2013年9月14日土曜日

大阪都構想は膨張主義だと—さ。

▲膨張主義?
 膨張というより、効率化主義という方が正しいだろう。
 しかも、金とモノと人がある程度、蓄積された場所でないと構想の意味がない。

 だから。
 そもそも、兵庫県とか滋賀県なんて、関係もない話なのだ。
 触れる資格がないというか、まぁ、「お呼びではない」のだ。

 さて。
 堺市長選で誰を応援するかは、その個人の勝手ではある。
 しかし。
 橋下さんの「都構想」の「本質」の部分を見間違えるような人にふれてもらいたくはないなぁ。

 以下、新聞から抜粋。


 関西広域連合長の井戸敏三兵庫県知事は、堺市長選で再選を目指す竹山修身市長を支援する同市での集会に出席し、 橋下徹大阪市長らが掲げる都構想について「膨張主義だ。ムードだけで制度を変えるのが一番いけないこと」と指摘。
 竹山氏支持 を訴えた。

 集会は堺市の大阪都参画に反対する市民団体の主催で、矢田立郎神戸市長も参加。
 井戸氏は、嘉田由紀子滋賀県知事も 竹山氏を支援しているとし、「(広域連合の)仲間の竹山氏が危機にさらされている。連合長の責任として、堺を残そう」と強調した。


▲補足、感想など

 それは、橋下さんの「都構想」なるものがうまくいくかどうかは分からない。
 
 核心はどこにあるのかな。
 おそらく。
 大阪市、大阪府というところが、日本では二番目<こう書くと、神奈川県はどうした、千葉県はどうしたとかなるが—東京圏というメガロシティトは一つのものとして扱う>の金、モノ、人の集積した場所だという事実だろう。

 この西日本で唯一の人、もの、金の集積した場所を「効率化」して、東京都に対抗?<気持ちで>できるような場所にできないか—というのが橋下さんの「大阪都構想」の核心部分であろう。

 だから。
 冒頭でふれたように、兵庫県・滋賀県などそもそも埒外なのだ。
 関係ないよ—という世界だ。

 そして。
 大阪市と堺市というものが、大阪都構想の中核部分にあるので、堺市の市長選にこれだけ維新の会は必死となるのだ。

  だから。
  堺市長選で、維新の会が敗れれば、都構想も頓挫するだろうなぁ。

  そういえば、と思い出した。

  東京の人が言っていた。
  大阪というところは、東京に比較すれば、田舎というか見すぼらしく感じる。
  でも、東京の次といえば、「大阪」しかないのだ。

  この感覚だな。
  東京に対抗できるところは、日本中で「大阪」しかないのだ。

  だから。
  うまくいくかどうかは分からないが、「都構想」に賭けてみるか—という人も多いのだろう。