親和性が高いのだ。
おそらく、オバマさんよりも。
親米であることは基本であるが、個人的にはプーチンさんの方が仕事がしやすい—といったところかな。
以下、新聞から抜粋。
ソース(MSN産経ニュース、高木桂一氏)
赤胴鈴之助が聞いたら「拙者のとは違う!」と怒るかもしれない。
ロシアへの日本政府の外交方針を「真空斬り」と言うそうだ。
鈴之助の真空斬りは、竜巻を起こして敵を
やっつける必殺技だが、日本政府のは、日本刀を振りかざしても相手を傷つけないということらしい。
政府は、ウクライナ危機をめぐるロシアへの追加制裁としてロシア政府関係者ら計23人への日本入国査証発給を当分の間停止する措置を決めた。
米欧に歩調を合わせたものだ。
政府は3月にもロシアによるクリミア併合
を受け、ビザ緩和協議の停止や3つの日露協定の締結交渉開始凍結の制裁を決定している。
しかし、米欧に比べれば二段
落ちの寛容ぶりで「形式的な制裁にすぎない」が実情である。
うわべだけの「信頼関係」で領土問題が動くわけがない。
プーチン氏は従来、平和条約締結後に北方4島のうち歯舞群島、色丹の2島
を引き渡すとした日ソ共同宣言の有効性を認める立場を示してきた。
だが「2島どころか石ころ1個も渡さない」というのが
プーチン氏の本音だろう。
日本の各メディアは日頃、「プーチン氏は2島返還で決着の立場」と報じているが、筆者はくみしない。
領土交渉に“前向き”の姿勢は日本から経済的実利を引き出すための方便であり、ポーズにすぎないとみている。
スパイ出身のプーチン氏にとって、乳母日傘育ちの安倍首相なんぞは、まさに「坊や」だろう。
プーチン氏は舐めている相手には絶対譲歩しない。
ウクライナ問題でロシアに腰が引けた対応をとり続ければ足元を見られる
だけだ。
同盟国の米国と歩調をぴったり合わせてガツンとやる方が、領土問題を前進させる近道だと信じて疑わない。
▲補足、感想など
ガツンとやる—か。
確かに、プーチンという人は非情な人だ。
チェチェン族だったかな。
モスクワ劇場の占拠事件への対応をみていると、反対勢力を抹殺するためにはこれほど非情になれるか—と思うほどの人だ。
でも、それは。
ロシアという多民族の国家をともあれ、まとめて前に進ませるためには必要なことだと考えているのだ。
そして、ロシアという大地を守るために命を賭けているということでもある。
上で「非情」という言葉をつかったが、国それぞれの事情があるのだ。
日本の倫理観をロシアに持ち込むことはできまい。
国と国との交渉は真っ当に行うべきだ。
韓国の朴大統領の場合など、いわば「拗(す)ねているだけ」だ。
拗ねている態度・姿勢をみせつけて、他国から譲歩というかお金を引き出してやろう—という姑息というか、気違い沙汰のようなことを考えているのだ。
これがそもそも交渉か。
そんなまともなものではないことが誰の目にも理解できるだろう。
ロシアとの交渉は、安倍さんからロシアへ「こういうことをします」と条件を提示している。
記事では安倍さんを「乳母日傘」とか書いてあるが、国と国との間で、互いに条件を出し合って、合意てきる点を模索するというのが本来の姿だ。
えっ、ガツン—とか。
朴大統領の「こんなに拗ねているのだ。こちら(韓国)の状況を察してお金を頂戴よ」という「姿勢」と大して違いもしない--と思うが。