▲さて、米国の中国へ向けての貿易戦争は、様々な影響を発現せしめてようだ。
中国共産党がもう年内に瓦解するのではないのか---とか。
その内容、規模などは不明だが、なんらかの効果というか、習近平降ろし---を誘発しているのではあるまいか---という噂だ。
さてさて、どうなるものか。
まず、表題にある墨汁ぶっかけ騒動の記事から。
「墨汁ぶっかけ」で女性失踪の恐怖!
2018/07/24
今月になり、中国政治のゴシップがかまびすしいのはご存知だろうか。
いわく、習近平の懐刀が事実上の失脚状態にある。またいわく、習近平はこれから実権を奪われてレームダック化する……云々。
真偽のほどはともかく、中国国内の政情に関心を持つ在外中国人や、国外の中国ウォッチャーの間では注目を集めている話だ。
習近平の看板に墨汁をぶっかけた
発端となったのは、7月4日朝7時前に上海のビジネス街・陸家嘴で発生した「墨汁事件」である。これは同日、上海市内に暮らす董瑶琼という女性が「私は中国共産党による洗脳に反対する」「習近平の独裁的で専制的な暴政に反対する」と述べ、街角にあった政権のプロパガンダ看板上の習近平の顔に墨汁をぶっかけたものだ。
事件後、董瑶琼さんは自宅に警官がやってきた様子をツイッターで実況した後で行方不明になる。その後、一時はツイッターのアカウントが消滅した(現在は同名のアカウントが存在するが多くのツイートが消えている)。
中国ではかつて毛沢東時代に行き過ぎた権力集中と個人崇拝によって国家体制が硬直化し、多数の政治的迫害や社会の発展の停滞を招いた。そのため1980年前後に鄧小平が権力を握って以降はこれらが強く戒められてきた。
だが、2013年の習近平政権の成立以来、習近平はこれらのタブーを無視。
自分自身や父親の習仲勲に対する個人崇拝をなかば公然と復活させ、政権第2期となった今年春には国家主席の任期制を廃止したり、憲法に「習近平新時代中国特色社会主義思想」と自身の名前を冠した思想を盛り込むなど、やりたい放題となっていた。
これは現代中国版「裸の王様」なのか?
当然、これに違和感を持つ中国人は少なからずいた。しかし党内では人事権を事実上は握っている習近平の権勢が強すぎ、国内では庶民層を中心に習近平の人気が高すぎるために、アンチ習近平の声は従来は意外なほどに表面化せずにきた。
「中国が大国となる道路の新設計士」だの「人民が敬愛して戴く領袖」といった歯の浮くような言葉で習近平の個人崇拝が進められても、誰も文句を言ってこなかったのだ。
今回の墨汁事件は、上海の若い女性が「みんな薄々は思っていたけれど誰もしなかったことをした」という、童話の「裸の王様」みたいな事件である。
逆に言えば、習近平政権成立以来の中国国内では、この程度の行為すらもみんなビビってやらなくなっていたのだ。
▲補足、感想など
上の事件で、習近平さんの写真がとりはずされるという現象が起きた。
--ここから--
2018/07/16(月)
習主席統治に不満噴出か 中国、党内に異変相次ぐ
中国共産党内で、権力集中を進める習近平国家主席の統治手法に不満が噴出しているとの見方が出ている。
国営メディアが習氏への個人崇拝批判を示唆、習氏の名前を冠した思想教育も突然中止されるなどの異変が相次いでいるためだ。
米国の対中攻勢に手を焼く習氏の求心力に陰りが出ている可能性も指摘される。
「習近平同志の写真やポスターを全て撤去せよ」。
12日、習氏の宣伝用物品を職場などに飾ることを禁じる公安当局の緊急通知の写真が出回った。通知の真偽は不明だが、写真は会員制交流サイト(SNS)などで一気に拡散された。
同時期に国営通信の新華社(電子版)は、毛沢東の後継者として党主席に就任した故華国鋒氏が個人崇拝を進めたとして党内で批判を受けた経緯を詳述する記事を伝えた。
党が80年に「今後20~30年、現職指導者の肖像は飾らない」と決定したことにも触れた。記事はすぐ削除されたが、習氏を暗に非難したと受け止められた。
--ここまで--
なにかが中国政府の中で起きているのだろう。
人民元-米ドルのチャートをみていると、人民元がだだ下がりの状況にあり、1ドル=6.8人民元を超えている。
筆者の能力では、この向こうが見えない。掲示板の書き込みを拾ってみよう。
--ここから--
4:アメリカの関税の効果がこういう形で現れるわけか
5:何か政変があるのかもね
7:遂に中国崩壊か
待ってたぜ
10:いやわからんぞ。
きんぺー写真にインクぶっかけて逮捕された人がここ数カ月で尋常じゃない。
12:ほんまかいな
でも最近の中国はいい方にも悪い方にもコロコロ変わってるから分からんな
16:無いとは思うが、仮に習近平が失脚することになったら軍事的な内紛が起きてもおかしくない訳で
18:米中経済摩擦の結果がこれか
共産国は資本主義に勝てないのか
28>>18
資本主義以前に基軸通貨のドルを操る相手に太刀打ちできるわけがない
20:落ちた王に厳しいのが中国だからな
25:キンペーよ、これはもう大粛正するしか道は無いぞ。さあ早くしろ。
44:一帯一路は「中国しか得しねえし、自由と民主主義という価値観を重んじる我々の価値観と相反する」とか言ってEUから袖にされた。
33:あれじゃね?再開発に伴う土地の強制収用で立ち退かずに習近平のポスターを家に貼りまくって
「やれるモンならやってみろ」とか言ってたオヤジとか居たから、権威を乱用されるのを阻止する為にやってんじゃね?
36:中国共産党滅亡へ
39:中国内では3つの権力が激しく権力争いしてるが、
米国のスパイである江沢民派が米中貿易摩擦を気に、
習体制批判をけしかけてるんだろうな
40:抵抗勢力とかのあぶり出し中なんだろ
把握したら最大規模の虐殺始まるんじゃないか
46:人民解放軍が言う事を聞くわけねーし頼みの公安まで勝手に動き出したらキンペーなんてあっという間だろうな
カリアゲより酷い最期だったりしてな
59:>>47
江沢民→上海閥→瀋陽軍区(現北部戦区)→北朝鮮。北朝鮮は上海利権だから間違いない。
55:>習近平同志の写真やポスターを全て撤去せよ。これ本当ならえらいことじゃないか
まあデマだろうな
66:中国のような軍事独裁国家は軍のご機嫌を損ねると簡単に首をすげ替えるからな
軍部の利権第一主義、キンペーも只の駒
78:やっぱりアメリカ強いなw
88:まあこっちに情報漏れる程度なら案外本当に何かあんのかもね
99:なんだかんだキンペーは中央を押さえてるが江沢民は辺境の軍区と上海押さえてるのか
上海の経済力に密貿易が合わさり江沢民やっぱり最強だったりしないの?江沢民の軍区には核が無いらしいけど北経由で電撃武装とかしちゃったりなんかしちゃって
100:経済力ではアジアまるごと束にしてもアメリカに敵わないのに
中国一国で立ち向かったドン・キホーテだからなぁ。アジア人て馬鹿なのかな(自戒)
TBSでさえ、アメリカと中国ががっぷり四つに組むと
中国側は3手目で打つ手が無くなるから辞めれ
って中国を諭す論調だった。
103:独裁体制強めた事に対する批判にめちゃくちゃ過敏になってるとか言ってたけど関係あるんじゃないの。
129:習近平「江沢民派が強くて北朝鮮を抑えられません」
中国は都合が悪くなると一枚岩でないことをアピる。
149:共産党一極集中が崩れたら軍閥化して分裂しそう
154:政治的にも徐々に実質独裁じゃなくなってきてるのかな
気がついたら選挙やってたりして
170:まあキンペーが終わっても大して変わらんだろ
182:江沢民派は米民主党と密な関係らしいし
その辺バーターあるんかもしれんね。我々が皇帝にしたるさかい江沢民派を潰せ的な北に注力しだしたんもその一環やろな
194:集金のアホ、感情論でアメリカに喧嘩売ったからなぁ・・・
経済戦争しかけても勝ち筋ないよ。それが決めてで排除かな?なかなか冷静な中国人もいるようだね
204:中国なんか昔から分裂の繰り返しだったからな
家族しか信じないやつらが集まって13億人になっただけ
210:まあ単に「炙り出し」の情報だろうな。
212:キンペーの天下も意外と短かったなww
これも地味にインターネットのパワーなんだろうなぁ
チベットウイグルの開放も近いかな
215:百花斉放百家争鳴運動みたいなもんだろ。反対勢力を炙り出してから潰す。
222心配なのはここで尖閣に仕掛けて来ることかな
いつもの困った時の反日扇動来るかもだぜ
--ここまで--
「感情論でアメリカに喧嘩売ったからなぁ・・・
経済戦争しかけても勝ち筋ないよ。それが決めてで排除かな?」---。
そう、かもしれないなぁ。