▲ありえそうだな、と思う。
話はそれるが、先日、コンビニで1本100円のシャープペンなるものに遭遇した。メーカーは、パイロット。
えっと思ったが、購入して使ってみた。
数日使用してみた感想は、これは「チープカシオ」方式だなと思った。
この価格で、この性能---という一種のショックを与えて製品の価値をアピールするというものだ。
筆者の時計も、カシオのソーラー電波時計というもので、その手間いらずのところが気にいっている。価格も安いし、見栄えもいい、故障もしない。
おそらく、と思う。
世界の時計メーカーで、この「チープカシオ」に勝てる会社なんぞありはすまい—と思う。
それと同じことをパイロットは狙っていると思える。
確かに100円だから、高級感とは無縁だ。
でも、機能は十分だし、それなりに丈夫に造っている。
「チプパイ」とでも言えばいいのかな。
パイロットのこの戦略が当たるかどうかは分からない。
でも。
チプカシの二番煎じでも、十分な勝ち目はありそうだ、この「チプパイ」は。
話がとんでもないところにいった。
在韓米軍が撤退するのか—という話だった。
以下、記事の文章から。
エスパー国防長官が韓国に47億ドルを要求し、その期限を年末に設定したことが分かった。
年末までに協定を締結することが”極めて重要”という言い方をしているが、これはもし締結ができなかった場合年明けから在韓米軍が撤収を始めるということを意味してると思う。
同時に出てきた在日米軍の負担額から考えても米国の決意は揺るがないだろう。
[社説]根拠もなく「分担金5兆ウォン」要求した米国、「同盟」に相応しいか
11/16(土)
ハンギョレ新聞
マーク・エスパー長官が15日、韓米国防部長官共同記者会見で、在韓米軍防衛費の分担金に関して、「年末までに韓国の分担金が増えた状態で協定を締結することが、極めて重要だ」と話した。
デビッド・スティルウェル国務省東アジア太平洋次官補とジェームズ・ディハート防衛費分担金交渉首席代表が並んで訪韓して分担金増額を要求してから数日も経たずに、今度は国防省トップが直接圧迫に乗り出したのだ。
韓米同盟をひたすら「金」に換算するドナルド・トランプ政権の行動にはうんざりするほどだ。
エスパー長官は記者会見で、チョン・ギョンドゥ国防部長官が「防衛費分担金は公平で双方が同意可能な水準に決まらなければならないという点に(韓米が)共感した」と述べたことに対しては、うんともすんとも言わず何の言及もしなかった。
意図的に無視したと見るしかない。そうして「韓国は裕福な国家なのだから、もう少し負担できる余裕があり、もう少し負担しなければならない」と露骨に要求した。また「このようなメッセージは、アジアや欧州の他の国にも伝えた」、「韓国が出費した分担金の90%は、韓国にそのまま再び入ってくる」と、それなりに分担金を大幅に上げる名分を提示しようと努めた。
しかし、これがごり押し主張に過ぎないということは、米国内の報道を通じても十分に知ることができる。
米CNNの報道によると、トランプ大統領が、韓国の防衛費分担金を突然50億ドル(約5兆8千億ウォン、約5400千億円)に5倍以上も引き上げるとすぐに、国務省と国防省がこの金額を正当化するために忙しく動いたという。
所要項目を合理的に詰めて金額を算出したのではなく、逆に「目標金額」を先に決めて、それに所要項目をはめ込んだということだ。それで、米軍の朝鮮半島の循環勤務の兵力と装備、戦略資産展開、合同演習などで韓国が負担する新たな費用項目が検討されたという。
米国が韓国に公式要求したことが分かった50億ドルまたは47億ドルの金額が、このように算出されたものであるなら、ペテン師のいんちきと何が違うのか尋ねたい。これが半世紀を超えて「価値」を共有してきた同盟国がする行動か。
・・・
エスパー国防長官を誤解していた
あれ?アメリカも韓国に対して、期限を設定してきたんですか?
そういうことになる。エスパー国防長官が”年末までに”分担金が47億ドルになった状態で協定を結ぶことが重要だと断言したようだ。これはつまり年末までにこの金額を払うことで了承できない場合、在韓米軍はいなくなるということを意味する。
そうとしか思えないですね・・・。アメリカが本気なら、良かったです!エスパー国防長官は、在韓米軍にこだわる人かもって言ってましたよね?
どうやら杞憂だったようだね。言っていることがトランプとほぼ一緒だ。トランプ政権の重要な閣僚として素晴らしい働きをしているということに他ならない。今日をもって俺はエスパー国防長官支持に転じようと思う。
でも、エスパー国防長官がホントに邪魔しなくて、良かったと思います。これなら、ムン大統領も脱米構想を進められます!
韓国の国防部長官はあまり納得できてないようだがな。相変わらず記者会見で同意可能な水準にしなければならないと米国も共感したといううそを吹聴している。これもエスパー国防長官にその場で否定されてしまったようだ。韓国は“裕福”な国だと皮肉も込められている。
「韓国は裕福な国だ」って、色んな人が言ってますよね!その方が、韓国を納得させやすいってトランプ大統領が提案したんだと思います。
今回に限らずトランプが相手を過剰なまでに褒める時は何か裏があるというのが常になってきてる気がする。韓国もさすがに裕福な国だという言葉を額面通りには受け取ってはいないが、言われて悪い気がしないのも事実だろう。
在日米軍費用も同じく4倍になる見込み
締めでハンギョレの主張が示されているが、この言い分だと朝鮮日報のように在韓米軍がいなくてもいいと思ってるかどうかは分からないよね。不当な要求には堂々と立ち向かえとしか言ってない。
防衛費分担金は、在韓米軍の安定した駐留のために韓国が経費を分担するものである。どのような名分をつけても、朝鮮半島外にいる米軍の経費まで払えと要求するのは、分担金の趣旨と目的から大きく逸脱したものである。分担金が少し引き上げられるとしても、その水準は、韓米両国が共感して同盟の基盤を揺るがせない範囲でなければならない。政府は米国のとんでもない不当な要求に、堂々と立ち向かわなければならない。
「朝鮮半島外」という話なんですけど・・・。ボクは、それは日本は含まないと思ってます。
朝鮮半島を守るためにグアムから爆撃機を飛ばしているから、その費用じゃないの?ハンギョレはそんな費用は払ってはいけないと言っているものの、払わなかった結果何が生じるかまでは責任を持たないような雰囲気も見せてるね。韓国の防衛がどうなろうがどうでもいいという投げやりな印象も受けた。
日本にも、8000億円を要求しているから、日本の費用は含まれてないと思います!
8,000億円?在日米軍の費用も出たんだっけ?
これです!ボルトン元補佐官が日本に来た時に、そう話してたみたいです・・・。
トランプ政権が日本に在日米軍経費負担の4倍増を要求か 米誌報道
11/16(土)
14:19配信 産経新聞
【ワシントン】米外交誌フォーリン・ポリシー(電子版)は15日、トランプ政権が日本政府に対して在日米軍の駐留経費負担を現在の約4倍に増やすよう要求していると伝えた。複数の現役または退職した米政府当局者の話として報じた。
同誌によると、問題の要求は今年7月、当時のボルトン大統領補佐官(国家安全保障問題担当)とポッティンジャー国家安全保障会議(NSC)アジア上級部長が東アジアを歴訪した際、日本で政府当局者に伝達した。両氏は現行の駐留経費負担約20億ドル(2177億円)を約80億ドルにするよう求めたという。
防衛省によると2019年度予算の在日米軍駐留経費負担は1974億円。負担に関する日米の特別協定の期限は21年3月まで。
また、ボルトン氏らは同じ歴訪で、韓国政府にも在韓米軍の駐留経費負担を現行の5倍に引き上げるよう要求したとしている。CNNテレビは15日、韓国に対する引き上げ要求は「4倍増」だとしている。
ロイター通信によると、シュライバー国防次官補(インド太平洋安全保障担当)は12日、一部記者団に「トランプ大統領が強調した通り、韓国にとどまらず各国がより大きな割合を進んで負担すべきだ」と発言。
これに対し、米政府当局者の一人は同誌に、こうした要求は「(同盟の)価値を完全に誤解している」と批判し、米政権が中露に対して展開すると唱える「大国間競争」の戦略にも反すると懸念を表明した。
また、米政策研究機関「外交問題評議会」のリチャード・ハース会長は韓国への負担増要求に関し、ツイッターで「トランプ氏は在韓米軍撤収の口実にしようとしている可能性がある」との見方を示し、「そうなれば戦争の危険と、日本が核武装する可能性がともに高まる」と警告した。
ふむ。80億ドルとなると約8,700億円だね。
黒井さんは、日本も5000億円台になるって言ってましたけど、実際には8000億円になってしまいました・・・。大丈夫なんでしょうか?
確かに想定より1.6倍くらい多い。多いが払えない金額ではないと思う。財布をひっくり返してでも払った方がいい費用だからだ。
結局、日本と韓国に、それぞれ4~5倍ずつ負担額を増やしてもらう事にしたんだと思います・・・。金額じゃなくて、割合で決めたんです!
シュライバー国防次官補もそう言っていることを踏まえれば、米国政権内でコンセンサスが得られている話だと思われる。つまり覆すのは困難ってわけだ。だが8,700億円を払わなければ同じく日本からも2022年以降は米軍がいなくなることになる。
日本の場合は、時期が韓国よりも2年先なのが、不幸中の幸いだと思いました!これなら、2年間で韓国との有事に備えられると思います!
おいおい在日米軍も撤退の前提か?俺はそうは思わないぞ。今沖縄で進んでいる基地の話はどうなる?確かに日本が費用を4倍出せば事実上日本の傭兵になるだろうが、それでも俺は構わないと考えている。
結論:韓国は2020年撤収、日本は2022年撤収の可能性
心配なのが、安倍首相はもう首相をやらないかもしれないんですよね?4期目はないって、確か報道されてました!
ふむ。自民党総裁選は2021年9月か。その後すぐに衆院も任期が来ると。確かに東京五輪も終わるし大仕事は成し遂げられることになる。だが後任の名前として岸田文雄政調会長が候補に入っているのが不安でしかないがな。
田崎史郎氏が予想、自民次期総裁の有力候補 「桜を見る会」について意見も
11/15(金)
1福井新聞
政治ジャーナリストの田崎史郎さんが11月14日、福井県あわら市内で講演した。安倍晋三首相は2021年9月の自民党総裁任期までに退陣するとの見立てを示し、「次期総裁は岸田文雄政調会長か河野太郎防衛相が有力」と語った。
二階俊博幹事長が言及する安倍首相の党総裁連続4選論に対して、田崎さんは「(4期目を)やる気はないだろう」と指摘。21年10月の衆院議員任期を踏まえ、来夏の東京五輪・パラリンピックが終わり、全世代型の社会保障改革を実現させて身を引くとの見方を示した。
・・・
河野防衛相がやるなら、いいと思います!それ以外だと、茂木外相ならいいです。
確かに安倍首相の最短の任期を考えると2022年以降からの在日米軍費用引き上げに合意できるかどうかは不透明だね。確かに、韓国よりもその時が2年後ろだったというのは不幸中の幸いかもしれないよ。ワトソン君の言う通りだ。
それが今回の結論ですか?
一応ネットユーザーの反応を見てほしい。
日本の負担を考えれば、それでも少ないと言ってる人がいます・・・。逆に日本の方に、朝鮮半島の費用が一部入ってるんじゃないか、日本としてもすんなり払う訳にはいかない、韓国が同盟を強固にすると言える理由が分からない、と少し動揺している雰囲気です!
やはり同時に出てきたその報道を念頭に置かないわけにはいかないよな。奇しくも横田空域が一部解放されたし、これは在日米軍が将来いなくなることを見越しての決定だったのかもしれないね。最近になって米軍兵の白タク行為も問題視され始めた。
でも、日本としても核武装は考えた方がいいですよね?それなら、韓国が核武装しても平気だと思います!ボクは、アメリカの方針に賛成です!
東アジアが一触即発の状態になるのは避けられないが、韓国に1919派が存在し続ける限りその流れは止められないだろう。奴らが朝鮮半島の外に本拠地を置こうとした時が有事の契機となるかもね。今後数年の動きを占う重要な出来事が今起きているというわけだ。まあ間違っても韓国に負けるようなことはありえないけどね。韓国は戦争に勝ったことがない国だからだ。
韓国の皆さん、日本は令和時代で復活します
▲補足、感想など
在韓米軍については、そうだろうなぁ、と思う。
しかし。
在日米軍についてはどうかな。
日本の核保有を絡めて、あれこれあると思うが。
次期首相について、河野さんか岸田さんか—という話になっているが、岸田さんはあの判断力のなさでは無理だろう。
この二人でどちらかというなら、河野さんの方に分があると感じる。
gsomia
の失効で、世界のいろんなことが一挙に変化していきそうだ。
冒頭で、チプパイの話をしたが、「この価格でこの性能」という驚きで、アピールするって手段しかないのじゃないか---と日本について思ったからだ。
地道といえば地道。
でも、日本にはそんなアピールこそが似合いではないのかなぁ。