▲どこに核心があるのかなぁ。
水を飲みたくない馬を強制的に水場に連れていっても飲みはしない。
馬そのものが水が飲みたくなるまでじっと待つしかないのだ。
アフガニスタンも「水を飲みたくない馬」なのだ。
文明化するということが、アフガニスタンの人間にとって、価値のある・善なることではないということだ。
「民族としての個性」とでも言えばいいことだろう。
アメリカは、20年近い歳月を経て、「水を飲みたくない馬を、水場に強制的にひっぱっていこう」とし、その無益さ・無意味さに気がついたということであろう。
なにより、こういう紛争で死傷する若い米兵がかわいそうだ。
考えてもみよ。
「文明化することに価値を見出さない人間」と「文明化へ強制的に介入する集団」との争いなんて、無意味そのものではないか。
まるで、インド洋にある未開の島に、宣教師がノコノコでかけて、殺害されたという話に類似していないか。
こういう「無意味な死」なんてまっぴらだ。
そういえば、そんな「無意味な死」に類する例があったな。
--ここから--
アフガニスタン政府内で日米拠出の支援金を横領か
2017.10月21日
汚職が大きな問題となっているアフガニスタンで、治安部隊の給与として日本やアメリカなどが支援のために拠出してきた資金がアフガニスタン政府内で横領された疑いがあることがアメリカ政府の監察官の調べでわかりました。
アフガニスタン政府は疑惑を認め、対策を進めています。
アフガニスタンでは、2001年以降、国際社会が現地の治安部隊の育成のために財政支援を続けていて、
このうち、日本政府はアフガニスタン側の人数の申告に基づいて現地の警察官の給与として13億ドル近く(日本円で約1465億円)を拠出しています。
--ここまで--
上でふれた、アフガニスタンという国は、「水場につれていっても水を飲みたくない馬」なのだ。水を馬自身で飲みたくなるまで放っておくしかないのだ。
そのことを直視しよう。
以下、表題の記事から抜粋。
政府と反政府勢力タリバーンの戦闘が続くアフガニスタンをめぐり、トランプ米政権は23日、約1万4千人にのぼる駐留米軍の完全撤退方針をタリバーン側に伝えた。
トランプ政権との協議に参加しているタリバーン幹部が朝日新聞に明らかにした。
ただし、治安維持を米軍に頼るアフガン政府は協議に参加しておらず、実現するかは不透明だ。撤退が実現すれば、混乱が深まるおそれもある。
トランプ政権とタリバーンは戦闘停止をめざし、中東カタールで21日から通算4度目の協議を続けていた。
タリバーン幹部によると、米側は23日、「アフガニスタンでテロ組織の活動を許さない」ことを条件に、「早ければ今年前半に駐留米軍の撤退を完了させたい」とする意向をタリバーン側に伝えたという。
タリバーンは米側の意向を歓迎し、条件をのむことで大筋合意。
合意内容を記す声明を出すという。タリバーン幹部は「米軍の撤退が始まれば、我々は攻撃を止める」と述べ、停戦に応じる可能性も示唆した。
米国は2001年に起きた国際テロ組織アルカイダによる米同時多発テロを受けて、アルカイダ戦闘員をかくまっているとしてアフガニスタンへの空爆に踏み切り、米軍駐留も開始。猛反発するタリバーンとの間で戦闘が続いてきた。
だが、タリバーンは地上戦に強く、支配域を徐々に拡大。オバマ前政権は選挙公約だった米軍撤退の断念に追い込まれた。
トランプ政権はアフガン駐留に伴う巨額の財政負担を減らすため、昨夏以降、タリバーンと直接協議を続け、戦闘の停止を模索してきた。
トランプ大統領は米軍の国外駐留について、「米国が不当に多額の駐留費用を負担し、他国に利用されている」と繰り返し、昨年12月中旬にはシリアの駐留米軍の早期撤退を表明。
昨年末にはアフガン駐留を念頭に「何千億ドルも使い、戦うべきでない所で米軍は戦っている」と述べていた。
▲補足、感想など
ソ連ば確か、10年で撤退した。
アメリカは撤退まで20年か。
長かったな。
なんどでもいいたい。
「文明化することは本当に善なのか?」
「水を飲みたくない馬を水場につれていっても飲みはしない。水を飲みたくなるまで放置しておくしかないのだ。これは民族としての個性だ」
「インド洋の非文明化を選択した島にノコノコでかけて殺害された宣教師の愚を繰り返すな」
最近のアフガニスタンの状況をみてみよう。
上の「水を飲みたくない馬」の状況が分かる。
--ここから--
2018/11/13
アフガニスタン東部ガズニ州と北部バグラン州で11日までに、反政府武装勢力タリバンの攻撃があり、ロイター通信によると、市民や治安部隊員の少なくとも39人が死亡した。
攻撃を受けたガズニ州の地区には、同国で少数派のイスラム教シーア派を信仰するハザラ人が多く住んでおり、 ここまで引用。
4:
まーたタリバーンは、アフガン支配したいのかよ……
7:
アフガンにいるタリバンって中国の武器使ってるんだっけな。中国はちーと邪魔だお
11:イギリスもソ連もアメリカも結局は完全には制圧できずに逃げ帰った魔境それがアフガニスタン
もう放置しとけばいいんじゃないですかね?
テロリストが逃げ込んだときだけ空爆してあとは特殊部隊だけ送り込んどけば
13:
911からもう17年だぞ
アメリカの大失敗だな
21:
アメリカが作った政権が無能すぎてどうにもならない
もうタリバンと手打ちしたほうがいいよ
1.
国民性って多分に地政学的なものだろう?民族浄化しても同じ土地には同じ気性が生まれちゃうよな。
2017/8/24
《 ドナルド・トランプ(Donald
Trump)米大統領がアフガニスタンへの数千人規模の増派を承認したことを受け、同国の旧支配勢力タリバン(Taliban)は22日、同国が米国にとっての新たな「墓場」になると警告した。
タリバンのザビウラ・ムジャヒド(Zabiullah
Mujahid)報道官は声明を発表し、「米国がアフガニスタンから撤退しなければ、アフガニスタンはすぐにでも21世紀における超大国の新たな墓場となるだろう」と述べた。
2017.6.2
アフガニスタンの首都カブール中心部で起きた爆弾テロを受け、国際協力機構(JICA)は2日までに、カブールに駐在する日本人職員全員を一時帰国させた。爆弾テロで、大使館職員とJICA関係者の計2人がけがを負っていた。
JICAによると、決定は5月31日付。テロ発生時、出張者も含め7人の日本人がカブールにいたが、全員が帰国した。今後は治安状況の推移を見ながら、駐在の再開や規模を判断していくとしている。
テロは5月31日、ドイツや日本の大使館が立ち並ぶ地区で発生。少なくとも90人の死者、400人以上の負傷者が出た。(共同)
2010/10/27(水)
アフガニスタン東部で25日、武装勢力の攻撃で北大西洋条約機構(North
Atlantic Treaty Organisation、NATO)が
主導する国際治安支援部隊(International
Security Assistance Force、ISAF)の兵士1人が死亡し、
今年に入ってからの駐留部隊の死者数が600人に達した。
アフガニスタン駐留兵士の死者数を集計する民間ウェブサイト「アイカジュアリティーズ(icasualties)」を参照し
AFPが算出した。
今年は毎日、約2人の兵士が死亡している計算になる。
米国がアフガニスタンでの軍事作戦を始めた2001年からの9年間で最悪のペースだ。
これまで、最も多くの兵士が死亡した2009年でも、年間死者数は521人だった。
アフガニスタンにおける2001年以降の外国人兵士の死者は合計で2170人となった。
ハミド・カルザイ(Hamid
Karzai)大統領は、アフガニスタンの旧支配勢力タリバン(Taliban)などの
武装勢力との融和を目指し「高等和平評議会(High
Council for Peace)」を発足させた。
しかしリチャード・ホルブルック(Richard
Holbrooke)アフガニスタン・パキスタン担当特別代表は
米CNNのインタビューで、NATO駐留軍が攻勢を強めていることを受けてタリバン上層部にアフガン政府との交渉を望む動きも出ているものの、現時点での接触は終戦に向けた交渉というより「連絡と話し合い」にとどまっていると述べた。
2010/08/08(日)
アフガニスタン南部で7日、米兵3人が攻撃を受け死亡した。
NATO軍が8日発表した。
3人のうち2人は武装勢力の攻撃で、もう1人は爆弾の爆発で死亡したものとのことだが、詳細は明らかにされていない。
デンマーク政府はこれより前に、同国兵士2人が7日、南部ヘルマンド州で路肩爆弾攻撃を受け死亡したと
発表している。
NATO軍の犠牲者数は7日だけで計5人に、今月は11人となった。
この夏は、アフガン駐留NATO軍は活発なタリバン勢力の反攻を受け、特に犠牲者が多くなっている。
6月には、9年近く続いている戦争を通じてNATO軍に最多(103人)の犠牲者が出た月となった。
米軍も最
多となる66人の犠牲者を出している。
7日には、ヘルマンド州の爆弾攻撃、クナール州のNATO哨戒所への攻撃、ウルズガン州の爆弾爆発でそれぞれ1人、計3人の民間人の犠牲者も出ている。
2010/07/25(日)
アフガニスタンで治安維持作戦に当たる北大西洋条約機構(NATO)主導の国際治安支援部隊(ISAF)は24日、同国南部で反政府武装勢力による仕掛け爆弾攻撃があり、米軍兵士5人が死亡したと発表した。
攻撃は同日、2度にわたって起きたものだが、発生した場所は不明。
2001年末から
始まった米英主導の軍事作戦で政権を追われたイスラム武装勢力タリバーンによる攻撃とみられる。
タリバーンの反攻で、ISAFや米軍兵士の犠牲者は増加基調にあり、CNNの
独自集計によると、今年6月には軍事作戦開始以降最悪となる計102人が死亡していた。
うち、米軍兵士は60人だった。7月の死者数はこれまで米兵50人以上を含む
70人以上で、6月の数字をさらに上回る可能性もある。
兵士の死亡は仕掛け爆弾攻撃によるものが多く、一般住民も巻き込む例が目立つことから、
ISAFや米軍は同爆弾の摘発作戦を強化している。
23日夜には東部ホスト州で
アフガン軍とISAFが仕掛け爆弾攻撃を計画していた武装勢力戦闘員を追い詰め、
2人を殺害し、複数を拘束している。
2016/10/03(月)
アフガニスタンの首都カブールに戦乱で失われたバス路線を復活させようと、日本政府が12年前、115台の新車のバスを贈った。だが今、大半が野ざらしになっている
。復興が始まって15年。ほかにも巨額の国際支援がうまく使われない例が目立つ。
ブリュッセルで5日に開かれる支援国の会合では、援助の効果が主な議題になる見通しだ。
カブール南部の国営バス公社の車両修理場。雑草が生えた裏手の空き地に、約80台の大型バスが無造作に並ぶ。塗装がはがれ、フロントガラスが割れたり、タイヤがパンクしたり。どの車体にも日の丸のマークが付いている。
国際協力機構(JICA)によると、途上国援助(ODA)の一環として2004年にアフガン政府に無償供与したのは、大型バス98台と小型バス17台。
252カ所のバス停設置も含め、事業規模は22億3千万円だった。「3年ほどたった頃から1台また1台と走れないバスが出始め、今も走っているのは15台だけだ」と、バス公社の運行部長グル・ムハマドさん(55)は話す。
2016/07/19(火)
ドイツ南部ビュルツブルクで18日夜、斧(おの)やナイフを持ったアフガニスタン人(17)の男が走行中の近距離列車内で乗客に襲いかかり、3人が重傷、1人が軽傷を負った。
男は列車から逃走し、警察に抵抗したため射殺された。
独メディアは地元バイエルン州当局者の話として、男が犯行時に「アッラー・アクバル(神は偉大なり)」と叫んでいたと報道。
当局は単独犯とみており、テロの可能性もあるとして動機などの詳しい経緯を調べている。
男は単身の難民申請者で、収容施設で数カ月間滞在後、世話役の家庭で暮らしていた。
列車は南部トロイヒトリンゲンからビュルツブルクに向かっていた。
2015/10/30(金
ドイツのトーマス・デメジエール内相は今週、アフガニスタン難民の大半を本国に送還する、と発表した。
今年大規模な難民受け入れを表明したドイツだが、ここへ来て難民への対応は厳しくなってきている。
デメジエールは今週行った会見で、アフガニスタンの反政府勢力タリバンが支配したり、戦闘が継続している地域から逃れてきた人、帰国後にタリバンの脅威にさらされる恐れのある人は引き続き難民として扱われるが、それ以外はアフガニスタンに送還する、と語った。
国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)によると、今年ヨーロッパには中東やアフリカからは、地中海を越えて56万人以上の難民が押し寄せている。
アフガニスタンからの難民はそのうち20%以上を占める。デメジエールは「とても受け入れられない」と語った。
現在、難民申請を却下されたアフガニスタンの難民は、本国での安全が確認できないため送還されずにドイツに留まっている。英紙テレグラフによると、彼らにはドイツでの滞在は認められているものの、法的な権利は与えられず、働くことはできない。
本国にいても安全な「難民」もいるデメジエールは、新たな人生を求めてドイツにやってきたアフガニスタン「難民」の多くは、一般に安全と見なされている首都カブールの中間層だと言う。
彼らは「祖国に残って国の復興を助けるべきだ」と訴えている。
--ここまで--
大陸国家とはこういうものなのだろう。
こうしてみると、明治維新というものは、日本が島嶼国家であったがゆえに起こり得たとも言えそうだ。
ユーラシア大陸という大きな陸地のどの部分に居たか—というだけで、大きな差が自然と生じるということなのだな。
ともあれ。
アフガニスタンという国・民族の「民族自決」というとことにかかっているのだろう。
文明化を選択するか否かは、アフガニスタン人が決めること。
他国は関与すまい。
経済援助なんぞも無駄なことだ。