2019年1月12日土曜日

事実上の日英同盟、再開


ユーラシア大陸を挟んで、東側と西側にある島嶼国家、日本とイギリスが、再度、同盟を結んだようだ。

 今、世界を見渡したとき、経済成長が見込まれる場所って、東南アジアからインドくらいまでなのだ。元英国領という場所も多い。

 そういう場所とコネをもっていたい—というのが、イギリスの思惑であろう。
 アジアでは一番信用のある日本に母港をもっていれば、東南アジアへ艦艇をもっていっても、変に疑われない—てなこともあるのだろうな。

 英国資本の店舗とか工場とかを東南アジアの各国に配置しても、英国の軍艦が近くにあることで、英国人としては仕事がしやすいということもあるかもしれない。

 日本としても、朝鮮半島絡みでは、日本にはevenki族工作員が大量に跋扈していることで、直接的にはやりづらい。
 英国軍に日本海での警備をしてもらえば、evenki族工作員からの攻撃を排除しやすい—ということもありそうだ。

 双方でウイン-ウインの関係と言ってもいいのだろう。

 以下、新聞から抜粋。

2019/01/12()
 安倍首相は10日、イギリスのメイ首相と会談し、EU(ヨーロッパ連合)からの「合意なき離脱」を回避するよう求め、離脱後の日英関係をより緊密なものにしていくことを確認した。
 両首脳は、日本とイギリスの関係が「次の段階に引き上げられた」として、経済、安全保障の分野で連携を強化していくことで一致した。
 安倍首相は、「EU離脱後の英国との、新たな経済的パートナーシップの構築に取り組むことを確認し、わたしからは、英国のTPP11協定加入への関心を表明しました」と述べた。

 安全保障分野では、日本の次期戦闘機の開発などで、両国の連携を確認したほか、北朝鮮のいわゆる「瀬取り」対策として、イギリス海軍が艦艇を派遣して、警戒監視活動にあたることが決まった。

補足、感想など

 日英同盟か。
 やはり、明治の頃の「柴五郎」についてふれておこうか。ウイキペディアから抜粋してみよう。

 --ここから--

柴 五郎(しば ごろう、1860621日(万延元年53日) - 1945年(昭和20年)1213日)は、日本の陸軍軍人。軍事参議官・台湾軍司令官・東京衛戍総督・第12師団長を歴任し、階級は陸軍大将勲一等功二級に至る。

 義和団の乱の防衛戦で賞賛を浴び、欧米各国から数々の勲章を授与された。『タイムズ』の記者ジョージ・アーネスト・モリソンの報道も相俟ってリュウトナンコロネル・シバ(柴中佐の意)は欧米で広く知られる最初の日本人となった。
 陸軍部内きっての中国通としても知られ、事ある毎に中国へ派遣された。義和団の乱において総指揮を取ったイギリス公使クロード・マクドナルドは、共に戦った柴と配下の日本兵の勇敢さと礼儀正しさに大いに心を動かされ深く信頼するようになり、1901年の夏の賜暇休暇中に英国首相ソールズベリー侯爵と何度も会見し、715日には日本公使館に林董を訪ねて日英同盟の構想を述べ、以後の交渉全てに立ち会い日英同盟締結の強力な推進者となった。
 このことから柴は日英同盟のきっかけをつくった影の立役者として評価されている。

 (義和団の乱の部分だけを詳細に)
 1900年(明治33年)3月、清国公使館附を命ぜられる。駐在武官として着任まもない5月、義和団の乱が起こる。暴徒が各国の大使館を取り囲み、日本公使館書記生の杉山彬やドイツ公使ケットレルが殺害される。
 柴は公使・西徳二郎の下で居留民保護にあたり、また他国軍と協力して60日に及ぶ篭城戦を戦い、その功を称えられる。当時、北京には日本の他に11カ国が公使館を持っており、うち日本を含む8カ国が多少の護衛兵を持っていたが、柴は事前に北京城およびその周辺の地理を調べ尽くし、さらには間者を駆使した情報網を築き上げていたことから、各国篭城部隊の実質的司令官であった。
 事変後、柴はイギリスのビクトリア女王をはじめ各国政府から勲章を授与された。
 ロンドン・タイムスはその社説で「籠城中の外国人の中で、日本人ほど男らしく奮闘し、その任務を全うした国民はいない。日本兵の輝かしい武勇と戦術が、北京籠城を持ちこたえさせたのだ」と記した。なお、柴自身はアメリカ軍人が最も勇敢だったと評している。

 --ここまで--

 ちょいと、最近の英国の状況をみてみようか。

 --ここから--

 20171217
 イギリスも今苦しいんだよ。数年前はEU内の人民元の大本となってシティHSBCを中心に金融で稼ごうとしてた。
 ここで人民元経済圏によるドル支配へ手を貸すのかとアメリカが反応してイギリス領ケイマン諸島などのタックス・ヘイヴン潰しに動き出した。
 さらに難民(という名の経済移民)急増で中間層以下の反発に合いEU離脱に政治が動いてしまった。

 日本はEU内の市場を狙ってイギリスを中心に投資をしていたのでEU離脱に伴いイギリスから資本を引き揚げるかどうかの判断に迫られている。
 最近イギリスで製造された日立製の高速鉄道が開業の初日に日本ではありえないような天井から大量の水が漏れてBBCを通して世界中に報道された。
 世界は恩を仇で返すような国が多いことはご存知の通り。
 巨大経済圏を求めて今は日本に擦り寄ってきているイギリスだが2枚舌、3枚舌外交をしてきた国ということを忘れず仲良くすべきである

 --ここまで--

 大英帝国ではある。
 なんといっても、旧態然として階級社会がそのまま残って、につちもさっちもいかない--というのが現状であろう。
 でも、あの白人顔のモンゴル人=ロシア人より、賢いのは確かだ。