2013年9月13日金曜日

死刑執行に賛成する。

▲谷垣法務相は、着実に仕事をしている。

 そうだな。
 なにが核心なのだろう。

 法務相というポストにつく人が、国家を代表して、国民を代表して「執行する」覚悟があるかどうか—ということだろう。

 民主党に江田なんとか—という法務相がいたが、どうしてもこの「国民を代表する」という意味が理解できない人だった。
 逆に言えば、こういう人は国会議員たる資格を有しない人なのだ。
 国会議員になってはならない人だ。

 総理大臣であれば、国軍の長でもある。
 先の大戦では、300万人近い国民を「死に追いやる」形となり、その責を一人で負わざるを得ないポストということでもある。

 どれもこれも、国民を「代表して」、「国家を代表して」執行する—ということなのだ。
 上でふれたような「責め」を自分でじっと耐える覚悟のあるものだけが、なれるポストであるともいえる。

 谷垣法務相は、その「覚悟」のもとに国民を代表して「執行」しているのだ。

 死刑制度がおかしい—というなら、そういう制度(法律だが)を変える運動をすればいいことだ。
 ただ、日本では85%以上の人が「死刑制度」に賛成している。

 以下、新聞から抜粋。


 4か月半ぶりに死刑囚1人の刑が執行された、死刑廃止を訴える団体が記者会見し、「死刑廃止は国際的な流れ。日本は国際社会で孤立を深めている」 などと批判した。
 この日執行されたのは、2004年に横浜市の中華料理店経営者の男性(当時77歳)を射殺して現金を奪い、東京メトロ渋谷駅でも駅員を銃撃するなどした熊谷徳久死刑囚(73)。

 1審は無期懲役だったが、2審で死刑となり、11年3月に最高裁で確定した。
 監獄人権センター代表の海渡雄一弁護士は「殺害されたのは1人で、死刑は重すぎる。
 裁判官の間でも判断が分かれた事案で、執行は避けるべきだった」と批判。

 アムネスティ 日本の若林秀樹事務局長も「死刑廃止の世界潮流に背を向ける執行は残念」と述べた。


▲補足、感想など

 死刑廃止は世界の潮流—だなんて、なんのことだ。
 ここは日本だ。

 この世には、どうしても生きていてはならない人間というものが存在する。
 無惨に自分の子供、兄弟などを殺害された時、その親族はどうしても極刑を望むであろう。
 これはもう致し方あるまい。

 そのあたりが、国民の85%以上が死刑制度を肯定している理由であろう。

 この日本人の感覚を「日本は孤立を深めている」などという言葉で変えることができるのなら、やってみればいい。