▲新聞記事をみていて、かっとなった。
この記者、「ゆとり」だろう。
ばかじゃないのか。
春頃におこるミツバチの「分蜂」って知らないのか。
以下、新聞から抜粋。
23日、兵庫県西宮市の阪神電鉄甲子園駅の2階にあるホームで
ミツバチが大量発生し、駅員が虫捕り網と殺虫剤を持って1時間ほど格闘する
騒ぎになった。
ホームに乗客がおり、電車内にハチが入り込んだが、けが人は
なかった。
甲子園駅によると、乗客からの通報を受け、駅員が近くのスーパーまで虫捕り網を
買いに走ったという。
ハチが特に多かったのは上りホームで、少なくとも
100匹くらいが飛んでいたが、電車が来るたびに散っていったという。
巣は見つからず、発生の理由は不明だという。
駅員は「どれくらいか分からないが、たくさん捕った」と話している。
▲補足、感想など
こんな感覚に陥ったのは久しぶりだな。
なにか、通常人としてもっているであろう「常識」というものを、新聞記者でももっていない—いや、当然、編集長とか校正を担当している人もいる筈だから、そんな人達でもこれだけ非常識なのか—と呆然としてしまうのだろうな。
いや、話をややこしくしてしまった。
話を戻そう。
ミツバチの話だが、
分蜂という現象だ。
辞典から記述を抜粋しよう。
--ここから--
5、6月の繁殖期にハチ群を自然状態のまま放置しておくと、新女王バチが羽化する2、3日前に旧女王バチが、ハチ群の約半分くらいの働きバチ、雄バチといっしょに新しい営巣場所を求めて一斉に飛び出す現象を巣分かれまたは分蜂(ぶんぽう)(分封(ぶんぽう))swarmingという。
この過程を観察すると、あくまでも働きバチの主導によって行われることがわかる。
巣分かれは、まず、巣箱から一斉に飛び出した数万匹のハチが、近くの上空で群飛する。そこに女王バチが加わると、やがて付近の木の枝などにハチのかたまりができる。
このかたまりができるのには、女王物質の集合フェロモンが関係しているといわれる。
このかたまりは普通、数時間続くが、探索バチがあらかじめ探しておいた営巣場所へと一気に移動し、巣づくりを始める。
--ここまで--
今の季節では、まぁ、それほど珍しい現象ではあるまい。
なにが「原因不明」だ?
この「ゆとり」が----。